カメラが進化 「Galaxy S9+」はどれほど進化したか 戸田 覚のPC進化論(日経トレンディネット)

6/19(火) 12:00配信

日経トレンディネット

 各社から夏に向けてスマートフォンの新モデルが発表された。サムスン電子はハイエンドモデルの新機種「Galaxy S9」シリーズを投入。僕は、昨年のこの時期に「Galaxy S8+」を手に入れて愛用している。「Galaxy S9+」の進化点に注目してレビューしていこう。

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 事前の情報で既に分かっていたのだが、がっかりしたのは外観がほとんど変わっていないことだ。実はサイズは微妙に違う。Galaxy S8+は160×73×8.1mm、173g。Galaxy S9+は158×74×8.5mm、187g。若干だが本体の長さが短くなり、幅が広くなって厚みも増した。誤差程度の違いではある。

 個人的には本体側面の金属部分が本体と同じカラーに仕上げられているのが好みだ。背面はガラスで美しい仕上げだが、現実的にはカバーで隠してしまうことがほとんどなので、側面のほうがよほど目に付く。僕としては、10万円もするスマホをむき出しで使う気にはなれない。Galaxy S9+のように背面もガラスのモデルは滑りやすいので余計にそう感じる。

ディスプレーは非常に美しいがiPhone Xには及ばない

 サムスンは、高級モデルにずっと有機ELを採用し続けており、Galaxy S9シリーズでも継続して採用している。他社との違いが縁の部分がアールを描く曲面ディスプレーであること。これによって、本体がスリムでも表示面積が広くなっている。

 手元にあるGalaxy S8+と比較すると、若干ながら旧モデルのほうがディスプレーが明るく感じた。とはいえ、誤差の程度なので個体差という可能性も少なくない。解像度も同様で、ディスプレーは基本的に同じだと考えてよさそうだ。

 残念なのが、最高輝度にするとディスプレーの美しさでiPhone Xに及ばないこと。元祖有機ELのサムスン製モデルなのだから、ブッチギリで勝ってほしかった。

カメラの進化は素晴らしい

 Galaxy S9+は、1220万画素でF値1.5の標準カメラと、同じく1220万画素でF値2.4の望遠カメラによるデュアルカメラを搭載している。Galaxy S8+はシングルカメラだったので、これは大きな進化だ。また、標準カメラは周囲の環境に応じてF値1.5と2.4の2つのモードを自動で切り替える「デュアルアパーチャー」機能も備えている。Galaxy S9+とGalaxy S8+を撮り比べてみた。

 公園で撮影したところ、Galaxy S8+では真っ白に写っていた空が、Galaxy S9+では青空に撮れていたのにはちょっと驚いた。また、暗い部屋で撮影した画像を拡大すると、Galaxy S9+のほうが明らかにノイズが少ない。ただ、Galaxy S8+でも十分きれいなので、僕としてはそこまでの差があるとは思えなかった。100点だったカメラが110点になった印象だ。

 感激したのはむしろ動画の撮影機能だ。960フレームのスーパースローモーションが撮れる。しかも、画面内に表示されている枠の中で動きを検知すると、自動的にスーパースローモーションで記録できるというもの。スーパースローモーションにしたいような決定的な瞬間は手動で撮るのが難しいだけに、これは素晴らしく実用的な機能だ。

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スマホに広がる「ドルビーアトモス」 効果はある?(日経トレンディネット)

6/19(火) 12:00配信

日経トレンディネット

 スマートフォンやタブレットでYouTube、Netflixなどの動画コンテンツを楽しんでいる方も多いはず。メーカー各社は、動画コンテンツを楽しむために画質はもちろん、音にもこだわったモバイル端末の開発に力を入れるようになってきた。国内の大手通信キャリアが2018年夏モデルとして発表した端末の中には、「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)に対応するものがあるが、これはそうした動画を楽しむための音響技術だ。

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●劇場からホームシアター、そしてスマホに広がるドルビーアトモス

 ドルビーアトモスは、米ドルビー・ラボラトリーズが開発した最新のサラウンド技術だ。従来のサラウンド技術とは違い、音を3次元空間の中に“オブジェクト”として配置して、その位置情報とタイミングを音源に付け加える。これにより3次元空間の中で音が縦横無尽に駆け巡り、その場に自分がいるような臨場感を味わえるというものだ。

 2012年ごろに映画館で採用が始まったドルビーアトモスは、現在国内では23の劇場に導入され、間もなく24件めの劇場がオープンする。全世界では75の国と地域の3500以上のスクリーンで楽しめる。

 2014年ごろからAVアンプのドルビーアトモス対応が始まり、ドルビーアトモスは劇場だけでなくホームシアター製品でも楽しめるようになってきた。ドルビーでは3次元空間内での音源の動きをより正確に再現するためになるべく多くのスピーカーを使うことが理想的としているが、サウンドバータイプのホームシアターシステムでも簡易にドルビーアトモスのサウンドを楽しめる。

 そして2014年の後半に、スマホやタブレットなどモバイル機器向けのドルビーアトモス技術が発表された。最初にこれを搭載した端末はアマゾンのタブレット「Kindle Fire」シリーズで、最近ではハイエンドスマホにもドルビーアトモスが搭載されるようになってきた。

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最新エアコンの選び方 快適性と清潔性能がポイント(日経トレンディネット)

6/18(月) 12:00配信

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 そろそろ暑くなってきて、エアコンが気になる季節。最新のエアコン製品のトレンドをチェックしてみよう。とはいえ、エアコンはそうそう買い替える家電ではない。買い替えサイクルは10~13年。故障や引っ越しなどを機に買う世帯がほとんどだろう。ただ、古くなったエアコンを新調するメリットは大きい。

【関連画像】ダイキンの「サーキュレーション気流」の場合。冷房時に天井に沿って冷風を吹き出し、部屋全体に気流を循環させる(画像提供/ダイキン)

●この数年で快適性能がアップ

 一つは、省エネ性能。10年、15年以上前の機種から替えれば、かなり電気代が節約できる。すぐにエアコンの購入費の元が取れるというほどではないが、家族世帯で数台のエアコンがあるなら、年間で数万円以上電気代を抑えることが可能だ。

 もう一つ、ここ数年で向上が著しいのが、エアコンの快適性能だ。冷暖房の基本機能に対する満足度がアップしている。冷房で冷たい風が身体に当たりすぎる、暖房で足元だけ寒い、といった不満を、新しいエアコンではさまざまな機能によって解消しているのだ。

 使われている手法は主に2種類ある。1つ目が気流の制御。風量を高め、部屋の隅々まで風を送り届けるとともに、冷暖房それぞれに効果的な送風方法を採用している。例えば、冷房では天井から回り込むように部屋全体を冷やす、暖房では床に直接温風を送って足元を温める、といった具合だ。単に気温を下げれば(上げれば)いい、ではなく、部屋全体が心地よい空間になるよう設計されている。猛暑で帰宅した際、エアコンの冷たい風に直接当たるのも気持ちが良いが、日常的には風を感じさせないエアコンのほうが身体に優しく快適といえるだろう。

 2つ目が各種センサーやカメラによる快適性向上だ。天井や床、壁や窓の近くといった空間の温度分布や、人間の人数、状態を検知し、それに応じて運転する。細かな方法は各社で異なるが、暑がっている人にはより冷風を送り、寒がっている人には控えめにする機能を備えたモデルもある。

 さらに、人の不在を検知して自動でパワーをセーブしたり、運転を止めたりする機種であれば、節電にもつながり、エアコンを消し忘れて外出してしまったときも思い煩うことがない。

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デュアルカメラで3万円台 高コスパスマホ「P20 lite」(日経トレンディネット)

6/15(金) 12:00配信

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 ファーウェイが格安のSIMフリースマホとして人気を集めた「P10 lite」の後継となる「P20 lite」を発表した。ノッチ(切り欠き)付きの縦長ワイドディスプレーやデュアルカメラ(ダブルカメラ、ダブルレンズカメラなどともいう)といった最新トレンドを取り入れながらも、3万円強の価格を実現している。2018年6月15日からau向けモデルと、SIMフリーモデルが販売される。SIMフリーモデルはワイモバイル、UQモバイルに加えて、多くのMVNO(仮想移動体通信網)が販売する。量販店などで単体でも購入できる。

【関連画像】「P20 lite」は全面ディスプレー搭載で3万円前後の価格を実現。au向けモデルとSIMフリーモデルは、ストレージ容量やau向け機能の対応など若干の違いがある

 前モデルP10 liteは、昨年からSIMフリースマホ市場でのヒットモデルとして今も売れ続けている製品だ。格安SIMとセットにした「格安スマホ」としても販売され、人気を集めた。後継となるP20 liteでは、3万円前後のスマホとしては頭一つ抜けた高い処理性能やカメラ性能、ハイエンドなみの質感といった特徴をしっかり受け継いでいる。

ハイエンド並みの質感と、操作しやすいスリムボディー

 P20 liteは「iPhone X」や「Galaxy S8」シリーズ以降のデザインのトレンドを取り入れている。狭額縁で、ディスプレーは本体前面を覆うように搭載され、ノッチや四隅に丸みをつけることで本体形状とディスプレーの一体感を演出している。

 ディスプレーは、縦長ワイドの5.8インチ FHD+(2280×1080ドット)液晶を搭載。色域がNTSC比 96%で、実際に見ても発色が良好で黒の締まりもいい。HDRムービーには非対応だが、それ以外はハイエンド並みの品質といっていいだろう。

 本体の表と裏にはガラスパネル、側面には適度な丸みとマットな質感のメタルフレームを採用する。SIMフリースマホなど一括3万円前後のスマホで、ここまでデザインと質感にこだわったモデルは少ない。

 横幅71mm、薄さ7.4㎜というスリムなボディーは、片手で握って親指だけで文字入力しやすい。前モデルのP10 liteはディスプレーが5.2インチで横幅72mm、重量146gだったのに対し、P20 liteは縦長の5.8インチで横幅71mm、重量145gだ。画面の大きさと横幅のスリムさ、軽さのすべてでP20 liteが勝っている。

 実際にP20 liteの持ちやすさや操作性を確かめていると、「理想的な薄さや軽さのiPhone X」という印象を受けた。処理性能などは高価格帯ハイエンドのiPhone Xにかなわないとしても、同じ画面サイズでiPhone X以上の持ちやすさや操作性、軽さを意識して開発したのではと想像する。

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大容量プランはMVNOよりも大手がお得、その容量は?(日経トレンディネット)

6/15(金) 12:00配信

日経トレンディネット

 通信コストの安さが大きな特徴の「格安SIM」。格安SIM市場の広がりを受けて、大手携帯電話会社から格安SIMを意識した料金プランが登場している。

【関連画像】大容量プランはMVNOよりも大手がお得、その容量は?

 注目は、通信容量が多い大容量の料金プラン。なかには格安SIMよりもコストが安いプランもあるのだ。

 そこで今回は、大手携帯電話会社の「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」と、月50GBまでの大容量プランを扱う格安SIMから「IIJmioモバイルサービス」および「イオンモバイル」をピックアップして、どの大容量プランがお得に使えるのかをチェックしてみたい。

大手携帯電話会社のプランをチェック

 はじめに、5社それぞれの通信容量をチェックしておこう。なお、今回は比較を単純化するために、単身での契約を前提としている。

●NTTドコモ

 ドコモの料金プランは、かけ放題の有無や種類によって料金が異なる「基本プラン」、インターネットを利用するための「spモード」(月額300円)、毎月の通信容量を決める「パケットパック」の組み合わせで決まる。

 単身契約向けパケットパックは、使った通信量に応じて月額料金が4段階に変わる「ベーシックパック」と、毎月使える通信容量が一定の「ウルトラデータLパック」および「ウルトラデータLLパック」の3種類から選べる。

 ベーシックパックは最大で月20GBまで通信できるが、通信量が月5GBを超える場合の月額料金はウルトラデータLパックを契約したほうが安い。毎月5GB以上使うことがあらかじめ分かっていれば、ウルトラデータLパックを選ぶのがいい。

●au

 auの料金プランは、使った通信量に応じて月額料金が5段階に変わる「auピタットプラン」と、毎月使える通信容量が一定の「auフラットプラン」の2タイプから選べる。どちらのタイプもかけ放題の有無など音声通話の違いに応じて3種類に分かれており、通信容量のタイプと音声通話の種類から好きな組み合わせを選べる。

 auピタットプランは最大で月20GBまで通信できるが、ドコモのベーシックパックと同様に、毎月5GB以上通信することがあらかじめ分かっていれば、auフラットプランから月20GBまでのプランを契約するほうが安い。

●ソフトバンク

 ソフトバンクの料金プランはドコモと同じように、かけ放題の種類が異なる「基本プラン」、インターネットを利用するための「ウェブ使用料」(月額300円)、通信容量を左右する「データ定額プラン」を組み合わせて契約する。

 単身契約向けのデータ定額プランは5種類で、大手携帯電話会社の単身契約向けプランとしては唯一、月50GBまでの容量を選ぶことが可能だ。

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生前の「FXやってみようかな」で遺族に大打撃 知らずに死ねるか! デジタル終活のすすめ(日経トレンディネット)

6/14(木) 12:00配信

日経トレンディネット

自分がもし死んだら、家族がもし亡くなったら、そのパソコンやスマホのデータ、ネット銀行やSNSのようなオンラインサービスのデータなど、残されたデジタルデータはどうなってしまうのか? どんな備えをしておくべきなのか? そんな「デジタル終活」について、デジタル遺品研究会ルクシー代表理事の古田雄介氏が解説していく。

【関連画像】※イメージ写真。

 今回も中部地方に暮らす女性(50代)からの相談だ。事故で亡くなった旦那さんのデジタル遺品を調べたいという内容だった。

 旦那さんはスマホとパソコンをよく使っていて、スマホはロックを解除できなかったものの、パソコンは普通に開ける状態。パソコンから家族写真やよくやりとりしている連絡先、よく使っているオンラインサービスなどはある程度辿れたそうだが、どれだけ調べても心のモヤモヤが晴れない。旦那さんが生前にポロッと「FXやってみようかな。」と口にしていたのが頭から離れないためだ。

 旦那さんは生前にFXをやっていたのか、いなかったのか。やっていた場合は未決済のポジションを残していたりしないか。また、そのポジションが負債となって法定相続人である自らの身に降りかかってきやしないか――。そうした不安をどうにか解消したいと、ルクシーの問い合わせフォームに書き込んだのだ。

 遺族を苦しめることが多い端末のロックだが、パスワードがかかっておらず、そのまま触れられることも多い。ただし、端末の中身に触れられたからといってデジタル遺品の問題がきれいに解決するわけではない。そのことを上記の事例は端的に示している。

 何しろスマホやパソコンの中には、その持ち主だけの世界が広がっている。誰の目にも分かるようにルールだてて整理している人もいれば、端からはぐしゃぐしゃにしか見えない並べ方をしている人もいる。自分自身でもどこに何を置いたか分からなくなっているという人もいる。他人が意図を汲んで全容を解明するのは相当難しいし、不可能かもしれない。

 そのなかで、手を出していたかどうかはっきりしないFX取引の有無を探すのはとても難しい。では、どうすればいいのか? 一つひとつ、痕跡が残りそうなものを調べていくしかない。

※紹介する事例はプライバシーを保護するために、本筋を損ねない範囲で脚色を加えています。

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有機ELが充実、液晶は低価格に 2018年夏のテレビ事情(日経トレンディネット)

6/14(木) 12:00配信

日経トレンディネット

 2018年夏商戦に向けて、ソニー、パナソニック、シャープ、東芝、LGエレクトロニクスら国内外のメーカーが薄型テレビを続々と発表した。40型以上の大型テレビは“4K液晶”が市場をにぎわしてきたが、昨年、国内メーカーが有機ELテレビの発売を開始して、トレンドが移行しつつある。一方、10万円を割り込むクラスでは“格安4K”が定着している。

【関連画像】「新4K8K衛星放送」チューナー搭載で先行する東芝の有機ELテレビ「55X920」

 2011年の地デジ化を機にテレビを購入した人の買い替え需要、2020年の東京オリンピック・パラリンピックというビッグイベント、有機ELテレビの登場と4Kテレビの低価格化で「そろそろ薄型テレビを買い替えようかな」という機運も高まり始めた。

●2018年夏は冬に向けた“前哨戦”

 各社は、夏と冬とボーナス商戦時期に薄型テレビの新機種を発売する。2018年夏の製品を検討するうえで外せない要素が、2018年12月に「新4K8K衛星放送」「8Kスーパーハイビジョン」の放送がスタートすること。NHKや民放キー局が無料で放送する衛星放送チャンネルが新たに増えるため、今後はこれらのチューナーを搭載した製品が標準となっていくだろう。

 ただし、放送チューナーに必要な著作権保護チップの開発が遅れており、放送開始まで半年を切った夏モデルの時点で「新4K8K衛星放送」対応モデルの発売はない。

 出鼻をくじくような話で申し訳ないが、2018年夏はそんな「新4K8K衛星放送待ち」の事情もあって、2018年冬の本戦を前とした“前哨戦”の色が強い。だが、もともと衛星放送を視聴しない人も多い昨今、だから買わない理由にもならないだろう。最新機種なら、後から外付け4Kチューナーでの対応も可能だ。

 消費者目線では薄型テレビを買う最大のポイントは価格。2018年夏の感覚では実売価格で40万円超の機種は「ハイエンド」(ほぼ有機ELのみ)、10万~30万円台の機種が「ミドルクラス」、10万円以下は「格安4K」だ。そんな全体像を頭に入れた上で、2018夏のテレビトレンドを解説していこう。

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ワイヤレスイヤホン「失敗しない選び方」(日経トレンディネット)

 ワイヤレスイヤホンを購入する際、店頭に多く並ぶ製品を見て、何を基準に選べば良いのか悩む読者も少なくないだろう。2016年冬にアップルの「AirPods」が登場して以来、「完全ワイヤレス」(トゥルーワイヤレス、左右分離、左右完全独立などの呼び名もある)製品が身近になったこともユーザーの製品選びの選択肢が増えた一つの要因となっている。

【関連画像】ソニー「WF-1000X」

 日経トレンディネットでは、これまでワイヤレスイヤホンや完全ワイヤレスイヤホンに関する「失敗しない選び方とおすすめ製品」などを紹介してきた。価格帯や使い方、こだわりの機能など製品選びのポイントをまとめているので、より満足する購入のための参考にしてほしい。

※記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。

●“ノイズキャンセリング”対応で選ぶ

・ソニー「WF-1000X」(実売価格:2万3300円)

 完全ワイヤレスのなかでも多機能路線のトップモデル。通勤・通学の電車内を快適に過ごせる“ノイズキャンセリング”機能や、周囲の音も聴ける“アンビエントサウンド”機能に対応する。

●“バッテリー駆動時間”で選ぶ

・BOSE「SoundSport Freewireless headphones」(実売価格:2万9160円)

 完全ワイヤレスのなかでも、早くも定番ブランドとなりつつあるのがBOSE。SoundSport Freeは名前の通りスポーティーな要素も意識しつつも、ボーズらしいサウンドを実現したモデル。完全ワイヤレスのなかではかなり大柄なサイズだが、独特の形をしたイヤーチップが2つ付属し、耳の内側に張り出すようにフィットさせる構造。本体ボタンもシンプルだが、音量ボタンが独立しているのが使いやすい。

・JBL「JBL FREE」(実売価格:1万6070円)

 オーディオブランドの老舗であり、近年はヘッドホンブランドとしても人気があるJBLの完全ワイヤレス。特徴は充電ケースによる充電を含めると最大24時間駆動できることで、手頃な価格で長時間使える完全ワイヤレスが欲しい人向けだ。

●“スポーツ向け”で選ぶ

・Jabra「JABRA ELITE SPORT 4.5」(実売価格:3万2800円)

 スポーツ用イヤホンの定番ブランドである、Jabraが発売した完全ワイヤレス。本体ボタンは左右とも2つずつで、右側のイヤホンには心拍センサーとモーションセンサーを搭載、左側はボリュームボタンで、右の上ボタンは「スポーツ(Sports)」ボタンでアプリと連動したりワークアウトを開始したりといった機能があり、ランニングやエクササイズ用イヤホンとしての作り込みは徹底している。

・BRAGI「The Dash Pro」(実売価格:4万6310円)

 日本国内でも正規取り扱いがスタートしたドイツのイヤホンブランドBRAGI社の「THE Dash Pro」は、多機能さが売りの注目モデル。本体に4GBのメモリーと音楽プレーヤー機能を搭載し、IPX7(水中型)の防水対応で、ランニングはおろか装着したまま水泳もできる。さらに心拍計搭載で、カロリーや歩数のトラッキングもできる(コーチング機能はない)。

・サムスン「Galaxy Gear IconX」(実売価格:2万6870円)

 本体に4GBメモリーを内蔵し、そこに保存した音楽を再生できる、ミュージックプレイヤー機能を搭載。またイヤホン全体がタッチパッド操作仕様、防水ではないがエクササイズ向けのコーチングプログラム搭載と、音楽以外も含めた実に多彩な機能を持つ。

●低価格”で選ぶ

・GLIDiC(ソフトバンクセレクション)「SoundAir TW-5000」(実売価格:9860円)

 「GLIDiC」は、スマホの周辺機器としてイヤホンを多数発売しているソフトバンクセレクションのブランドだ。そのラインアップの1つ「SoundAir TW-5000」は、量販店で購入できる国内大手ブランドの完全ワイヤレスとしては安い、実売1万円以下の価格が魅力。落ち着きあるコンパクトなパッケージで、女性向けのXSサイズを含む4サイズのイヤーピースが付属する。

・情熱価格(ドン・キホーテ)「DZBES-100-D-RE」(実売価格:6458円)

 まさか、あのブランドから完全ワイヤレスが……! と驚きだったのが、ドン・キホーテの情熱価格ブランドの「DZBES-100-D-RE」。実売価格6000円程度というのは、昨年の“ドンキ4Kテレビ”に次ぐインパクトだ。

※『完全ワイヤレスイヤホン 価格と使い方で選ぶ8機種』を再構成

久々に再会したApple Musicは冷たかった イトウアキのアップル系と呼ばれて(日経トレンディネット)

6/13(水) 12:00配信

日経トレンディネット

スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど「別にアップル好きじゃないです」と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、一度サヨナラした「Apple Music」に再入会したら、冷たくあしらわれたというお話。

【関連画像】「Apple Music」の楽曲はDRM保護されているため、愛用しているDJアプリ「djay 2」で再生できない

●Apple MusicはDRM保護が残念すぎた

 “アップル系”と呼ばれる筆者だけに、音楽配信サービスなら「Apple Music」と胸を張って言いたいところなのだけれど、実は日本でのサービスが始まった2015年7月から利用してきた「Apple Music」を2017年の10月に退会し、「Spotify」に乗り換えた。

 「Apple Music」の楽曲は、DRM(デジタル著作権管理)の問題があって、DJ(ディスクジョッキー)アプリで利用できないのが不満だったのだ。一方「Spotify」のプレミアム会員ならそんな制限はない。さらに納得がいかなかったのは、「iTunes」に取り込んだ楽曲を「iCloud」にアップロードするとクラウド経由で聴けるようになる「iCloudミュージックライブラリー」という機能。この機能が有効になっていると、自前の音楽CDから取り込んだ楽曲にまでDRMの制限がかかって、DJアプリで使えなくなったりする。利用料は同じ税込み980円/月なのに……。似通った2つの音楽配信サービスにお金をかけるのはもったいないので「Apple Music」とはサヨナラすることにした。

Spotifyのリコメンドがしっくりこない

 「Apple Music」を退会し、「Spotify」と付き合い始めて、しばらくは楽しかった。DJアプリで楽曲の使用を制限されることもないし、「Apple Music」の「For You」というリコメンド機能と同様に、「Spotify」もさまざまな楽曲をリコメンドしてくれる。

 ところがだ。「Spotify」が選んでくれる楽曲は、筆者にはいまひとつピンとこない。「Apple Music」では何気なく聴いてみたプレイリストから新たにお気に入りとなるアーティストを発見することもあったのだが、「Spotify」ではそのような“出会い”がほとんどない。音楽プロデューサーや楽器に注目したマニア受けしそうなプレイリストも、筆者の大好物にもかかわらず見かけない。「Apple Music」は、週に1回、決まって更新される3つのプレイリスト「New Music Mix」「Chill Mix」「My Favorites Mix」の選曲が秀逸で、次の更新を心待ちにするほどだったのに……。

 少しずつ、少しずつ「Apple Musicのほうが俺の好みを分かってくれていた」という思いが強くなっていく。

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これは実にいい Ankerの円筒モバイルプロジェクター 戸田 覚のPC進化論(日経トレンディネット)

6/12(火) 12:00配信

日経トレンディネット

 ケーブルやバッテリーで定評があるAnkerが、取り扱う製品を拡大し始めている。最近はスピーカーに力を入れていて、AVにも強いメーカーへと転身しそうな勢いだ。そんな中で、今回は円筒形のプロジェクター「Anker Nebula Capsule」をリリースしたので、試してみよう。

【関連画像】Anker Nebula Capsuleは、円筒形のプロジェクターだ

 Anker Nebula Capsuleはクラウドファンディングで出資を募った製品だ。価格は3万9800円と、モバイルプロジェクターとしては一般的かちょっと安い程度だ。サイズは直径が68mm、高さが120mmでちょうど350mlの缶ジュースくらい。このサイズが実に微妙で、モバイルプロジェクターとしては全く持ち運びやすくない。鞄に入れることを考えるなら、他の多くの製品同様、同じ容積でも薄型の四角形が好ましい。しかも、重量も470gとちょっと重い。

 製品をテストするまではかなり懐疑的だったのだが、実際に使ってみるとこれが実に良いことに気が付いた。今回はそんな点も中心にレビューしていこう。

さほど明るくないが夜なら実用的

 この手の小型プロジェクターで気になるのが明るさだ。スペックでは100ルーメンと、かなり暗い。プレゼンなどで使う一般的なプロジェクターは、3000ルーメンくらいが当たり前だ。ただ、モバイルプロジェクターの中には、30~50ルーメン程度のモデルもあるので、それらと比べれば実用性は高いといえるだろう。僕の感覚では、部屋を真っ暗にすれば、それなりに使えると思う。

 投影サイズは、3.08mで100インチ相当となっている。60~80インチ程度なら部屋を暗くすれば十分に使える。ただ、解像度は854×480ドットと高くないので、細かな文字を読むのは苦痛。映画の字幕程度なら、どうにかなるだろう。

 オートフォーカス機能はないので、ピント合わせは本体横のダイヤルを回す。これはやや面倒だが、モバイルプロジェクターにはぜひ欲しい台形補正(キーストーン補正)機能を搭載しているのは素晴らしいと思う。

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