子なし、子ありで結婚生活の満足度は変わる(東洋経済オンライン)

11/18(日) 6:20配信

東洋経済オンライン

長寿化が進み「人生100年時代」を目前に控えた今日、家族や夫婦のあり方や結婚に対する意識も変化し、多様化しています。本稿では、明治安田生活福祉研究所の「人生100年時代に向けた意識調査」から、結婚やパートナーに求める意識と実態についての調査結果を2回に分けてご紹介します(本記事は第1回)。今回のテーマは40~64歳の既婚者が抱く「結婚生活の意識と実態」です。

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■結婚生活に満足している割合

 40~64歳の既婚者について、結婚生活に満足している割合(「とても満足」と「どちらかと言えば満足」)を、子どもの有無と夫婦の働き方別でみてみました。男性については、子どもの有無や働き方にかかわらず8割弱~9割弱が結婚生活に満足しています。女性については、子どもがいる場合は7割強~8割弱、子どもがいない場合は8割弱~9割弱が結婚生活に満足している様子がうかがえます。

 「とても満足」の割合については、夫婦とも正社員の世帯が男女ともに最も高くなっています。また、子どもがいない既婚者のほうが子どものいる既婚者よりも高く、夫婦とも正社員で子どもがいない世帯では、男性39.2%・女性34.5%となっています。

 次に、離婚や結婚生活の不満などについて既婚者の意識をみてみます。

 40~64歳の既婚者について、今も離婚を考えている割合(「今考えている」と「ときどき考えることがある」)を子どもの有無と夫婦の働き方別にみると、子どもがいて夫婦とも正社員で働く女性が最も高くなっています(41.7%)。子どもがいて非正社員で働く女性についても33.2%で、子どもがいて専業主婦の女性は24.4%となっています。

 子どもがいない女性は、子どもがいる女性よりも今も離婚を考えている割合は低く、夫婦の働き方にかかわらず約2割にとどまります。

■男性の離婚に対する考え方は? 

 男性も同様の傾向で、今も離婚を考えている割合は、子どもがいて夫婦とも正社員で働く男性が最も高く(27.3%)、子どもがいて妻が非正社員の男性(23.5%)、子どもがいて妻が専業主婦の男性(22.0%)と続きます。また、子どもがいない男性は、子どもがいる男性よりも今も離婚を考えている割合は低く、夫婦の働き方にかかわらず1割強~2割弱にとどまります。

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「週10回、月7万」カレーを食べる25歳の正体(東洋経済オンライン)

11/18(日) 6:00配信

東洋経済オンライン

 よく見慣れた光景も、「カレー」というフィルターを通すことで、別の世界が見えてくる。同一ジャンルのカレー店が目につく街、本業の裏でひそかに“カレー活動”する人、局地的に巻き起こるカレーの新潮流。そうした、カレー目線からこそ見える異世界=「カレー経済圏」を訪れる本連載。

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 今回はインスタグラムにカレーの投稿を上げて多くのフォロワーを得る「カレーインスタグラマー」にスポットを当てた。取材した2人は、カレーを生業とするわけではなく、仕事をしながらカレーの食べ歩きにいそしんでいる。多い時は週に10店以上も食べ歩くというその生活は、はたしてどんなものか。ある日のカレー活動に潜入し、素顔を垣間見た。

■異彩を放つインスタページ

 1人目のインスタグラマーは、さと2(サトツー)氏だ。インスタネームは「sato2curry/さとうのカレー」。フォロワーは現在6500人強(2018年11月15日現在)。意外と少ないと感じるかもしれないが、カレーインスタグラマーでフォロワーが1万人以上いる人はまれなので、この数字はトップレベルだ。

 さと2氏のインスタページは、特異な世界観を放っている。まずプロフィール写真は片方の瞳に寄ったもので、紹介文には「カレーはうねりです」との一文が。そしてカレーの投稿には「西の古いカレーをみたよ」「自分にはもっていないものをかざされ思い知らされ満たされて超ゼロな感じ」「交互入浴と交互カレーと風呂上がりのフルーツ牛乳をしばきあげてプハーの高円寺」といった、独特のポエトリーな文体が踊る。そして投稿が1日1店以上のペースでアップされていく。

 そしてこのさと2氏、インスタページを見ると男性にも思えるが、実は若い女性である。そんな彼女のある日のカレー活動に潜入した。

 店は東京都港区にある「サンライン」。カレー店でありながら、お客に水を一切出さないことで知られる。店内には、時代や場所を忘れさせるような不思議な空気が流れている。

 カレーが到着すると、さと2氏はまずスマホでサッと撮影を済ませる。アングルは斜め上からと、真上から。そしてカレーを食べ始めると、言葉が止まる。カレースプーンをひとさじひとさじ丁寧に口へ運び、時に目を閉じ、時にカレーの表面を検分する。また、時おり店員にカレーについて質問する。そして15分ほどできれいに完食。店を出てから感想を聞いてみた。

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ごみ収集の現場は「ティール組織そのもの」だ(東洋経済オンライン)

11/17(土) 15:00配信

東洋経済オンライン

 「ちっくしょぉぉぉー!!」思わず天を仰いでしまった。隣で立ち読みしていたビジネスマンをびっくりさせてしまったのは申し訳なかったけれど、こんな面白そうな本を見逃していたのだから仕方ない。奥付をみると初版は5月30日、9月10日で5刷とある。面白い本が出たよ! と超速でお知らせしたいHONZの一員からするとこの遅れは痛恨の極みだ。

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■新宿区でのごみ収集実体験レポート

 偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヶ月にわたって清掃員としてごみ収集の現場を体験した記録だ。この時点でもう、面白そうな雰囲気ビンビンである。

 なにしろ新宿区は、歌舞伎町や新宿二丁目、荒木町といった個性あふれる歓楽街や飲食街を抱えている。それに文化や生活習慣が異なる外国人も多い。今年の成人式で驚いたのは、新宿区の新成人の45%が外国籍だったことだ。新宿区の人口は34万6975人(2018年11月1日現在)。約12%にあたる4万3690人が外国人だ。比率は23区中トップ。そんな新宿区でごみ収集とは、聞いただけで大変そうである。

 地方自治というと、メディアはとかく「スーパー公務員」にスポットライトを当てがちだ。「調整型から立案型へ」の合言葉で一時は21世紀型の公務員像と持て囃されたが、著者はこれに違和感をおぼえていたという。行政を支えているのは、光が当たらなくても自らの役割をコツコツとこなしている人々ではないか。そうした人々を可視化することこそが、地方自治への理解につながるのではと考え、著者はごみ収集の現場に飛び込んだ。

 その心意気やよし! ……なのだが、実際に体験した現場はとんでもなく過酷だった。本書には初めて知るごみ収集現場のディテールが満載だ。

 普段よく見かける収集車は「小型プレス車」と呼ばれる。ごみを「押し板」で圧縮しながら最大約2トンを積み込める車だ。新宿区では車1台につき作業員2名で作業し、1日に6台分を積み込むよう作業量が決められている。

 初めて向かった現場はファミリータイプのマンションだった。容量いっぱいに紙おむつなどを詰め込んだ袋が多く、雨を吸ってずっしり重い。60リットルのごみバケツいっぱいに詰められたごみを、投入口まで抱え上げてひっくり返す作業は想像以上の辛さだ。さらにプレス車の回転板は、縄跳びに入っていくようにうまくタイミングを見計らって投げ込まないと、袋が落ちてしまい拾い上げるのに余分な体力を使うはめになる。しかも均等にタンクの中に押し込まれるように左右に投げ分けなければならない。

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「戦力外」プロ野球選手の争奪戦が起こる事情(東洋経済オンライン)

11/17(土) 7:40配信

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 NPB(日本プロ野球機構)の各球団は、翌年の支配下登録をする予定の選手名簿(契約保留選手名簿)を11月末日にNPBに提出する。今年の支配下選手で、この名簿に掲載されていない選手は「戦力外」となる。

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■「NPB12球団合同トライアウト」とは何か? 

 戦力外となった選手は引退するか、現役続行かの選択に迫られる。現役続行を決意した選手には、海外や独立リーグ・社会人野球などでプレーする道も残されているが、NPBの他球団との契約を希望する選手は、何らかの方法で他球団に実力をアピールしなければならない。

 かつては、秋季キャンプや球団の施設に選手を呼んでテストをしていたが、戦力外選手により多くのチャンスを与えようと、2001年から「12球団合同トライアウト」が行われるようになった。

 2014年までは東西2カ所で実施されたが、2015年からは各球団が持ち回りで開催している。

 今年は11月13日に、福岡ソフトバンクホークスの二軍本拠地タマホームスタジアム筑後で行われ、48人が参加した。

 この催しはいわばプロ野球選手の「再就職フェア」のようなものではあるが、その現実は非常に厳しい。

 シーズン終盤になると、各球団では、来季の構想から外れる選手が内々にリストアップされる。各球団の支配下選手の定員は「70人」と決まっているためだ。ドラフトで獲得を目指す選手の数だけ、席を空けなければならない。支配下を外れた選手は「育成選手」として再登録することもあるが、「育成枠」は若手でキャリアの乏しい選手のステ-タスだ。中堅以上の選手は戦力外にせざるをえない。

 そのリストが固まると、球団の編成担当は選手本人にそれとなく意向を打診する。また、他球団とも情報交換をして移籍の可能性を探る。

 シーズン終盤に、二軍にいる中堅、ベテラン選手が二軍戦に出場することがあるが、これは他球団の指導者や編成担当へのプレゼンテーションの意味合いがある。

 レギュラーシーズンが終わると、2回に分けて戦力外通告期間が設けられる。これによって、来季の「支配下登録選手名簿」から漏れる戦力外選手が明らかになる。

 それなりの実績がある選手は、すでに他球団への移籍が「内定」している場合がある。そこまでいかなくても、好感触を得ている選手もいる。そういう選手は原則としてトライアウトは受けない。

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結婚10年「元専業主夫」が33歳で離婚した理由(東洋経済オンライン)

11/17(土) 6:00配信

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単純計算すると3組に1組の夫婦が離婚している日本。そこにいたるまでの理由は多種多様だ。そもそも1組の男女が、どこでどうすれ違い、離婚という選択肢を選んだのか。それを選択した一人ひとりの人生をピックアップする本連載の第6回。現代社会が抱える家族観や結婚観の揺らぎを追う。

■中学時代からの幼馴染と結婚

 「子育ても、家事も仕事も全部こなせるかっこいい男になりたかった。ただ、現実は色々と苦しくて、挫折しました。そんな今で言うイクメンの理想を目指したんですけど、そうはいかなかったですね」

 佐藤光一さん(仮名・38歳)はそう言って、がっくりと肩を落とした。光一さんは、2013年に妻のゆかりさん(仮名・38歳)と離婚して、10年間の結婚生活を終えた。

 元妻のゆかりさんとは、地元の関西に住んでいた時の中学の同級生で、幼馴染だった。お互い異性と付き合うのは初めてだった。ゆかりさんはクラスでも指折りの美人だった。明るくて可愛くて、社交的で誰からも好かれるタイプだ。そんな性格に惹かれ、光一さんは、猛アタックして、付き合うようになった。

 光一さんには夢があった。家事も仕事もきちんとできる男、細々とした家庭の雑事を余裕で引き受けて、パートナーには外で好きなことをしてもらう。長年憧れてきた内田春菊や、大好きなロックミュージシャンの生き様に憧れて、いつか自分もそうなろうと思っていた。

 ゆかりさんとは、その後も付き合いが続き、お互い同じ県内の大学に進学。ゆかりさんの就職とともに、光一さんも関西から上京し同棲生活が始まった。光一さんは、映像制作を自宅で請け負うフリーランス、彼女は教育関係会社の正社員として働き始めた。

 同棲し始めて1年が経った頃に、待望の第一子である長女の妊娠がわかり、結婚。出産後は、まさに光一さんは長年夢に描いていたイクメン生活に突入するはずだった。

 朝ご飯を作って、子どもとゆかりさんに食べさせて、トイレ・風呂の掃除、洗濯、炊事、食洗器を回して、長女を寝かしつける。その後に昼食、そして夕食作り、その家事のすべてを光一さんは担っていた。そして、その合間に自らの仕事をこなした。日中多忙なゆかりさんに代わって、ゆかりさんの洋服やメイク道具などの買い出しなどもすべて自分が行った。

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浪費家になる子と倹約家になる子の育ちの差(東洋経済オンライン)

11/17(土) 5:40配信

東洋経済オンライン

 子どもに対してお金について教えることは容易ではない。アメリカは、日本より比較的お金の話に対してオープンでざっくばらんに見えるかもしれないが、それでも「親子間でお金の話をするのはタブー」という空気は少なからずある。

 子どもとお金。多くの大人は、子どもたちはお金についてあまり考えていないと想定しがちだが、ミシガン大学の研究グループはその前提に反する結論を見いだした。同大の研究グループは5歳から10歳の子どもたちの消費の習慣を調査。彼らが用いたのは浪費家・倹約家指数だ。この指数は、購入に関する浪費家の感情的反応を測るものである。ここで言う「浪費家」とは購入する可能性のより高い人で、対して「倹約家」とはよりお金を手放しそうにない人のことだ。

■倹約家の子どもと浪費家の子ども

 子どもたちには、それぞれ消費か貯金するようにと1ドルが与えられる。この調査の参加者225人のうち、より浪費すると見なされた子どもたちは積極的にお金を使った。たとえ商品がとりわけ欲しくも、好きでもないものだったとしても。倹約家の子どもたちはほとんどお金を使わなかった。

 この研究のリーダーであるクレイグ・スミス氏によれば、この研究によって、5歳から10歳の子どもたちの消費や貯金に対する感情的反応が、その子どもがお金をどう扱うかに関する有力な指標となるということがわかる。「こうした感情的な反応は、子どもたちの店に置いている商品へ感情を抑えたとしても、どうやってお金を使うかということを左右する」とスミス氏は言う。

 では、浪費家と倹約家はどちらが多かったのか。大人と同様に、倹約家の子どもの数は浪費家の4倍だった。

 ここで疑問となるのは、子どもたちはどこから「金の設計図」を学ぶのかということだ。T・ハーブ・エッカー氏は自身の著書『ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人』の中で、金の設計図を、家の設計図との類比によって定義している。家の設計図とはある家のための事前の計画ないし下絵である。同様に金の設計図とはつまり、お金に関する事前の計画ないしあり方のことだ。ではその設計図はどこから生まれるのか。

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「結婚は損」と決めつける人の残念な勘違い(東洋経済オンライン)

11/17(土) 5:00配信

東洋経済オンライン

 結婚は得なのか損なのか――。

 これは永遠に解けない問題です。ギリシャの哲学者は結婚について皮肉を述べることが定番のようなものでしたし、結婚を牢獄に例える男性は今でも少なくありません。

 男性にとって結婚に前向きになれない恐怖の一例として「ATM化」するというものがあります。自分が身を粉にして稼いだお金を、妻はただ下ろして使ってしまい、自分はただお金を用意するATMになるのではないか、というイメージです。インターネット上ではしばしば、「結婚したらお前はATMになるだけだ」というアドバイス(? )をみかけます。

 しかし、男性だけがマイナスなわけではありません。女性でも「結婚はマイナスだ」と考える人はいます。女性にとって結婚への恐怖の一例は、母親の役割を期待されることでしょう。家事も育児もまったくできない夫の場合、妻としてのタスクを受け持つ感覚より、今までは夫の母親が担当していたタスクの肩代わりをさせられる感覚のほうが上回って大きなストレスになります。

■結婚の損得を考えるカギは共働き

 さらに、夫が家事や育児に協力しない「ワンオペ育児」になってしまうという恐れもあります。フルタイムで働いているにもかかわらず、家事や育児、子どもの病気によるお迎えや通院などを全部1人で背負わされるかもしれないというのは、これから子どもを持つことを考える若い女性にとって恐怖になっています。

 結婚は本当に損するものなのでしょうか。お金と幸せの関係について考えるファイナンシャルプランナーの筆者が「結婚」についてどう考えているか少しお話ししてみましょう。

 結婚の損得を考えるカギは「共働き」だと思います。女性からすると「正社員のままだとワンオペ押しつけられるから、共働きは不利じゃないの?」と思うかもしれませんが、むしろ逆です。専業主婦やパート社員になってしまうと、女性が経済的立場で圧倒的不利になります。

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「探検家」の真実を一体どれだけ知ってますか(東洋経済オンライン)

11/16(金) 15:00配信

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モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。

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蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「探検家」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

この連載の一覧はこちら
 01. 「探検家」とは、探索すべき余地が残されている未知の領域に直接赴き、調査などをする人々のこと

 02. その目的は、軍事や商業、学術、旅行、宗教的なものまでさまざまである

 03. 古代~中世にかけ、探検家は個人的な存在であり、組織的・計画的な援助はあまり行われていなかった

 04. 古代エジプトのネコ二世の命でアフリカ周航が行われたというが、当時の探検家の名はほとんど記録がない

 05. 紀元前5世紀にはカルタゴの航海者ハンノが西アフリカの象牙海岸付近まで航海した記録が残っている

 06. 7世紀には唐代の訳経僧だった玄奘三蔵が中国~インドを往復。『大唐西域記』という旅行記をまとめた

 07. 10世紀にはヴァイキングのレイフ・エリクソンが現在の北米大陸に到達していたことも明らかになっている

 08. 『東方見聞録』で知られるヴェネツィアの商人マルコ・ポーロは、13世紀にイタリア~中国を往復

 09. 14世紀には北アフリカのベルベル人イブン・バットゥータがアジア・アフリカ探検を行っている

■「大航海時代」は国の威信をかけて探検

 10. まだ交通が発達していないこの時代、彼らの探検は商業や宗教が目的で、国家戦略でない点も共通している

 11. 15世紀にモンゴル帝国が衰退すると強力な官僚・軍事機構を持つオスマン朝トルコが地中海の制海権を獲得

 12. 地中海のはずれでイスラムの圧迫を受けていたポルトガルとスぺインは新たな交易ルートの開拓を目指す

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「三世代同居は得ばかり」と断言できないワケ(東洋経済オンライン)

11/16(金) 10:50配信

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 負担が軽減されるので、育児をするうえで、「祖父母との同居や近居はいい」という意見を最近耳にする。

内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」(2014年3月)でも、「子どもが小学校に入学するまでの間、祖父母が育児や家事の手助けをすることが望ましいと思うか」という質問に対して、78.7%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答しており、31.8%が「祖父母との近居を理想」、20.6%が「祖父母との同居を理想」と回答している。

 また、育児中の母親の孤立を避けるため自治体も祖父母との同居・近居を促進しており、千葉県の白井市や神奈川県の厚木市、東京の新宿区などの自治体は、同居や近居する家族に対して引越し費用や改装費用などの補助金を出している。

 メリットばかり目立つが、本当に「祖父母との同居や近居は育児にいい」と言えるのだろうか? 

■祖父母と同居のデメリット

 実は、祖父母との同居にはデメリットも複数ある。

デメリット1 経済面での負担増加

 祖父母と同居をすれば、家賃や光熱費、食費などが節約できる。しかし、同居することが全面的に得とは言えない。注意してほしいのが、国民健康保険料だ。

 保険料は各市町村の財政状況によって決定されるため、財政が苦しい地方のほうが高くなる傾向がある。保険料が高い自治体の場合、以前よりも年間10万円以上負担が増えることもある。もし3世帯同居を始めた場合、祖父母の年収が加算されて保険料が上がる可能性もある。

 さらに、子どもの保育料が高くなることも考えられる。認可保育園に支払う料金は「世帯で最も収入が高い人を基準に算定する」方法もある。そのため3世帯同居で祖父母の所得が自分よりも高ければ、保険料が割高になるケースもあるのだ。

 パートナーと離婚した後に3世帯同居し始めた人も気をつけてほしい。児童扶養手当は年収160万円までのひとり親世帯には、毎月最大4万2500円(子1人の場合)が支給される。だが同居すると、祖父母の収入が合算されるため、支給停止にされる可能性もある。

デメリット2 精神面での負担増加
 これは、私の知人の話である。シングルマザーの小川りさ(20歳・仮名)さん。彼女は2人目の子どもが生まれてすぐ、50歳の祖母の家に引っ越した。彼女も祖母も働いており、保育園に助けられながら子どもたちの面倒を見ていた。

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「末期がん患者」がスイスに殺到する裏事情(東洋経済オンライン)

11/16(金) 10:40配信

東洋経済オンライン

終末期の延命治療を望まない尊厳死を宣言する人が出てきている一方で、終末期の苦しみを見かねた患者の家族の懇願を受けて安楽死に導いた医師が殺人罪で起訴される。あるいは自分の意識があるうちにと自死を選ぶ人もいます。本稿では『安楽死か、尊厳死か』から抜粋し、安楽死と尊厳死の違い、諸外国の状況はどうなっているのかについて紹介します。『孤高のメス』の筆者でもある大鐘稔彦医師の解説です。

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 「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」でおなじみの脚本家・橋田壽賀子さんが最近『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)と銘打った本を出して話題を呼んでいます。御年93歳(刊行時は92歳)、まだまだ血気盛んで文章にもほころびは見いだせず、白寿まで生きられるのではないかと思わせる方ですが、さすがに寄る年波には抗し切れず、少々弱気になっての愚痴ざんまいと思われます。

 出だしからしてなかなか衝撃的です。「もしも『安楽死させてあげる』って言われたら、『ありがとうございます』と答えていますぐ死にます。生きていたって、もう人の役に立ちませんもの」。

 橋田さんは”尊厳死”さえ一向に法律で制定化されないこの国で安楽死が認められることは当分(彼女が生きているうちには)認められそうにないと慨嘆し、巻末ではこんなふうに書いています。「だから私は(安楽死が認められている)スイスへ行くつもりです。お手伝いさんには、『私が死にに行くときは、70万円持ってついて来てね』と頼んであります。お骨を持ち帰ってもらわないといけませんからね」。

■安楽死が容認されている国はどこか

 スイスでは安楽死が認められています。スイス以外には、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカのいくつかの州(ニューメキシコ、カリフォルニア、ワシントン、オレゴン、モンタナ、バーモント)、そして、カナダも安楽死を容認しました。

 もっともアメリカの場合は、医師は直接手を出さず、致死薬を処方してあとは患者の自由意志に任せ、患者がそれを服薬する現場にも立ち会いませんから、厳密な意味では安楽死は容認されていないといえます。いずれにしても、外国人を受け入れているのはスイスだけで、橋田さんはそれと知って前出の発言に及んだのでしょう。

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