お風呂の注目アイテムはバラ入浴剤にコスメシャワー 売り場直送!家電トレンド便(日経トレンディネット)

6/20(水) 12:00配信

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 ヨドバシカメラ新宿西口本店で、“お風呂まわりグッズ”の人気アイテムを調査した。お風呂まわりグッズのコーナーは、理美容品コーナーとともに購入層の女性比率が高い売り場だという。同店で理美容品を担当する安藤舞香氏は「とくに浴槽内のグッズになると購入層は20~30台の女性が中心で、男性も女性へのプレゼント用に買いに来られる方が多い印象です」という。その中で男性需要の高い人気アイテムとしてはシェーバーやドライヤーがあるそうだ。そうした、洗い場や脱衣場まで含めたお風呂まわりの人気アイテムを教えてもらった。

【関連画像】ヨドバシカメラ新宿西口本店 マルチメディア館2階にあるお風呂まわりグッズ売り場

 ドライヤーやシャワーヘッドは、スキンケア効果や美容効果を強調したモデルが目立った売れ方をしている様子だ。ボディーエステを含むマッサージ器は理美容品の定番だが、キャビテーションなどの目新しい機能を取り入れた製品が安定した売れ方をしている。各モデルの人気の理由は次のページから追っていこう。

※なお、写真を含めて本記事中で掲載している価格は2018年6月12日14:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

入浴剤の新ブームはバラ

 お風呂まわりでとりわけ売れ行きが目立つのは入浴剤だ。消耗品ということもあるが、最近は花の形をしたタイプが登場するなどバリエーションが増えていることも理由だ。

 代表的なのは九州フラワーサービスの「バスフレグランス」シリーズ。バラの花弁を模した入浴剤で、花弁だけの「プチ」と花柄や葉のついた「ブーケ」があり、どちらも複数個セットで購入する人が多いそうだ。

 「湯船に浮かせると花びらがバラバラになり、そこにシャワーをかけると香りがフワッと広がります。複数色を選んで、本物の花束みたいに買って行く方も多いですね。プレゼント用としても人気です」

 ボディーソープも同様の理由で売れ行きが目立つという。最近は天然塩を使ったタイプがヒットしている。なかでも死海のつぶ塩を配合したアンバス「ピーリングソープ(250mL)」は昨年秋に登場してから定番の人気商品になっている。

 「石油系のせっけんよりもお肌への負担が少ないということで注目されています。おうちエステとしての需要もありますね。やはり女性人気が中心です」

 ヒットしそうな製品として注目されているのが、エムティージーのシャワーヘッド「コスメトリートメントシャワー Obleu」だ。微細な泡を作って毛穴の汚れを落としやすくするほか、別売りの「コスメカートリッジ」(3240~4640円)を装着すると、美容水による全身の保湿効果も得られるという。

 「ヘッドのスイッチをオンにするとコスメカートリッジの美容液が溶け出す仕組みで、お風呂を出るときの仕上げのシャワーにだけ使えます。こうしたコスメ効果があるというシャワーヘッドは初めてですが、好評で複数のカートリッジとセットで買われる方も多いです」

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ビジネスシューズの「賞味期限」 半永久的に履く方法(日経トレンディネット)

6/20(水) 12:00配信

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大きな反響をいただいている「賞味期限シリーズ」。ビジネススーツ、ネクタイ、スニーカーに続いて、今回はビジネスシューズの賞味期限を探っていく。

【関連画像】ソールの“片減り”は意外に他人に見られているので、修理か買い替えを検討すべし

 ビジネスシューズにはアパレルのようなはやり廃りのサイクルがなく、丈夫なものを購入すれば壊れることもない。とはいえ、いつまで履き続けてよいものかと迷うもの。そこで、シューズデザイナーであり、靴とかばんの修理専門店「THE SHOE OF LIFE(シュー オブ ライフ)」を営む勝川永一氏に、ビジネスシューズの賞味期限について聞いた。

 まず大前提として「革靴は修理をしながら半永久的に履き続けることができるものです」と、勝川氏。

 「ジョンロブ」「エドワードグリーン」「チャーチ」「トリッカーズ」「チーニー」「クロケット&ジョーンズ」など、数多くの歴史ある革靴ブランドが存在する英国。その英国王室のチャールズ皇太子は20歳のときに作ったジョンロブのシューズを修理しながら、今なお履き続けているという(半世紀近く愛用していることになる)。チャールズ皇太子がジョンロブのシューズに革パッチを当てて補修していることから、革パッチを当てる修理が“チャールズパッチ”と呼ばれているほどだ。

 修理を繰り返せば長く履き続けることが可能な革靴。気になるのは5年、10年と履き続けたら野暮ったく見えないのか、ジョンロブのような高級ブランド以外のものでも大丈夫なのかといった点だろう。

 長く履くことを前提とした場合、選ぶべきはクラシックなデザインのもの。フォルムはロングノーズなどのクセのあるものは避け、カラーはブラックまたはブラウンを選んでおけば間違いない。ビジネススタイルにも流行を取り入れたいという人は靴ではなく、スーツやネクタイなどでトレンド感を出すようにするとよいだろう。

 狙い目の価格帯は3万円前後。「3万円クラスのものになると、作りが確かで革もある程度良い品質のものを使っている靴が多くなります」(勝川氏)。

 修理をして長く履くことにはメリットが多い。まず革製のアッパーは履き続けることで自分の足型になじんでくる。ソール(靴底)を修理すれば、アッパーは足になじんだままだ。コストに関しても修理のほうが安く済むことが多い。例えば踵が削れてきたとき、ラバー製の底材を貼る修理なら2000~3000円程度。レザー製のソールの交換(オールソール)は1万~1万5000円程度となる。「購入時にゴム製のソールを貼り、マメに貼り替えをしていれば、オールソールが必要になることはめったにない。3万円前後の革靴を買うのなら、買い替えるよりも明らかに得」(勝川氏)だ。

 近年は歩きやすさや耐久性を考慮し、レザー製のソールではなく、ウォーキングシューズのようなゴム製のソールを採用しているビジネスシューズも多い。ゴム製のものは削れてしまったら直せないと思っている方もいるかもしれないが、ゴムを継ぎ足すことで修理できる。価格は2000~3000円が目安だ。

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ダイソン「V10」には掃除をしたくなる魔力があった 湯浅の穴(日経トレンディネット)

6/19(火) 12:00配信

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演奏活動でメシを食っていたこともある、音楽とITと家電にはちょっとうるさいライターの湯浅英夫氏が、自分がハマった物について、そのハマった穴を解説していく。

【関連画像】ダイソンのスティック型掃除機「Dyson Cyclone V10」シリーズ。実売価格はベーシックな「Dyson Cyclone V10 Fluffy」で7万円前後

 自宅の掃除機は古い。型番を検索してもほとんど情報が出てこないくらい古い。20年近く前、引っ越すときに実家が餞別としてくれたものだが、その時点ですでに傷だらけで古かった。おそらく粗大ゴミに出すのが面倒だったのだろう。

 古いとはいっても頑丈で特に問題なく使えているが、掃除をする気にまったくならないのが問題だ。まず重い。車輪が付いていて引っ張りながら掃除をする紙パック式のキャニスター型だが、重たいので収納場所から持ち出してセッティングするのが面倒だ。電源コードも面倒くさい。別の部屋を掃除するために、いちいちコンセントから抜いてまた挿して……とやっているうちに掃除をする気が失われてしまう。

 そんなわけで、いつの日か軽やかでカッコいいコードレスのスティック型掃除機を手にしたいと夢見ていたが、いいタイミングでダイソン最新モデル「Dyson Cyclone V10」(以下V10)を借りることができた。これが使ってみたら快適そのものだった。

掃除する気を高めてくれるカッコよさ

 V10は付属するクリーナーヘッドなどの数でモデルが分かれている。借りたのはベーシックな「Dyson Cyclone V10 Fluffy」で、ソフトローラークリーナーヘッド、ミニモーターヘッド、隙間ノズル、ブラシなど基本的なヘッドが一通り入っている。そのほか壁に取り付けて使う収納用ブラケットや充電用のACアダプターも付属する。

 セットアップしてまず感じたのは、掃除をしたくなる“カッコよさ”だ。ヘッドを取り付けてロックするとき、いちいちカチャッと気持ちいい音がする。そしてグリップを握って引き金のようなスイッチに指をかけると、何かSFチックな銃を構えているような気分になってきて、猛烈に掃除をしたくなってくる。ゴミと対決したくなってくるのだ。

 そして引き金を引くと、キュィイイイイーンという軽やかな音が響いてゴミを吸引してくれる。モーター音というよりジェット音といった感じの気持ちいい音だ。この操作と音が気に入ってしまい、ついつい長時間掃除をしてしまう。こうした掃除をする気にさせるカッコよさというのは、掃除機にとって重要な性能のひとつだと思う。

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クセがすごいラーメン続々 パクチー人気で味覚変化? (日経トレンディネット)

6/17(日) 12:00配信

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 パクチーがもたらすエスニック系の風味や、サンショウによる舌に刺さる辛さの刺激。2018年は、一度食べたらクセになる強烈な個性を持ったラーメンがトレンドだ。

【関連画像】チーズと背脂が載った、新潟市にある和風とんこつ たまる屋の「マーボーメン」

 17年以降、都内を中心に複数の店舗が立て続けに登場したのが、「蘭州ラーメン」だ。現地では「牛肉面」とも呼ばれる、中国北西部の奥地である甘粛省蘭州市の風土料理。市内には蘭州ラーメンを提供する店が3000軒以上もあり、100年以上の歴史を持つといわれている。

●強い刺激がクセに

 なかでも、一躍人気店となったのが、東京・神保町の馬子禄(マーズルー)だ。大学時代に中国で蘭州ラーメンに出合ったという店長が、本場でスープや麺作りの修業を積んだ本格派。17年8月のオープン当初にできた大行列の待ち時間は1時間半にも及び、今や日本で蘭州ラーメンを代表する店になった。

 同店では牛骨や牛肉の他、10種類以上のスパイスを長時間煮込んだスープを使用。麺の太さは細麺、平麺、三角麺の3種類から選べる。トッピングはパクチーの他、ラー油や大根など。ラーメン評論家の小林孝充氏は、「日本でここまでエスニック色の強いラーメンが市民権を得たことは記憶にない。パクチーブームで日本人の味覚が変わったことが、人気につながったのではないか」と分析する。

 坦々麺をはじめとした「辛い系」の人気も続き、最近ではサンショウを利かせた、強い刺激がクセになるものがトレンドだ。次にヒットする辛い系の最右翼が、麺にマーボー豆腐が載った「マーボー麺」。ピリリとしたサンショウの辛さが効いた、麺にマーボー豆腐が載ったラーメンで、新潟発のご当地グルメとも。国産サンショウをふんだんに使って辛さの刺激を前面に打ち出す、背脂やチーズを加えてまろやかにするなど、独自のメニューを提供する専門店も登場した。「汁なし」が生まれた担々麺同様、個性の先鋭化が進む。

チェーン店も個性を打ち出す

 製法が複雑化するなか、スープに使う食材を最小限まで減らす新規軸で話題を呼んでいる店もある。例えば、96年にオープンしたくじら軒を皮切りに、とんこつラーメンなど「こってり系」の反動として人気を集めた、あっさりとした味わいが特徴の「淡麗系」ラーメン。その一つである、神奈川県湯河原町のらぁ麺屋飯田商店は、スープの素材は水と鶏が100%で、野菜などは一切不使用という思い切った製法が注目を集めており、整理券を配布するほどの人気ぶりだ。複雑化する一方のラーメンの対極として支持を集めている。

 「ちょい飲み」を打ち出す日高屋や、座席に仕切りを導入して女性の支持を集める一蘭など、チェーン店が打ち出す個性も多彩になっている。幸楽苑は4月24日、客の3割が注文するという主力メニューの「あっさり中華そば」を、「鶏豚濃厚合わせダシ『新・極上中華そば』」に刷新。従来の素朴さに加え、「幸楽苑に行かないと食べられないコクのあるスープに変えることで、ブランドイメージの刷新を図りたい」(同社)とその狙いを語る。

(文/日経トレンディ編集部)

※日経トレンディ 2018年6月号の記事を再構成

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アサヒもペットボトルノンアルビール 強炭酸で差異化(日経トレンディネット)

6/17(日) 12:00配信

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 アサヒビールは2018年6月7日、ペットボトルのビールテイスト清涼飲料「アサヒ ドライゼロスパーク」を7月3日から8月末までの期間限定で販売すると発表した。充填時の炭酸の強さをドライゼロの缶タイプに比べて約3割高めた、「高炭酸・高刺激」が特徴だ。

【関連画像】「アサヒ ドライゼロスパーク」は7月3日から期間限定で、スーパーやコンビニなど手売り市場とアマゾンなど通信販売で発売される

 「無糖炭酸飲料の強炭酸が大きなトレンドになっている。ペットボトル容器で持ち運びも容易になった。アウトドアなど新たな飲用シーンを提案したい」(アサヒビール マーケティング本部の黒木誠也本部長)

 ペットボトル入りのビールテイスト飲料の発売が相次いでいる。サントリーはビールテイスト飲料「オールフリー オールタイム」を6月からコンビニ限定で販売。「透明」が特徴で、職場などでも気兼ねなく楽しめるというコンセプトだ。

 アサヒドライゼロスパークはビール同様の琥珀色で、ビールにより近い味わいにすることを重視したという。「ビールテイスト飲料を飲む人が一番重視するのは、ビールに似た味わい。高炭酸というトレンドを取り入れ、止渇性にも対応できるようにした」(黒木本部長)。

 味づくりにはドライゼロで培ったビールテイスト清涼飲料の調合技術が生かされているという。「高炭酸による強い刺激との兼ね合いを考慮し、苦みも甘みも少し落としてスッキリ感を重視した」(アサヒビール マーケティング本部の倉田剛士氏)。

 ペットボトル容器にすることでリキャップが可能になり、缶ビールに比べて飲用時間も伸び長時間製品を楽しめる一方、温度変化が味へ及ぼす影響も懸念される。「ぬるくなってもドライゼロらしさを担保できるように調合した」(倉田氏)。

 製造工場の設備状況によって期間限定の発売となったが、2019年以降は通年販売を目指す。「今年しっかりとPRして定着させたい。2020(東京五輪)の公式スポンサーでもある。2年後に向けて販促していきたい。スポーツ観戦などアウトドアシーンでの飲用を提案していく」(黒木本部長)。

 2017年の販売数量が697万箱の過去最高を記録し、ノンアルコールビール市場で2年連続売り上げナンバーワンを達成したアサヒドライゼロ。さらなる市場拡大となるか。

(文/北川雅恵=日経トレンディネット)

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多彩なアタッチメントでパスタもソーセージも作れる おいしいキッチン家電徹底調査(日経トレンディネット)

6/16(土) 12:00配信

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前回の記事「生誕100周年 インスタ映え『スタンドミキサー』」で、実際に試してその実力を知ったキッチンエイドのスタンドミキサー「アルチザンミニ」。世界中で人気の秘密はどこにあるのだろうか。日本での販売代理店となっているシナジートレーディングの商品担当マネージャー・角涼子さんに話を伺った。

【関連画像】ホイップクリームを作る簡単さだけでキッチンエイドが欲しくなる

 まずはキッチンエイドの歴史からひもといていこう。キッチンエイドの誕生は1919年の米国。ハーバード・ジョンソンさんという方が、街のパン屋さんがすごく大変そうにパン生地をこねるのを見て、何かもっといい方法があるはずだと考え、約10年間、試行錯誤をして、スタンドミキサーを生み出したのがきっかけ。

 「実際に使ったご婦人が『今までこんなに役に立ったミキサーはなかったわ』と言ったことから、キッチンで役立つ『キッチンエイド』という名前が生まれました。当時の製品もデザインは今とほとんど変わらないそうです。来年で100周年を迎えます」(角涼子さん、以下同)

 日本では、業務用のキッチンエイドをFMIが展開。6.9L大容量ボウルを装備する「KSM7」などのモデルを販売している。シナジートレーディングがキッチンエイドを取り扱うようになったのは2年前。4.3Lのヘッドアップ式スタンドミキサーからだという。

 「キッチンエイドは最後に残された日本の小売市場に入ってきていないグローバルブランドと業界ではいわれていました。商品的にも素晴らしく、キッチンエイドの世界観も含めて日本の消費者の方にお届けをしたいと数年来、日本の代理店になるべく交渉を続けてきました」

 本国にコンタクトした後、アジアを管轄する組織がシンガポールにあり、そことミーティングを重ねてして契約に至った。そして2017年、アジア市場向けに開発した「アルチザンミニ」の発売に合わせ、日本市場での店頭展開やPRを強化した。

 そもそも日本ではスタンドミキサーの認知度は低い。そこでシナジートレーディングでは、グローバルで用意している動画を和訳したり、写真を用意するなどして、店頭での商品認知を強化。その結果、これまで付き合いのなかった調理機器関連の問屋でも取り扱ってもらえるようになったり、料理教室、そして、家具店や雑貨店、また、二子玉川の蔦屋家電などでも扱われるようになっていったという。

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衣類も靴もOK ふとん乾燥機、人気はアタッチメント式 売り場直送!家電トレンド便(日経トレンディネット)

 ビックカメラ新宿西口店でふとん乾燥機の売れ筋を調査した。梅雨のジメジメシーズンに必要な家電だが、同店で家電コーナーを担当する加藤拓哉氏によると、以前よりも注目度がじわじわ上がっているという。「元からふとんが干せるベランダがない住まいの方などに需要がありましたが、最近は花粉やPM2.5の問題をきっかけに伸びたところがあります」とのこと。

【関連画像】ビックカメラ新宿西口店 6階にあるふとん乾燥機売り場。空気清浄機や扇風機売り場に隣接している。

 PM2.5不安が広がった2013年に、PM2.5対応をうたう空気清浄機が家電量販店で飛ぶように売れる現象が起こった」(参考記事「PM2.5に花粉! 昨年比3倍超で売れている空気清浄機の賢い選び方――ビックに聞く )そうした出来事を背景に、花粉などが付着するのでふとんを外に出したくない人が増え、ふとん乾燥機の人気が上がってきたと考えられる。

 加えて「製品としては、従来のマット式よりも操作しやすいアタッチメント式が増えたのも大きいでしょう」という。

 マット式とは、敷きぶとんと掛けぶとんの間に乾燥マットを入れてそこに温風を送る方式で、アタッチメント式は、乾燥マットを使わず、ホースや送風口などをふとんの間に入れて温風を送る方式のことだ。売れ筋はアタッチメント式だ。

 上位の多くがアタッチメント式となっており、マット式はようやく5位に入る構図だ。「マット式には、ふとんの隅々までまんべんなく乾燥させやすいといったメリットがありますが、手軽さに加えて衣類乾燥などのふとん乾燥以外の使い方もできるアタッチメント式に押され気味です」という。売り場の感触では7:3でアタッチメント式が優勢とのことだ。

 モデルごとの人気の理由は次のページから追っていこう。

※なお、本文で掲載している価格とポイントは、2018年5月30日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

人気製品の条件は、手軽さと小ささ

 一番人気は、日立アライアンスの「アッとドライ HFK-BK500」。上下前後左右に13カ所の吹き出し口があるUの字形のアタッチメントを採用しており、敷きぶとんと掛けぶとんの間に差し込むことで効率的に乾燥できる。アタッチメント式ならではの手軽さと、温風をふんだんに使う冬コースの乾燥なら約38分で完了する手早さがヒットにつながっているようだ。

 「ふとん乾燥機は花粉の季節と梅雨の季節にとくに売れます。この時期は頻繁に使う方が多いと思いますが、そのため手軽に短期間で乾燥できる製品が好まれます。立体の温風で、アタッチメント式ながらふとんの隅々まで乾燥できるところも評価されています」

 続く2位はアイリスオーヤマの「カラリエ FK-C2」。ふとん乾燥機としてはとても軽い1.8kgの製品で、税込みでも1万円で収まる買いやすさも手伝って安定した人気を獲得しているという。

 「複数の部屋のふとん乾燥だったり、玄関に持ってきて靴乾燥に使ったりと、あちこちに持ち運んで扱いやすいのが魅力ですね。小型ながらもまずまずのパワーがあるのも魅力です」

 3位は象印マホービンの「スマートドライ RF-AC20」。本体上部がヒンジつきの送風口になっており、本体を直接ふとんにセットして乾燥させる。アタッチメントなしで、そのまま部屋干しの衣類や靴などに温風を当てる使い方もできる。

 「ふとん乾燥機の買い替えスパンはおおよそ5~6年で、ホースや乾燥マットが破れたから新調するという方が多いです。その点、スマートドライなら破損しやすいそれらの部位がないので、長く愛用できるという強みがあります。実際、そこを気に入って選ぶ方も少なくないです」

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今年の猛暑は“トマトジュース×牛乳”で乗り切る?(日経トレンディネット)

6/10(日) 12:00配信

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 ローソンとカゴメは2018年6月8日、カゴメの「高リコピントマト」を使用した共同開発商品を発表した。6月12日から全国のローソンで発売する。

【関連画像】1日のメニューを時間帯に分けて提案。朝は「10種野菜と豆のミネストローネとパンと牛乳」、昼は「高リコピントマトのチーズオムライス」、夜は「ピリ辛ガーリックトマトソースのチキンカツ弁当」など

 今回発表された商品は、「高リコピントマトのチーズオムライス」「高リコピントマトとクリームチーズのサンドイッチ」など9種のメニュー。両社は2015年から、高リコピントマトを使用したオリジナル商品を共同開発、販売している。

 高リコピントマトはカゴメが開発したトマトの品種で、同社の「ラウンドレッド」という標準的な品種の1.5倍のリコピンを含んでいるという。2018年は、朝・昼・夕の食事シーンに合わせ、サンドイッチやスープなどのメニューを提案する。「1日を通してバランスよく野菜をとってもらいたい」(ローソンの竹増貞信社長)。

 とりわけ特徴的なのは、「猛暑に向けてトマトジュースと牛乳を一緒に飲もう」という提案だ。トマトの機能性栄養素の一つである「リコピン」は抗酸化作用があるとされ、「油と一緒にとると吸収が早まる」(カゴメ自然健康研究部の相澤宏一氏)。そこで、両者を象徴するトマトジュースと牛乳(ローソンのマークは牛乳瓶)を混ぜて飲むことを提案することになったという。

 一見違和感のある組み合わせだが、実際に飲んでみると、牛乳の甘さとトマトジュースの酸味がマッチしている。スープやパスタソースなどではおなじみの取り合わせで、相性の良さを再認識した。

 「トマトには(熱中症対策に有効と言われる)ミネラルが豊富。夏は暑さで食が細くなる時期にも、カロリーとたんぱく質をおいしくさっぱりとれる。子供にも飲みやすい」(ローソンの竹増社長)。トマトジュースと牛乳の売り場にそれぞれ“両方買い”を促すPOPを付けるなどしてPRするという。

 「昨年の厚労省調査では、日本人の野菜摂取量は約280gと1日の必要量とされる350gより約70gも少なかった。これは過去最低レベルの深刻さだが、350g以上をサラダだけではまかなうのは大変。さまざまなメニューにトマトをはじめとした野菜を取り入れられるような提案をしていきたい」(カゴメの寺田社長)。

 一方、ローソンの竹増社長は「健康イメージだけでは手を伸ばしてもらえず、おいしいことが重要。昨年の売り上げは10億円だったが、今年はその2倍を目指したい」と意気込む。

(文/北川雅恵=日経トレンディネット)

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変化球調味料がすごい きざみ青じそ、粒状塩昆布…(日経トレンディネット)

6/9(土) 12:00配信

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 ありそうでなかったチューブ入り薬味の新顔「きざみ青じそ」、振りかけるだけで料理にとろみが付く驚きの片栗粉「日清 水溶きいらずのとろみ上手」など、18年上半期は消費者の「こんな商品が欲しかった」に直球で応える食品が多く出そろった。大手食品卸の日本アクセスがまとめた「バイヤーズグランプリ」の入賞商品から日経トレンディ編集部が注目したブレイク必至の商品を紹介する。

【関連画像】試食すると、青ジソの香りが思った以上にしっかり感じられた

●チューブ薬味に「最後の大物」が登場

 加工食品部門の1位に選ばれたのは、ありそうでなかった業界初のチューブ入り薬味「きざみ青じそ」(エスビー食品)だ。実は薬味系の生鮮食品のなかで、シソはニンニクよりも大きい市場規模。にもかかわらず、チューブ化は見落とされてきた。日の目を見るきっかけをつくったのが2017年に発売した「きざみパクチー」だ。初月で3000万円を売り、年間では計画の4倍近い売れ行きを達成。「一般家庭で使ってなかった薬味なのに想定外のヒット」と、商品企画担当の大町政幸氏は話す。

 その結果を受け、同じ「香り系」かつ葉を使った薬味として次に白羽の矢を立てたのが「シソ」だ。「パクチーより家庭でなじみがあるのに、チューブ化されていない空白地帯だった」(大町氏)。同社のアンケートでも、シソは「日持ちがしない」「1パックの枚数が多い」「刻むのが面倒」などの不満があり、保存でき、手軽に使えるチューブタイプの需要は大きいと判断。つくねやハンバーグ、ギョーザに練り込むなど料理の下味にも活用できることからも、ショウガやニンニクに続くチューブ薬味の新定番として定着しそうだ。

ファン待望の料理専用・技あり塩昆布

 サラダやチャーハン、ステーキなど、あらゆる料理の最後にサッと振りかけるだけで、昆布由来のうまみをプラスできる便利アイテムがフジッコの「ふりふり塩こんぶ」だ。同社の通常の塩昆布は約6cmの長さで袋入り。一方、ふりふり塩こんぶは約2mmに細かくカットしており、専用のボトル容器から好みの量を振り出して、料理のアクセントに使いやすいのが売りだ。

 従来の塩昆布のサイズは、もともとご飯やおにぎりに使う際の食べ応えを意識した設計。ところが近年、塩昆布はキャベツにあえるだけなど調味料としても重宝されている。そこで顕在化したのが、従来品は袋から取り出す際に手が汚れたり、絡んでちょうどいい量を出せなかったりといった不満だ。「実に約37%のユーザーが、既存の塩昆布を刻んで料理に使っている」(フジッコ)ほどで、新サイズの提案は喫緊の課題だった。

 しかし塩昆布は、乾燥度を高めない限り、粘ついて細かく切断できない。そこで同社は、特殊な解砕機で従来品と同じ軟らかさを保ちながら粒状にカット。歯に詰まりにくく、料理に味がよく染み出す極小塩昆布に仕上げた。

 ふりふり塩こんぶはボトル入り35gで税別248円。通常の商品より割高だが、ヘビーな塩昆布ファンほど調味料としての使い勝手の良さに納得するだろう。

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W杯直前! 最新サッカーシューズを科学する どこまで行くの?科学な暮らし(日経トレンディネット)

 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会が目前に迫ってきた。日本代表チームはすでに日本を離れ、事前合宿地であるオーストリアにて調整に入っている。4年に1度のサッカーの祭典は、ボール、ユニホーム、シューズの技術的進歩を促す役割も果たしてきた。今回はアディダスに最新のサッカーシューズの進化について聞いた。

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 「サッカーシューズのマテリアル(素材)は、劇的に進化しています」――。そうアディダス ジャパンのアディダスマーケティング事業本部 Football ビジネスユニット マーチャンダイジングの山口智久シニアマネージャーが語るように、科学の進歩で新たに開発された新素材によって、最先端のサッカーシューズは40代、50代のかつてのサッカー少年が使っていた“スパイク”とは、全く異なる印象をわれわれに与えている。

●もう「靴ひも」はいらない?

 1つめの進化は「アッパー(足を包むパーツ)」の素材だ。かつては天然の革が主流だったが、水を吸って重くなったり、履きこむほどに伸びて、形崩れしたりするものが多かった。しかし、合成皮革の技術進化によって、天然のレザーに迫るしなやかさや柔らかさを出せるようになり、耐久性も増した。

 しかしここ数年、サッカーシューズのアッパーはさらに大きな変化を見せている。「最近は、ニット素材の生地をシューズのすべてのベース部分に使っています」(山口氏)というのだ。

 最新のニット素材には、通気性の良さはもちろん革以上に耐久性が強く、形状も維持しやすく、丈夫で長持ちなどさまざまなメリットがあるという。

 「唯一、レザーに勝てないデメリットと考えられていた『足なじみ』の部分でも、技術の進化でレザーに匹敵するか、レザー以上ではないかと考えられるものも生まれています」(山口氏)

 それだけではない。「靴ひも」がないモデルも登場している。

 確かに、ひもがなければ足の甲でボールを蹴る際に違和感がなくなり、よりダイレクトにボールにタッチする感触を得ることができるだろう。しかし、ひもで締めないと、脱げやすくなりはしないか。

 「隙間がたくさんできると脱げやすいのである程度絞ったかたちにして、繊維の伸縮によって履いた後に足にフィットする構造になっています」(山口氏)。これらの進化により、最新のシューズの見た目は天然の革や合成皮革を使っていたころのシューズとは、大きく異なるものになった。

 進化したのはアッパー部分だけではない。シューズを構成するもう1つのパーツである「アウトソール(靴底)」も、マテリアルの技術開発の進歩により大きな進化を遂げている。