アイドル新潮流 「楽曲派」台頭でイベントが変わる(日経トレンディネット)

2017年12月初旬、それまで一般には無名だった女性アイドルグループがミュージックステーション(以下、Mステ。テレビ朝日系列)に出演して話題となった。アイドルグループの名前は「BiSH(ビッシュ)」。その名の由来は「Brand-new idol SHiT(新生クソアイドル)」である。つい先日までは、いわゆる「地下アイドル(ライブアイドル)」と呼ばれていたアイドルだ。なぜ、そのように無名なアイドルが、一般の視聴者が観る地上波のゴールデンタイムの音楽番組に大抜擢されたのか? その背景には、停滞するアイドル界をブレークスルーしようとする本質的な流れがあった。

【関連画像】楽曲派アイドルのBiSH。写真は@JAM×ナタリーEXPO2016のステージ

●本格的な制作陣の参入

 BiSHのような無名なライブアイドルが、ゴールデンタイムの地上波音楽番組に出るようになったのは、時代の最先端を行く女性アイドルが、その魅力にルックスだけではなく音楽性を加えるようになってきたことが理由といえる。ここ2~3年でアイドル界にはこうした本格的な「楽曲派」アイドルが台頭しており、今年に入ってその傾向がますます顕著になってきた。もはや、そうしたアイドルが主流になっているのが、現在のアイドルシーンといえる。

 これまでのアイドル曲の制作については、言ってしまえば、先進のアーティストの“模倣”に近いような曲作りが多かった。しかしここに来て、過去にヒットを飛ばしたり、音楽界で話題になったりした実力派の制作陣が続々とアイドルの楽曲作りに関与し始めている。また、コアなファンもステレオタイプないわゆる「アイドル曲」に飽き始めており、ステージ上のダンスなどのアクトも含めて、よりアーティスティックなパフォーマンスを求めるようになってきた。

 冒頭のBiSHは、その楽曲派アイドルの1グループといえる。その楽曲ジャンルは、いわゆる「アイドルらしい曲」ではなく、パンクロックと呼ばれるロックカテゴリーの中でもかなり過激な種類の楽曲である。しかし一方で、メンバーの見た目やトークにはアイドルらしい所作が目立つ。それがいまや、ロックファンのみならず一般人をも巻き込んで、大きなうねりを作ろうとしている。

●幅広い楽曲を取り込み始めた

 こうした流れの先鞭をつけたのは、かわいらしいルックス・声質と対照的に過激な楽曲をアイドル界に持ち込んだ2010年結成のBABYMETALと言っていいだろう。ヘヴィメタルと呼ばれる英国で発展した激しい曲調のロックと、アイドルを融合させた異端さで、海外を含め、今もなお絶大な人気を誇っている。このBABYMETAL以降、さまざまな分野の楽曲を積極的に取り込むアイドルが現れてきた。それも安易なマネゴトではなく、本格的な制作陣の下で。

 ロック分野では、過去に日経トレンディネットに登場してもらった大阪☆春夏秋冬(大阪☆春夏秋冬 実力派アイドル「大阪」へのこだわり)も楽曲派グループの1つとして挙げられる。ダンススクールを母体に持つ所属事務所が育てた、ボーカル&ダンスユニットとして攻撃的なロックを展開してアーティストばりの活躍を見せている。2015年にTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)で「見つかったアイドル」として注目を浴び、今年に入ってからメジャーデビュー(エイベックス)や相次ぐシングル曲のリリースと活躍が目覚ましい。

 また、去年から今年にかけて、楽曲派の代表として異色の活躍を見せたのはsora tob sakana。聴いた誰もがアイドル曲とは信じられない技巧派の曲を引っ提げて現れ、今年に入ってますますその人気が上昇している。音楽プロデューサーにオルタナティブロックバンド「ハイスイノナサ」のメンバーである照井順政を迎え、特に音楽性を重視したパフォーマンスを特徴としている。そのかわいらしい容姿や歌い方、ダンスとは対照的に、最先端の曲を展開することで新たなファン層を開拓中である。

 一方、ファンクなどのブラックミュージックを持ち歌として活動しているフィロソフィーのダンスは、ステージパフォーマンスやグラビアへの展開など活動自体はアイドルそのものだが、80~90年代のソウルミュージックを愛した世代から若者まで広いファン層を取り込み、ノリの良い楽曲で人気を博している。氣志團や相対性理論などをプロデュースする加茂啓太郎が初めて手掛けたアイドルグループである。

 先の大阪☆春夏秋冬に続き、今年のTIF2017で「見つかった」と言われたのがTask have Funである。2016年に結成されたばかりの3人の新生ユニットだが、5月に発表した新曲「3WD」で、それまでとは大きく異なる激しいビートの曲と斬新なミュージックビデオで一気に人気を集め、この夏の大型フェスで注目を浴びたアイドルグループだ。夏フェスの1つ@JAM EXPO 2017では、アイドル注目度ランキングで総合トップを獲得している。

 そのほか、冒頭のBiSHの派生元グループのメンバーを起用したMaison book girlや、オルタナティブロックをベースに展開するヤなことそっとミュート、ヲルタナティヴ、@JAM×ナタリー EXPO 2016で歌唱力の高さをうたい文句に選抜された「NATASHA」など、楽曲派の系譜はここに来て増殖する一方である。

そんなのアリ!? インド映画史上最強『バーフバリ』とは?(日経トレンディネット)

王位継承争いはなぜ起きたのかを描いた前作

 『伝説誕生』は生まれたばかりの赤ん坊を宮殿から脱出させたある老女が、自らの命を犠牲にしてまでその赤ん坊を守り抜くシーンから始まる。老女の名はマヒシュマティ王国で政治を司る国母のシヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)。村人に拾われて一命を取り留めた赤ん坊はシヴドゥ(プラバース)と名付けられ、村長の妻サンガの子として育てられることになる。

 25年後、勇ましい青年に成長したシヴドゥは、美しい女戦士アヴァンティカ(タマンナー)と出会い、恋に落ちる。そして、彼女が暴君バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)の圧政に抵抗を続ける反政府軍の戦士で、25年間幽閉されている伝説の王妃デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)の救出作戦を計画していることを知り、王国へ単身で乗り込んでデーヴァセーナを救出。しかし、今度は自身が囚われの身になってしまう。

 そんなシヴドゥの前に、王家に忠誠を尽くす奴隷で最強の戦士カッタッパ(サティヤラージ)が現れる。彼はシヴドゥの顔を見て驚きながらも、シヴドゥは王国の王子マヘンドラ・バーフバリであること、そして民に愛された、シヴドゥの父であるアマレンドラ・バーフバリの生涯について語り始める。50年前、国母シヴァガミが、シヴドゥの父バーフバリと、バーフバリとは従兄弟であるバラーラデーヴァのうち、攻めてくる蛮族カーラケーヤの族長の首を討ち取ったほうを王位に就けると宣言したことで、激しい戦いの火ぶたが切って落とされたという。それは、王国を建国した祖父が急死したために起きた、国を揺るがす王位継承争いの歴史の幕開けだった。

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図鑑の生物に「なれる展」 ダンゴムシになれるってどういうこと?(日経トレンディネット)

 東京・お台場の日本科学未来館で11月末に始まった企画展「MOVE 生きものになれる展 -動く図鑑の世界にとびこもう!-」(以下、MOVE 生きものになれる展)。DVD付き図鑑「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズに登場する生きものになって、そのスゴ技を体感しようというものだ。バシリスクやペンギン、ダンゴムシといった生きものになれるというが、ダンゴムシになるとはいったいどういうことなのか? 体験してきた。

【関連画像】ダンゴムシスーツを着てダンゴムシになる

水の上は歩きやすい?

 会場に入ってまず目につくのが「ワンダー・ジャングル」。ここでは、水上を走ることができるという爬虫類、バシリスクのスゴ技を体験できる。靴を脱いで壇上に上がると、そこには水たまりが。よく見るとそれは透明で巨大なウォーターベッドのようなもので、その上を駆け抜けてバシリスク気分を味わおうという仕組みだ。

 早速チャレンジしてみたが、慎重にゆっくり進もうとするとブヨブヨする水に足を取られて想像以上に進みにくい。勢いよく駆け抜けるほうがいいとのことで、大人より子供の方がうまくできそうだ。波の上を揺れながら走っているような感触が面白い。

 展示の中には、動く図鑑MOVEのようにバシリスクがどんな生きものなのかの説明やスゴ技の紹介、クイズがあるので、体験すると同時に知識も深められる。ほかのゾーンにも同様の説明があって待ち時間も楽しめる。

●ダンゴムシは癒やしの空間

 続いて向かったのが、ダンゴムシになれるという「スモール・ガーデン」。ここではダンゴムシになれるスーツを着て、丸まって落ち葉の中に潜ることができる。これがとても落ち着く。世間から遮断されて暗く狭く静かな闇の世界に包まれている感覚が心地良くて安心する。アリ役の人につついてもらうのも楽しい。このスーツ、市販したら売れる気がする。

●なすすべなくサメに食べられる

 「サバイバル・オーシャン」では、ペンギンになれるスーツを着て、ペンギンのように滑り降りるというもの。その先には古代の巨大サメ、メガロドンが口を開けて待っていて、途中で滑るのをやめようと思っても止まれるわけもなく、なすすべなく食べられてしまう。口の中が少しリアルっぽく作ってあって不気味だ。これがサメに食べられるときのペンギンの気持ちなのか……とペンギンの大変さが身にしみる。滑り台は広いので、親子でいっしょに滑ると楽しいだろう。

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2017年音楽アルバムトップ10 ベスト盤が7作(日経トレンディネット)

 毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。今回は、ビルボード・ジャパンの「Billboard JAPAN Hot Albums of the Year 2017(総合アルバム・チャート)」(2016年11月28日~2017年11月26日)です。

【関連画像】今回注目のヒットチャート「Billboard JAPAN Hot Albums of the Year 2017(総合アルバム・チャート)」(2016年11月28日~2017年11月26日)

●トップ10の中で7作がオールタイムベスト

 総合アルバム・チャートは、該当する期間(1年間)の、音楽アルバムのCDおよびダウンロードでのセールス枚数と、Look Up(ルックアップ=ユーザーがCDをパソコンに取り込んだ際などにオンラインでCD情報を取得した回数)から決定されています。CD(パッケージ)を買う熱心なファンに加え、アルバムの音源だけを聴くというライトなファンも考慮し、より幅広い人気作品が把握できるというわけです。

 1位は11月上旬に発売され、集計終了までの3週間で一気に上り詰めた安室奈美恵のオールタイムベスト『Finally』です。CDの売り上げは170万枚を突破(以下、CDについてはサウンドスキャン調べ)。NHK紅白歌合戦への特別枠での出場も決まり、年明けには2010年代初のWミリオンアルバムとなりそうです。

 2位は2016年末、惜しまれながらも解散したSMAPのオールタイムベスト『SMAP 25 YEARS』で、CDは約120万枚のミリオンセラーとなりました。やはり昨年末に発売された全シングルのビデオクリップ集『Clip! Smap! コンプリートシングルス』は、DVDとBlue-rayを合計すると約50万枚の売り上げです。

 3位は3人組ロックバンド、back numberのインディーズ時代を含めた、これまたオールタイムベストです。CD、配信、ルックアップの全部門で年間トップ5入りした唯一の作品で、それだけ彼らの楽曲を聴く層がコアファンからライトユーザーまで幅広いことが分かります。

 特定アーティストのオールタイムベストは、上記3作品以外にも8位の三代目J Soul Brothers『THE JSB WORLD』、9位のゆず『ゆずイロハ 1997-2017』、さらに7位『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』と10位『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』のMr.Children。トップ10中7作と非常に強いのは明らかです。

 その中で健闘するオリジナルアルバムのうち、4位の嵐『「untitled」』、6位のAKB48『サムネイル』というアイドルはある意味別格として、5位のONE OK ROCK『Ambitions』、また2016年9月の発売ながら11位の宇多田ヒカル『Fantome』はロングヒットしており、ランクインも納得です。

※総合順位と、各部門(CD、配信、LU=ルックアップ)の順位を記した。「無」はその形態での発売がないもの。※網掛けは、大人気のアイドル・グループ以外でのオリジナル作品。※発売元略号:A=エイベックス、AS=A-Sketch、JS=J-Storm、K=キング、S=ソニー、SS=SPACE SHOWER、TF=トイズ、U=ユニバーサル、V=ビクター

■提供元:ビルボード・ジャパン

ジャッキー・チェンがインド映画?『カンフー・ヨガ』(日経トレンディネット)

 ジャッキー・チェン主演で、中国のカンフーとインドのヨガをミックス。さらに『インディ・ジョーンズ』シリーズ的冒険ドラマと、『ワイルド・スピード』シリーズ系カーアクションが混ざり合っている。そんな娯楽大作が『カンフー・ヨガ』だ。まずはストーリーを紹介する。

【関連画像】個人的なイチ押しを挙げると、ヒロインのアミスタを演じたディシャ・パタニだ。1992年生まれの25歳で、その美しさはスクリーンを通して見ているだけでも圧倒されるほど

 西暦647年、天竺(インド)は友好関係にあった唐(中国)へ財宝を献上しようとしていた。古代インドのマガダ国で権力を握ったアルジュナがその財宝を強奪しようともくろむが失敗。その混乱の中、財宝が消えてしまう。

 時は流れて現代。中国の考古学者にしてカンフーの達人であるジャック(ジャッキー・チェン)のもとを、インド宮殿博物館の博士でヨガの達人でもあるアスミタ(ディシャ・パタニ)が訪れる。彼女が持ち込んだのは、消えた財宝の場所が記されているという古い地図。

 財宝への興味が高まったジャックは、助手のシャオグァン(レイ/EXO)とヌゥオミン(ムチミヤ)、そして20年以上にわたって一緒に財宝を探してきた親友の息子でトレジャーハンターのジョーンズ(アーリフ・リー)を引き連れ、アスミタと彼女の妹で助手のカイラ(アミラ・ダスツール)とともに、財宝を探す冒険の旅に出る。

ジャッキー・チェンらしいアクションは?

 映画は西暦647年のシーンから幕を開けるわけだが、アルジュナが財宝を奪わんと襲いかかる戦闘シーンには戦車代わりの象部隊が登場し、これがCG丸出しの、ちょっと前のゲームやアニメのようなビジュアルで描かれていて、ある意味驚かされる。

 しかしこのシーンは事実に基づいているという。メガホンをとったスタンリー・トン監督は「最高のアドベンチャー映画は、事実に基づいたもの」という考えの持ち主で、本作のために中国とインドの歴史的つながりを見つけようと奔走し、唐の時代に皇帝・太宗が当時の天竺に送った外交使節・王玄策の物語を発見。彼の率いた使節団が現地の象の部隊に襲われ、何十人もの死者が出た事件をヒントに本作の物語を作り上げた。

 もちろん、“カンフーをはじめとする肉体を駆使したアクション映画俳優”というジャッキー・チェンのイメージに違わず、本作でもカンフーアクションは健在だ。おなじみの木人相手に鍛錬を積み重ねるシーンにはじまり、氷原の中やスーツを着てのカンフーなど多彩な見せ場を盛り込んでいる。

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発売1週間足らずで完売 「ツッコミかるた」なぜ人気(日経トレンディネット)

 ここ最近、プレーヤーが実際に盤を囲んで楽しむボードゲームの人気が高まっている。そんななか、2017年12月2日に発売し、わずか1週間足らずで完売したのが、お笑いのツッコミが取り札になった「ツッコミかるた」だ。

【関連画像】2017年12月2日に発売され、あっという間に完売した「ツッコミかるた」(税込み2500円)。手がけたのは5GOATS(ファイブゴーツ)という名前で活動する4人のグループ。現在欠品中で公式サイトにて予約を受け付けている(写真/なかむらしんたろう)

 ツッコミかるたは表面に「ツッコミ」、裏面に「トークテーマ」が書かれた100枚のカードを使って2チーム(2~8人)で得点を争うゲーム。まず、ツッコミが書かれた面を上にしてカードを20枚、ランダムにテーブルの上に並べる。残りのカードはひとまとめにし、裏面のトークテーマを上にしてテーブルの真ん中に置く。「好きなスポーツ」「ファッションのこだわり」などのトークテーマに沿ってトークを開始し、誰かがボケたら他のプレーヤーがそれに対するツッコミのカードを取るという、シンプルなルールだ。相手チームの「ボケ」に対してツッコんだ場合は1ポイント、味方チームのボケに対してツッコんだ場合は2ポイント。どちらかが10ポイントに達した時点でゲームが終了する。

 つまり、「ボケ」と「ツッコミ」のペアを完成させるという「かるた」。「ツッコミが合っているかの判定が難しいのでは?」と思うだろうが、基本的にボケた人の意図通りであれば正解となる。ただしボケた人の意図と違っていても、ツッコミが的確だったり、笑いが起こったりすれば正解扱いにしてかまわないそうだ。

 ツッコミかるたを制作したのは氏田雄介氏、中森源氏、栗林和明氏、小島翔太氏の4人。玩具メーカーではなく、4人が5GOATS(ファイブゴーツ)というグループを組んで発売した商品だ。もともと仕事上の知り合いだった4人はボードゲームで遊ぶために集まるようになったという。2017年12月2~3日に開催された国内最大規模のアナログゲームのイベント「ゲームマーケット」に出品し、同時にSNSで動画を配信。イベントで遊んでいる様子を動画に撮ってアップした人もいて、「面白そう」というツイートが拡散し、ネットショップでは用意した500個が即完売したという。

 一般的に個人がボードゲームを発売する場合は、イベントなどで100個程度売れればヒットと言われている。だがメンバーは「これだけ面白いのだからほしがる人は多いはず」と考え、500個を作成。それでもあっという間に完売したうえ、追加注文が殺到していることに驚いているという。それにしてもなぜ、このシンプルなゲームがこれほど受けているのだろうか。

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2017年のヒット曲、上位はなぜ去年の曲ばかり?(日経トレンディネット)

 毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。今回は、ビルボード・ジャパンの「年間総合ソング・チャート」(2016年11月28日~2017年11月26日)を紹介します。

【関連画像】今週注目のヒットチャート「2017 年総合イヤーエンド・チャート」(2016年11月28日~2017年11月26日)

●1位は星野源「恋」でも、話題になる人はそれなりに出た年

 ビルボード・ジャパン「2017年総合イヤーエンド・チャート」の「総合ソング・チャート」で1位になったのは星野源の「恋」でした。2016年10月の発売ですが、2017年度も半年以上トップ10入りする圧倒的な強さで、今年のヒット曲をも跳ねのけました。

 意外にも2位は英国シンガーソングライター、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」です。CDシングルではなく、音楽配信や動画再生も考慮した結果の上位入りですが、今後、日本でも洋楽が大ヒットする可能性を広げたと思われます。

 3位になったのは映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』主題歌の「打上花火」。男性シンガーソングライター米津玄師(よねづ けんし)と、女性ラップシンガーDAOKO(だをこ)のコラボレーションによるもので、この2人が注目されるキッカケとなりました。

 4位以下を見ると、トップ10内に欅坂46が3作入っており、K-POPガールズグループとしては久々のブレークとなったTWICEも6位となりました。またお笑い芸人ブルゾンちえみのネタに使われたオースティン・マホーンがロングヒットによりまさかの11位と、「恋」には及ばずとも、話題になる人はそれなりに出た年だったのだと思います。

※最高位とトップ10内週数はいずれも集計期間内(2016年11月28日~2017年11月26日)のもので、その前後に継続してさらに上位、長期ヒットのものは「*」をつけた。※発売元略号:A=エイベックス、JS=S-Storm、K=キング、S=ソニー、SS=SPACE SHOWER、TF=トイズ、U=ユニバーサル、V=ビクター、W=ワーナー

■提供元:ビルボード・ジャパン

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ルーク大活躍の最新『スター・ウォーズ』は怒濤の展開(日経トレンディネット)

 これまでベールに包まれていた『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がついに公開。見終えた感想をひと言で表すなら、「怒濤の展開」だ。

【関連画像】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(C) 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)の最後に、ようやくチラッと姿を見せたマーク・ハミル演じるルーク・スカイウォーカーが、本作ではどんな活躍をするのか。フォースに目覚めたヒロインのレイがどうなっていくのか。この2年間、続きの物語を今か今かと待ちわびていた人も多いはず。

 まずは“本題”に入る前に、シリーズのおさらいをしておこう。

●旧3部作から16年で新3部作、新3部作から10年で続3部作

 『スター・ウォーズ』シリーズの歴史はジョージ・ルーカスが監督・脚本を務め、1977年に全米公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(公開当時は『スター・ウォーズ』)から始まる。2年後の1980年には2作目『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、1983年には3作目『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』が公開され、最初の3部作(旧3部作)が完結する。

 これに続く新3部作がスタートしたのが1999年のこと。3作すべての監督・脚本をルーカスが手がけ、アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に堕ちてダース・ベイダーになるまでを描いた『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)が公開された。

 そして新3部作から10年を経て幕を開けたのが、新たな3部作(続3部作)だ。

物語は「こう来たか!」の連続

 その1作目となる前作『フォースの覚醒』は、1983年公開の『ジェダイの帰還』の約30年後、銀河の独裁を目論むファースト・オーダーと、それに抵抗するレジスタンスが戦う世界を舞台に、ジェダイ騎士唯一の生き残り、ルーク・スカイウォーカーを探し求める冒険が描かれていった。

 『フォースの覚醒』の核となる登場人物は3人。1人は砂漠の惑星ジャクーでいつか必ず家族に会えると待ち続けるヒロインのレイ(デイジー・リドリー)。もう1人は幼いときに誘拐され、歩兵であるストームトルーパーとして育てられるも、戦うことに葛藤して脱走を企てるフィン(ジョン・ボイエガ)。そして亡きダース・ベイダーに傾倒し、赤い十字のライトセーバーを操るカイロ・レン(アダム・ドライバー)だ。物語のラストでようやくルークの元にたどり着いたレイが、万感の思いを込めてライトセーバーを彼に差し出すシーンで幕を閉じていた。

 最新作となる『最後のジェダイ』は冒頭、ファースト・オーダーとレジスタンスの戦闘シーンから始まる。スノーク最高指導者(アンディ・サーキス)の命令の下、ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)はレジスタンスの壊滅を狙っている。対するレジスタンス側は、レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)の指揮の下、パイロットのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)らが必死の戦いを繰り広げていた。

 次いで、展開していくのが、レイがルークにライトセーバーを差し出したあのシーンの続きだ。みなさんの楽しみのために、これ以上の物語説明は省略させていただくが、これ以降、物語は「こう来たか!」の連続。大興奮が待ち受けている。

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これからのテレビは「Googleの逆を行け」!?(日経トレンディネット)

「これからのテレビの可能性について、どう思いますか?」

 先月、関西大学で開かれた第37回「地方の時代」映像祭。その中のシンポジウムに現役のテレビ制作者4人が呼ばれた。その一人として登壇した私は、事前に主催者から提示された冒頭の問いにどう答えたらいいか、考えあぐねていた。そもそもこの問い自体が、ネットの勢いに押されるテレビの現状を表しているようにも感じられた。

 今、世の中には“情報”があふれている。気になること、知りたいことがあれば、誰もがスマホ片手にネットで調べ、即座にそれなりの“答え”を得られるようにもなった。そんな時代にテレビが持つ可能性とは一体、何なのだろうか。

 実際、テレビ制作の現場でも、会議や打ち合わせ中に誰かが発言した内容について分からないことがあったら、その場でネット検索し、「あ~、なるほど、そういうことね」と納得する人の姿を見かける。目の前に「よく知る人物」がいても、その人に詳しく尋ねるより、とりあえずネット検索する。そして、検索結果の上位に示された項目や画像、Wikipediaなどの短い説明を読んで、ひとまず分かった気持ちになる。そうした光景は珍しくない。

 インターネットなどのデジタル化されたデータベースにアクセスし、検索すれば一定の情報を得られる便利な現代社会。この“検索”という機能は、人類史上かつてない、きわめて重要なテクノロジーの一つといえるだろう。

 はるか昔、古代ギリシャや古代エジプトの時代にも図書館は存在し、そこには一人の人間が一生かかっても読みきれないほどの情報が蓄積されていた。だが、何万冊、何十万冊という本の中から関係する項目を調べるのはきわめて困難だった。紙などに残されたアナログ情報は、増えれば増えるほど情報を引き出すのに膨大な労力がかかるのだ。また、図書館などで情報を得られるのは、ごく一部の人々に限られていた。

 だが、アナログからデジタルへ切り替わり、加速度的に情報量が増えても、手間をかけずに瞬時に欲しい情報を引き出すことができるようになった。情報量は増える一方なのに、情報を調べる手間や労力はほとんど変わらない。それは、紛れもなくデジタル化によって検索機能が桁外れに向上したお陰だ。世界中のあらゆる人が、いつでも好きな情報を得られるようになった。

 もはや現代人は検索なしには生きられない。初めて訪れる街、おいしそうなお店、夕飯の献立など、ありとあらゆる情報を検索から得ている。“情報化社会”といわれる現代は、“検索社会”ともいえるのだ。

 しかし、当然のことながら、世の中にあふれる情報は、検索によって得られるものばかりではない。Googleなどの検索エンジンに引っかからない情報は、実際には無数に存在するのだ。ネット検索だけに依存すると、そうした“予想もしない情報”に出会う機会は失われる。以前、ラジオ番組でジャーナリストの神保哲生さんがこんな発言をしていた。

 「NHKは、Googleの逆を行け」

英国で日本文化イベント コスプレとラーメンが大人気(日経トレンディネット)

 毎年恒例の英国最大の日本文化イベント「ハイパージャパン クリスマスマーケット」が、2017年11月24~26日の3日間にわたり、ロンドンで開催された。

【関連画像】ラーメン・エクスペリエンスに参加したカップル

 2010年にスタートしたハイパージャパンは日本食や日本の伝統文化をはじめ、音楽、ファッション、ゲーム、漫画やアニメ、コスプレまでを網羅し、日本のカルチャーに特化したイベントとしては来場者数・出展数ともに英国最多。毎年夏と冬の2回にわたって開催されるが、今夏開催されたイベントでは、およそ8万人が来場、約300の企業・団体・個人が出展したという。

 すっかりロンドンの恒例イベントになった感があるハイパージャパン。その様子をレポートする。

 会場になったのは、ロンドン東部のタバコ・ドック。ヴィクトリア朝時代に輸入タバコを貯蔵していた倉庫を改築してイベント会場になった場所で、グレードⅠ建築物(第1級指定建造物)に指定されている歴史ある建物だ。会場内は、カルチャー、ファッション& Kawaii、ゲーム&アニメ、フード&ドリンクの4つのエリアに分かれており、それに加えて、ライブ演奏やパフォ―マンスが行われるハイパーライブ・ステージ、武芸などのデモンストレーションが行われるJ-カルチャー・ショーケース・ステージ、ワークショップが行われるハイパー・クリエイティブ・スタジオなどがある。

ラーメンの試食が開催前に完売!?

 今回のハイライトのひとつが、初登場企画の「ラーメン・エクスペリエンスRamen Experience」だ。塩、しょうゆ、みそ、豚骨の4種類のスープを試食し、その中から自分が気に入った味を選ぶと、チョイスしたスープを使ったラーメンが食べられるというもの。ラーメンを食べたことがない人も気軽に体験できる内容で、ロンドンでのラーメンブームがいまも根強いことがうかがえる。

 担当者によると、3000食のラーメンを用意したものの、イベントが初日を迎える前に、5ポンド(約760円)のチケットがすべて完売になる人気ぶりだったという。また、当初は豚骨スープが一番人気と予想して豚骨を最も多く用意していたものの、イベントが始まってみると意外にも塩味が人気で、急きょ塩味のスープを追加するという意外な展開になったという。

 ラーメン・エクスペリエンスに参加した人々に聞いてみたところ、「おいしかった」「ラーメン大好き」「スープの説明をもっと聞きたかった」などの声が挙がっていた。今回の大成功に続き、次回のハイパージャパンでも開催される可能性は高いので、さらにパワーアップしたラーメン・エクスペリエンスに期待したい。

 同じく、ハイパージャパン初の試みになったのが、「イルミナイトIlluminight」。これは日本の祭りを彩る明かりをテーマにしたアート・インスタレーション。山口県柳井市の金魚ちょうちん祭りに登場する金魚のちょうちんをはじめ、江戸風鈴やランタン、こけしなど、伝統的な日本の祭りを彷彿(ほうふつ)とさせるオブジェが並び、光と影が織り成す幻想的なイメージが来場者たちを楽しませていた。日本人には当たり前のように映る祭りの風景だが、英国人には新鮮で、かなりの反響を呼んでいた模様。

 また、真島ヒロ原作の『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』のアート・エキシビションも開催。大日本印刷の主催で今年10月にニューヨークのコミック・コンに出展したエキシビションが、ハイパージャパンにも登場した。50点の原画が展示されたほか、漫画本や関連商品の即売、お気に入りのキャラクターと一緒に記念撮影できるフォトスポットがあった。

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