「こうあるべき」を手放せば、人生は楽になる(東洋経済オンライン)

6/11(月) 6:00配信

東洋経済オンライン

 こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

 友達に自分の悪いところを指摘されたとき、「バカにしているのかな」「失礼だ」ととらえれば、気分が下がると思いますが、「自分のことをよくわかってくれている」と思い、あえて言ってくれたととらえればどうでしょうか。私たちがストレスを感じるのは、この「とらえ方」が大きく影響していて、同じ出来事に遭遇しても、その出来事のとらえ方によって、気分が上下します。

■バスに乗り遅れてしまったら? 

 運がいい悪いも同じで、「運がいい」と思う人たちは、起こった出来事から自分にプラスになる目的を見いだし、反対に「運が悪い」と思う人たちは、マイナスの目的を見いだす傾向があります。

 バスに乗り遅れてしまった。あーあと思った次の瞬間。

 ・プラスの思考
「まぁいいか。歩いて運動不足を解消できると思おう。風も気持ちいいし気分転換にもなりそう」

 ・マイナスの思考
「帰りがけに○○さんが話しかけてきたからだ。ほんとあの人は空気読めない人だわ。嫌になる」

 といった具合です。

 もちろん、すごく急いでいるときや状況によっては、プラスの気分になれないことはあるかと思います。

 ただ、日常に起こりうることであれば、プラスの意識を持つだけで、気持ちが楽になります。そして、気持ちが楽になればなるほど、プラスに考えられる機会が増え、よいスパイラルを招きます。

 このような思考グセは、性格や身を置いてきた環境に左右されることも多いのですが、意識的に変えていくことが可能です。

 物事には多面性があり、すべてのことによい面と悪い面が存在します。よい面を見るようにする、自分にとってよい解釈をする、これがよかったのだという目的を見いだすといった意識が大切で、最初のうちは「とはいっても」と自分に反論したくなることもあると思いますが、続けていくことが肝心です。

■「べき」思考を再考する

 もう1つ、私たちの心を不快にさせるとらえ方が「べき」思考です。言葉のとおり「○○すべき」「こうあるべき」という強い呪縛のような思考のことです。

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「8年前よりも深刻」な日本代表に求める覚悟(東洋経済オンライン)

6/10(日) 21:05配信

東洋経済オンライン

 同じ2018年ロシアワールドカップ出場国との本番前哨戦と位置付けられた8日のスイス戦(スイス・ルガーノ)を0-2で落とした日本代表。これで海外組を含めたフルメンバーでは昨年10月のハイチ戦(日産スタジアム)から7戦未勝利という泥沼に陥っている。

 4月のヴァイッド・ハリルホジッチ前監督解任後、チーム状態が上向くかと思われたが、西野朗監督率いる新体制は先月30日のガーナ戦(日産)に続く2連敗。前者は新布陣の3-4-2-1で挑み、今回は慣れ親しんだ4-2-3-1の基本布陣で戦ったが、どちらもイージーなミスから2失点。日本はゴール欠乏症に直面するという本番ではあってはならないシナリオが現実になってしまった。

■初戦までもう残された時間は少ない

 「試合内容、特に守備の部分でよくなってきているのは間違いない」とキャプテン・長谷部誠(ドイツ1部・フランクフルト)が前向きに言い、指揮官も「私自身はネガティブに捉えていない。いいチャレンジをしていると思う」と語気を強めたように、前進している部分は確かにあるのだが、19日の初戦・コロンビア戦(サランスク)は10日後に迫っている。

 今はチャレンジをする時期ではなく、チームを固めるべき時期。にもかかわらず、西野監督はいまだに3バックと4バックの併用を含め、さまざまな戦い方を求めてトライする考えを捨てていない。本番前最後のテストマッチとなる12日のパラグアイ戦(インスブルック)もここまで控えだったメンバーを中心に試合に出す意向だという。これには、どうしても違和感が拭えない。

 同じくワールドカップイヤーに入ってから1勝もできないまま本大会に突入した8年前の2010年南アフリカワールドカップ直前もチームは大きく揺れ動いていた。

 実際、指揮を執っていた岡田武史監督(JFL・FC今治代表)が壮行試合の韓国戦(埼玉)で0-2で惨敗した後、当時の日本サッカー協会の犬飼基昭会長に進退伺を申し出る事態にまで発展している。ただ、その直後に歯に衣着せぬ発言のできる田中マルクス闘莉王(J2・京都サンガ)らが口火を切って、超守備的な弱者の戦いに転換することを決断。その新たな一歩が5月末のイングランド戦(オーストリア・グラーツ)だった。

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残されたパラグアイ戦をテストに使う功罪(東洋経済オンライン)

6/10(日) 21:05配信

東洋経済オンライン

 同じ2018年ロシアワールドカップ出場国との本番前哨戦と位置付けられた8日のスイス戦(スイス・ルガーノ)を0-2で落とした日本代表。これで海外組を含めたフルメンバーでは昨年10月のハイチ戦(日産スタジアム)から7戦未勝利という泥沼に陥っている。

 4月のヴァイッド・ハリルホジッチ前監督解任後、チーム状態が上向くかと思われたが、西野朗監督率いる新体制は先月30日のガーナ戦(日産)に続く2連敗。前者は新布陣の3-4-2-1で挑み、今回は慣れ親しんだ4-2-3-1の基本布陣で戦ったが、どちらもイージーなミスから2失点。日本はゴール欠乏症に直面するという本番ではあってはならないシナリオが現実になってしまった。

■初戦までもう残された時間は少ない

 「試合内容、特に守備の部分でよくなってきているのは間違いない」とキャプテン・長谷部誠(ドイツ1部・フランクフルト)が前向きに言い、指揮官も「私自身はネガティブに捉えていない。いいチャレンジをしていると思う」と語気を強めたように、前進している部分は確かにあるのだが、19日の初戦・コロンビア戦(サランスク)は10日後に迫っている。

 今はチャレンジをする時期ではなく、チームを固めるべき時期。にもかかわらず、西野監督はいまだに3バックと4バックの併用を含め、さまざまな戦い方を求めてトライする考えを捨てていない。本番前最後のテストマッチとなる12日のパラグアイ戦(インスブルック)もここまで控えだったメンバーを中心に試合に出す意向だという。これには、どうしても違和感が拭えない。

 同じくワールドカップイヤーに入ってから1勝もできないまま本大会に突入した8年前の2010年南アフリカワールドカップ直前もチームは大きく揺れ動いていた。

 実際、指揮を執っていた岡田武史監督(JFL・FC今治代表)が壮行試合の韓国戦(埼玉)で0-2で惨敗した後、当時の日本サッカー協会の犬飼基昭会長に進退伺を申し出る事態にまで発展している。ただ、その直後に歯に衣着せぬ発言のできる田中マルクス闘莉王(J2・京都サンガ)らが口火を切って、超守備的な弱者の戦いに転換することを決断。その新たな一歩が5月末のイングランド戦(オーストリア・グラーツ)だった。

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雨の日に洗濯物の生乾きを防ぐテクとは?(東洋経済オンライン)

6/10(日) 17:00配信

東洋経済オンライン

今年こそニオわせない! 働く女性140人に「雨の日の洗濯&生乾き対策」をアンケートしました。
 梅雨時になると困るのが洗濯。わずかな晴れ間をねらって干しても雨に降られたり、部屋干しすると生乾きの嫌なニオイがしたり…。そこでマイカジ編集部では働く女性に実施したアンケートから、忙しい人でも今すぐ試してみたくなる洗濯術・生乾き対策をご紹介します! 

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■約7割の女性が悩んでいる! 梅雨時の洗濯物事情

 マイカジ編集部が働く女性に「梅雨のシーズンに生乾き・部屋干しのニオイに悩まされていますか?」とアンケート調査をしたところ、65%の女性が「生乾き」や「部屋干しのニオイ」に困っていることが分かりました。

 Q.梅雨のシーズンに生乾き/部屋干しのニオイに悩まされていますか? 

 多くの女性が「生乾き」「部屋干しのニオイ」を乗り切るために、家の中でも干す場所を工夫していました。

 Q.雨の日はどこで洗濯物を干していますか? 

 洗濯物を干す場所を見てみると「部屋・居間」が最も多く、「お風呂場・脱衣所」が次に続いています。洗濯物を乾かすのに便利な「乾燥機」や「乾燥機能つきの洗濯機」を使う人は7%と少数派です。

■バスタオル・タオルが断然トップ

 Q.雨の日に生乾き/部屋干しのニオイに困る洗濯物は何ですか? 

 生乾きで困る洗濯物は、毎日使うバスタオル・タオルが断然トップ。ほかにもトレーナー、パーカー、ジーンズと下着がランクインしています。トレーナーやジーンズは厚手だし、パーカーはフードがあるし…確かにどれも乾きにくくて困りますよね! 

 それでは、実際のアンケート結果から、働く女性のリアルな生乾き対策を見ていきましょう! 

■働く女性が試している、生乾き対策ベスト3は? 

 Q.雨の日に実施している生乾き/部屋干し対策は何ですか? 

 第1位は「抗菌洗剤を使う(49人)」

 「「抗菌」「生乾き対策」等の表示がある洗剤を使用します。」(30代後半)

 「抗菌洗剤や部屋干し専用の洗剤を使っています」(40代前半)

 生乾きのいやなニオイを抑えてくれる抗菌洗剤は、これからの季節に強い味方。ニオイの原因となる雑菌が繁殖しないよう、洗濯槽の掃除も心がけたいものです。

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定年後に「働いて稼げる人」は何が違うのか(東洋経済オンライン)

6/10(日) 15:00配信

東洋経済オンライン

年金危機や老後破産など、今や長寿をリスクと考えてしまいがち。だが、ある一点気持ちを切り替えることで、逆に老後に可能性を感じさせてくれる本。『定年前後の「やってはいけない」』 を書いたCEAFOMの郡山史郎社長に聞いた。

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■先の人生に楽しみを見いだしていくほうがずっと幸せ

 ──今年83歳になられますが、働くこと以外に幸福な老後はない? 

 働きますと、他人の苦労を助けたり周りを喜ばせたりできて、ちょっとうれしいんです。若いうちは出世競争や、子どもの教育費、住宅ローンを抱えて、もっと稼がなければとそっちが先に来ちゃう。私は60歳過ぎていろいろ事業をやってきて、楽しくてしょうがない。毎日毎日問題は出てくるけど、それを一生懸命片付けることがだんだん楽しくなってきています。

 30代、40代の頃とは、考え方も感じることもだいぶ違うような気がします。プレッシャーが少ないんです。何かうまくいかなくても、年寄りだからしょうがない、と最初から期待されてない(笑)。そこで少しだけうまくいくと、「やった!」と満足感があります。

 老後の家計は労働収入を柱とし、年金はあくまで補助的にとらえる。少しでも働いて日々の生活費を稼ぎ、先の人生に楽しみを見いだしていくほうがずっと幸せです。

 ──人生の区切りを「定年前・定年後」ではなく、45歳を折り返し地点に「第1ハーフ・第2ハーフ」という視点で書かれてますね。

 人間の能力は45歳を過ぎると落ちていく。新しい能力はほとんど身に付きません。定年で人生に区切りがついて、残された老後があるという話ではなく、人生は一続きです。責任を背負って競争している時代とは違う生き方ですね。第2ハーフはいっそ仕事をがらりと変えていいと思う。自分の市場価値、選べる仕事、生かせる能力、体力などすべて違う。過去とどれだけ決別できるかが定年後どれだけ幸せになれるかのカギです。

 ──定年退職の準備は45歳前後で始めよ、ということですか? 

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「炭水化物抜き」の人に勧めたい炊飯器3機種(東洋経済オンライン)

6/10(日) 7:00配信

東洋経済オンライン

 昨今の健康志向、低炭水化物ダイエットで槍玉に挙がるのが、日本の主食である「ご飯」だ。中でも白米は、ダイエットのために食べないという人が増えている。

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 もちろん飽食の日本ではご飯を食べなくても、多くの選択肢があり、困ることはない。コンビニのおにぎりやお弁当などの中食を含まない調査ではあるが、総務省家計調査によると、家庭でのおコメの購入金額は2011年よりパンに抜かれており、すでに主食の座は明け渡しているのだ。家庭でご飯を炊かなくなってきている時代に炊飯器を買うメリットと、選び方を紹介しよう。

■ダイエット中の人にお勧めの専用炊飯器

 ダイエットやカロリーのことは気になるが、それでも白米が好き、という人も多い。いわゆるご飯党の人だ。糖質制限をしても、ご飯を食べていないと物足りない、そう考えるなら罪悪感なくご飯が食べられる炊飯器を使うといい。サンコーの「糖質カット炊飯器」なら、約33%の糖質をカットしたご飯が炊ける。

 仕組みはこうだ。ザル状の内釜に白米をセット。そして外釜には通常より多めの水を入れておく。炊飯を開始すると、一部の水が下部のタンクに分けられる。その後、おコメの浸かった水が沸騰し、おコメを炊き始める。糖質をカットする仕組みはここにある。「糖質カット炊飯器」ではおコメから糖質が溶け出したこのお湯を下部タンクの排水エリアに捨ててしまうのだ。そして、逃しておいた別の水を再び戻してご飯を炊きあげる。

 「糖質カット炊飯器」で炊いたご飯は、高級炊飯器で炊いたご飯と比べると甘みがなく、モチモチ感も弱めであっさりした食感だった。おコメのおいしさが詰まった「おねば」を糖質とともに捨てているのでそれは当然ともいえる。糖質を制限しながらご飯を食べられることが、この「糖質カット炊飯器」の利点だ。ダイエット中でも罪悪感なく白米を楽しむことができる。

 ダイエットに向く炊飯器はほかにも登場している。タイガーの「とらひめ調理器」だ。これはタイガーがタピオカやこんにゃくなどを原材料に独自開発した米粒状加工食品「とらひめ」が炊ける調理器。コメに比べて糖質約47%、カロリーを約50%カットでき、さらに食物繊維を約8倍摂取できるのが特徴の食品だ。

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「潰れる銭湯と生き残る銭湯」にある明確な差(東洋経済オンライン)

6/10(日) 7:00配信

東洋経済オンライン

 戦前、都内には2900軒以上の銭湯があった。それが戦争で400軒ほどに激減した。その後、日本の経済成長と人口増と軌を一にして増加したものの、内風呂の普及から1968年の2687軒をピークに減少。文京区のように1960年代後半の60軒以上がここ50年ほどで6軒と10分の1以下にまで減っている例もある。

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 今でも都内では週に1軒は潰れるとさえ言われる斜陽産業、銭湯。だが、本当に斜陽なのか――。そんな疑問を抱いたのはある廃業した銭湯を見学して、周辺を歩いていたときだ。古いままの設備では若い女性は来ないだろう。小さな木造家屋が並び、寂れた商店街が続く町では銭湯でなくても潰れるだろう。だとしたら銭湯のすべてが斜陽というのではないのではないか。まちや設備、経営に問題があるのではないか……。

■生き残り最低限の条件は立地と設備だが…

 そこで、まずは繁盛している銭湯を見て回ることにした。調べてみるとかなりの繁盛店があるのだが、まずは品川区にある清水湯を訪ねた。武蔵小山駅から歩いて5分ほどの好立地にある清水湯は、1994年に温泉掘削に成功し、2006年に2本目を掘削。その時点で建て替えられ、2代目となる川越太郎氏が後を継いだ。

 2種類の温泉が銭湯価格で楽しめるとあって現在に至るまで入湯客は右肩上がりに増え続けており、土日には洗い場がいっぱいでカランを待つ人が出るほど。もっと風呂場を広くしておけばよかったとうれしい悲鳴を上げているという。

 品川区では人口、武蔵小山駅では駅乗降客数がともに増えており、若い世代の流入もある。今後、駅前にタワーマンションが完成すれば人口はさらに増えるだろう。廃業した銭湯のあったまちに比べると、まちとしてのパワーには雲泥の差がある。

 加えて設備が新しく、温泉という内風呂にはない魅力がある。川越氏によると、今やっていけている銭湯は、情緒を売りにする下町エリアを除けば、建て替えなどで設備が更新されているところだという。だが、簡単に建て替えられないところに銭湯の難しさがあるのだとも。

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セルフ飲食店で「席取り」して盗難にあう悲劇(東洋経済オンライン)

6/10(日) 6:00配信

東洋経済オンライン

 セルフサービス方式のカフェやファストフード店が増えた。気軽に立ち寄りテイクアウトもできる便利さと、店側にとってはフルサービス店に比べて人件費をコントロールできることも要因だろう。

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 しかし、そういったお店は基本的に混んでいることが多い。困るのが、注文して商品を受け取っても店内に飲食するための席がない場合だ。

 先日、筆者のゼミ生から「ファストフード店で、席取り用にテーブルに置いていたハンドバッグが注文中に盗まれてしまい、たいへんな思いをした」という話を聞いた。財布、定期券、学生証、家の鍵など大事なものがすべて入っていたという。

■注文前に席を取るのはマナー違反? 

 かつて、日本人は「水と安全がタダだと思っている」と言われ、海外に出掛けたらそうではないという戒めにこの言葉が使われたが、もはや国内でも水と安全どちらもタダではない状況にある。

 そもそも注文前に席を確保するためにバッグなどのモノを置くことはマナー違反という考えの読者もいるのではないだろうか。

 たとえば、日帰り入浴施設などでは、洗い場やリラックススペースのソファなどの場所取り禁止をうたっている場合が多い。場所取りをしている間は誰も使えず、むしろ混雑の原因にもなるからだ。

 しかし最近、セルフのカフェやファストフード店などでは禁止ではなく、むしろ注文の際に店員から「席は確保されていますか?」と聞かれ、席を確保してからオーダーするように勧める店も見られる。

 こういったお店には全国的に展開するチェーン店が多い。ただ、本部が現場に「席取り」に対してマニュアルを設けているわけではないようだ。「店舗ごとにお客様の状況を見て判断し対応している」(大手コーヒーチェーン)といった回答も得られた。

 お店としては注文しても席がないという苦情を受けても困るから、まず席を確保してから注文してほしいということだろう。暗黙知としてあったマナーとしての問題より、クレーム防止を優先しているものと思われる。

■混雑時に1人だったらどうすればいいのか

 問題は1人で利用した場合だ。複数人での利用であれば、誰かを席に残してオーダーに向かえばよいが、1人の場合は何か持ち物をテーブルや席に置いてオーダーせざるをえない。その間は持ち物から目を離すこととなり、冒頭の学生のように誰かに盗まれる可能性がある。混雑しているときはなおさらだ。

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インド・ヨーロッパ語族は、どう拡散したのか(東洋経済オンライン)

6/9(土) 15:00配信

東洋経済オンライン

 複数の角度から証拠となるものを収集し、それらを慎重かつ巧妙に組み合わせながら、歴史の大きなうねりを炙り出していく。研究の醍醐味、そして読書の醍醐味をこれほど堪能させてくれる本はそうないだろう。

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本書『馬・車輪・言語』の主題は、インド・ヨーロッパ語族の拡散だ。英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語。そして北欧や東欧の諸言語に、ウクライナ語、ロシア語、ギリシャ語。さらにはペルシャ語や、ウルドゥー語、ヒンディー語など。それらはいずれも共通の起源を持ち、それゆえに「インド・ヨーロッパ語族」と総称される(図1参照)。その語族の言語は世界に広く分布していて、現在、それらを話す人たちはなんと30億人に達する。

■なぜ、それほど広い地域に拡散したのか

 周知のように、インド・ヨーロッパ語族の拡散は大航海時代以降に加速している。だがじつは、すでに紀元前400年の時点でも、その語族はアジアやヨーロッパの広い地域に分布していた(図2参照)。ならば、インド・ヨーロッパ語族はどうしてそれほど広い地域にいち早く拡散したのだろうか。本書はその大きな謎に、おもに考古学と言語学を武器として挑んでいく。

 上下巻で、本文だけで650ページを超える大著だ。その議論を詳細に紹介するというのは、字数の点でも能力の点でもわたしの限界を超えている。そこで以下では、その議論のごく大まかな流れを紹介することにしたい。

■印欧祖語はいつ、どこで話されていたのか

 インド・ヨーロッパ語族はどうしていち早く広い地域に分布することになったのか。その謎に挑むにあたって、著者は問題を大きくふたつに分解する。すなわち、インド・ヨーロッパ祖語の原郷をめぐる問題(第I部)と、その語族の具体的な拡散過程に関する問題(第II部)だ。

 インド・ヨーロッパ語族の諸言語は共通祖先を持っており、その共通祖先にあたる言語は「インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語、Proto-Indo-European)」と呼ばれる(図1参照)。では、印欧祖語はいつ、どこで、どんな人たちによって話されていたのか。これが第一の問題である。

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寝室の環境を見直せば「睡眠の質」が上がる(東洋経済オンライン)

6/9(土) 12:10配信

東洋経済オンライン

 最近、出張でとあるビジネスホテルに泊まったときのことです。そのホテルの窓にはカーテンがなく、障子風の扉がついているだけでした。見た目はとてもおしゃれだったのですが、嫌な予感がしました。

 その予感は的中。なんと起床予定時刻よりも1時間半以上早く目が覚めてしまったのです。原因は部屋の明るさでした。目が覚めたときは部屋中明るい状態。昼間ならありがたいですが、睡眠には妨げになります。カーテンがないので目の上に手を置いたり、頭からふとんをかぶったりしながら二度寝しましたが、次に目覚めたときの気分はよくありませんでした。

 このほかにもホテルの部屋の空気が乾燥していて、喉に違和感を感じて眠れない、隣の部屋のテレビや話し声がうるさくて眠れないという経験をしたことがある方も多いはず。そもそも環境が変わると眠れなくなるという人もいます。

 このように寝室環境は睡眠に大きな影響を及ぼします。そんな寝室に求められるのは、とにかくリラックスできる安全な環境であること。お気に入りの寝具、好きな色などに囲まれ、落ち着ける空間であることはもとより、眠りに影響を及ぼす温度、湿度、光、音、香り、衛生面について考慮されていることが大切です。

■夏の冷房は睡眠の前半がおすすめ

 寝苦しい夏に向けて最も気になるのは温度と湿度でしょう。洋服を着た状態では、平均して温度26~28℃、湿度50%くらいが目安とされます。これはズバリ空調機、特にエアコンの使い方がカギになります。

 夏、寝苦しさを感じる原因は、湿度が高いと汗がかわきにくく、深部体温が下がりにくくなるからです。そのため、睡眠の前半にエアコンが効いた状態にするのが理想的。とはいえタイマーが切れると10分程度で室温が上昇し始めるため、「切タイマー」を3時間に設定しておくと眠り続けやすくなります。

 一晩中強めの冷房を入れてしまうと、深部体温が最も下がる明け方に寒さを感じて目が覚めてしまいます。朝も涼しくしておきたいときは、起床時刻の前に「入タイマー」をセットするように工夫しましょう。また直接エアコンの風が体に当たらないよう配慮してください。最近ではバルミューダをはじめとする体に負担をかけにくい、優しい風が送れる扇風機も販売されているので、そういう製品を切タイマーで活用するという手もあります。

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