「ホワイトニング」本当は怖い健康被害の実態(東洋経済オンライン)

10/17(水) 6:20配信

東洋経済オンライン

 「芸能人は歯が命」――。

 このキャッチコピーを覚えていますか?  1995年に話題となったサンギの歯磨き剤・アパガードのコマーシャルで使われていました。東幹久さんと高岡早紀さんのコミカルな演技が話題を呼び、なんと1996年の同商品の売り上げは140億円に達したそうです。ものすごいですよね……。

 私が子どもの1970年ごろの歯磨き粉のコマーシャルと言えば、「リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか?」でした。当時の日本人の歯周病罹患率はかなり高かったそうで、デンターライオンの名はこのCMでかなり浸透したようです。

 このように歴史からみても日本国民の口腔意識は時代とともに変化してきています。虫歯や歯周病の疾患治療だけでなく、輝く白い歯にして欧米人のように相手に好印象を与える歯の審美的な意識が強くなったのでしょう。

■ホワイトニングは歯を削らず明るくする

 近年ではホワイトニング(歯牙漂白)に注目が集まっています。歯を美しく見せる審美歯科治療の1つで、薬剤を用いて色素を抜き天然歯を白くすることすべてを指します。歯を大きく削り被せ物をするセラミッククラウンや、歯の表面を少し削り薄い板を張り付けるラミネートべニアなどの修復補綴(ほてつ)処置を含める場合もありますが、一般的にはホワイトニングといえば歯を削ったりすることなく明度をアップさせることを示します。

 ホワイトニングは歯科クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と、自分で行う「ホームホワイトニング」の2つに大別されます。

 オフィスホワイトニング用薬剤は濃度が高いので特に注意が必要です。濃度が高い分早くホワイトニング効果が出るので、国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士が必ず取り扱わなければなりません。

 オフィスホワイトニングは最初に基本的な口腔内検査を行い、大きな虫歯や不適合な充塡物がある場合はまずその処置を行います。そのままホワイトニングをすると薬剤がすき間に入り込んで痛みを誘発したり、神経に悪影響を及ぼしたりしますので、この事前のチェックは必ず行わなければなりません。

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「錯視」世界一!杉原厚吉教授の「不可能立体」(東洋経済オンライン)

10/17(水) 5:20配信

東洋経済オンライン

 フジテレビの番組「関ジャニ∞クロニクル」の、9月22日(土)の放送内容は「錯視研究の第一人者を取材! 見て楽しい! 驚きの錯視に大興奮!」というものだった。上図のように、丸い車庫の屋根が、鏡に映して反対側から見るとギザギザになっている写真が紹介された。

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どうしてこんなことが起こるのだろう。これを作ったのは、国際的な錯視コンテスト“The Best Illusion of the Year Contest” で優勝2回・準優勝2回の常連ファイナリスト、明治大学先端数理科学インスティテュート所長の杉原厚吉(すぎはら・こうきち)特任教授(東京大学名誉教授)である。ぜひ、こちらで動画を再生して、見ていただきたい。今年もすでに、ベスト10入りを決め、3度目の優勝なるかが注目される。

■心理学と立体図形の数理が引き起こす錯覚

 杉原教授は、平面画像からコンピュータに立体図形を認識させる技術を研究した。それを用い、「エッシャーの無限階段」や、「ペンローズの四角形」などをコンピュータに認識させたところ、「そのような立体は存在する」ことを発見した。「不可能立体」はここに始まる。実際にそれらは作製された。

 ペンローズ四角形などは、「絵にかいた錯視」として知られていた。立体でこれを作る試みは以前にもなされているが、見え方が不自然である、わずかでも視点が動くと錯視が保てない、などの弱点があった。

 杉原教授の作品は、数理科学的に正確に作られており、自然かつ安定的に錯視を作り出す。もちろん、安定とはいっても、視点は一定の範囲内に限られており、どこから見ても正真正銘のエッシャー階段が作れるわけではない。

 さて、同じ射影が映し出される立体は無数にある。その中には、別な角度からの射影がまったく違う形を想像させる立体もある。これを利用して、見る角度によって違う形状に見える「変身立体」を作ることができる。

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バンクシー「切り刻まれた絵画」の新しい価値(東洋経済オンライン)

10/16(火) 16:20配信

東洋経済オンライン

 「このほど買い手が付いたバンクシーの『風船と少女(Girl with Balloon』は、新たな作品として『愛はごみ箱へ(Love is in the Bin)』と改称することをここに宣言します」

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 世界を代表するオークションハウス・サザビーズは10月11日、落札直後に仕掛けられたシュレッダーによりカンバスの半分まで裁断された作品の改称について、高らかに宣言した。

オークションで落札を知らせる小づちが振り下ろされてわずか数秒後、ビープ音とともにカンバスが滑り降りてきて裁断される状況は東洋経済オンラインを含む各国メディアを通じて映像とともに広く報じられている。その「作品現物」が10月13~14日の週末、ロンドン中心部にあるサザビーズのギャラリーで一般向けに無料公開された。

■オークションのさなかに生で創られた作品

 公開にあたりサザビーズのアレックス・ブランチック現代美術(欧州担当)マネジャーは、今回の一連の出来事について、「バンクシーはオークション会場で作品を破壊したのではない。新たに創り出したのだ。史上初めてオークションのさなかに生で創られたこの作品が改名されることについて、当社は大変うれしく思う」と述べている。

 『風船と少女』はもともと2006年に描かれた作品だが、同じようなモチーフの絵は壁画としてロンドン市内の2カ所に描かれている。今回のオークション作品をめぐっては、イギリスのメディアの間で「バンクシーの代表作とも言えるもの。どこか有名どころの美術館が展示するために購入するのでは」と下馬評があったものの、サザビーズの落札予想額は「20万~30万ポンド(3000万~4500万円)程度」と控えめだった。

 ところが、最終的な落札額はその3倍を超える104万2000ポンド(約1億5400万円、サザビーズの販売手数料含む)に達したことも驚きだったが、なによりも落札直後の「作品の破壊」はこれまで例のないことで「作品に瑕疵(かし)があった場合は買い手はこれを拒否することができる」という条項が用いられるのではないかという推論まで語られたほどだ。

 落札したのは、サザビーズが「古くからの顧客」と称する欧州在住の女性だが、いまもって具体的に誰なのかは発表されていない。11日に同社を通じて発表されたこの女性の声明を読むと「作品が細断された際、最初はショックを受けた。しかしそのあとになって美術史に残る作品が自分のものになることをじわじわと感じ始めた」と語っており、この状態で購入することを改めて表明する格好となった。

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「リカちゃん人形」を完全理解する蘊蓄100章(東洋経済オンライン)

10/16(火) 15:00配信

東洋経済オンライン

モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。

蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「リカちゃん人形」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

この連載の一覧はこちら
 01. 「リカちゃんハウス」とはタカラトミー(旧タカラ)製の着せ替え人形・リカちゃん用ドールハウスのこと

 02. ビニール玩具メーカーだったタカラは、1960年にビニール製空気人形〈ダッコちゃん〉を大ヒットさせた

 03. 1966年、タカラはその加工ノウハウを活かし、女児向けの着せ替え人形市場への参入を計画する

 04. 当初は米国製の〈バービー〉や〈タミー〉など、他社の着せ替え人形用のドールハウスを製作予定だった

 05. しかし外国製の人形は等身が約30cmと大きく、ドールハウスのサイズも相当大きくなることが予想された

 06. ドールハウスは欧米では人気玩具だったが、日本の住宅事情や子どもの持ち運びに適さないと企画を変更

 07. 日本の狭小な住宅事情に見合ったサイズのドールハウスと、それに合った〈独自の人形〉開発に着手する

 08. 1967年7月4日、タカラはオリジナルの着せ替え人形「リカちゃん」(初代)を発売。価格は1体600円だった

 09. 同日、リカちゃん専用のドールハウス「リカちゃんドリームハウス」(価格980円)も同時発売された

 10. 人形の企画にあたっては、日本の少女たちがより身近に感じられるファッションドールをテーマに掲げた

■細かいキャラクター設定

 11. リカちゃん人形の身長は外国製人形よりも小ぶりに、幼い女児の手にも収まるよう約「21cm」に設定された

 12. 顔やスタイルは、当時流行していた少女漫画のヒロインを意識し、人形の目には漫画的に「星」が描かれた

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アンダーアーマーが卓球新リーグで狙う勝機(東洋経済オンライン)

10/16(火) 7:20配信

東洋経済オンライン

 「卓球というスポーツのポテンシャルは、正直、完全に未知数です。実際に市場を耕してみないとわかりません。ただ、うまくいけば大きく発展する可能性は十分に秘めているでしょう」

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 10月24日(水)に開幕が迫る卓球の新リーグ「T.LEAGUE」(Tリーグ)。

 そのユニフォームの公式スポンサーとなったUNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のブランドを日本での総代理店として展開するドーム代表取締役CEOの安田秀一氏は、卓球市場の可能性についてこう分析した。

 ドーム社はこれまで、契約チームとして読売ジャイアンツ(プロ野球)、大宮アルディージャ(サッカー)、琉球ゴールデンキングス(バスケットボール)、パナソニック・ワイルドナイツ(ラグビー)など、さまざまなスポーツチームのユニホームサプライヤーとなっているが、卓球分野への進出は今回が初。

 卓球用品を製作してきたこともないため、まさにゼロからのスタートだ。

 今までかかわることのなかった、“完全に未知数”だという卓球市場に、なぜ参入することを決めたのか。

 そして、卓球というスポーツにどのような未来を描いているのだろうか。1年目のシーズン開幕目前となった今、安田氏本人にその真意を聞いた。

■契約をするのに「有名かどうか」は関係ない

 「松下(浩二専務理事)さんの熱意、これしかない」

 8月2日、東京・六本木で行われたTリーグユニフォーム発表会見で、Tリーグとパートナーシップ契約を結んだことを発表したドーム。安田氏はこの日の会見に登壇し、Tリーグへの協力を決めた理由をこう述べた。

 松下氏とはじめに会話を交わしたのは今年の5月だったという。改めて当時の会談内容について聞くと、安田氏は真っ先に「松下さんはじめ、Tリーグ幹部の方々が新しいことに挑戦したいという想いが非常に強かった」と振り返る。熱量の高さに圧倒された様子だった。

 さらに、卓球という新しい市場に参入する意義について、安田氏はこう話す。

 「近年のスポーツ業界は不祥事が多いですが、これは各スポーツのガバナンス(統治)が確立されていないことが問題としてあります。

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「ロゼ」を軽視する日本人はワインを知らない(東洋経済オンライン)

10/16(火) 6:40配信

東洋経済オンライン

 こんにちは!  杉山明日香です。今回はロゼワインについてのお話です。「どんな時に飲んでいいのかわからない」「ロゼって……薄いワインじゃないの?」といった声が私の耳に届いたことは1度や2度ではありません。そんな方に、声を大にして「ちょっと待って!」と言いたいです。

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 ロゼは「赤ワインと白ワインを混ぜて造る」と思っている方も多いようですが、それは基本的に違います!  この「混ぜて造る」が不当に転じて、「中途半端で薄い感じ」といったイメージを持たれがちですが、「それでは、ロゼが気の毒じゃないの!」と私はいつも思っているんです。

■ロゼはどうやって造られているのか

 ロゼは、赤ワインと白ワインのいいところを兼ね備えた、むしろ積極的に楽しんでいただきたいワインです。私は自宅に、いろんなお料理に合わせやすく、どんな時でも楽しめる「万能ワイン」を何本か常備しているのですが、その中にはもちろんロゼワインもあります。ぜひロゼを知って、その名の通り、毎日を“バラ色”に染めていきましょう! 

 そもそも、ロゼワインってどのように造られるのでしょうか?  ヨーロッパでは、基本的に赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを造ることは禁止されています。

 大きくいうとロゼには2種類あって、1つは黒ブドウのみで造られたもの。これは黒ブドウ本来のしっかりとした味わいやタンニンの要素を持ちながらも、軽やかさのあるロゼに仕上がります。

 もう1つは、黒ブドウと白ブドウを合わせて醗酵させたもの(赤ワインと白ワインではありません! )。これは、黒ブドウの要素と白ブドウならではの爽やかさが合わさった、赤ワインと白ワインのいいとこどりをしたロゼともいえます。ドイツのロゼはこのタイプが多く、ロートリングという名のワインが有名です。

 ついでにもうちょっと詳しく説明すると、黒ブドウだけで造る代表的な製法は「セニエ」というもので、フランス語で「血を抜く」という意味があります。もともとは赤ワインを造る際に、果皮や種子などからのエキス分の凝縮感を高めるため、醗酵開始後に少し果汁を抜いていたんです。

 その抜いた果汁を、そこから白ワインの製法と同様に低温醗酵してできるのがセニエのロゼ、というわけです。味わいももちろん、色合いのバランスも上手に調整していく必要があるため、実は造るのが難しく、手間のかかるワインでもあります。

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「人魚の眠る家」は価値観を問う娯楽作品だ(東洋経済オンライン)

10/16(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

 愛するわが子は医師から「脳死の可能性が高く、回復の見込みはない」と診断される。だが母は、なんとしても娘を生かし続けようと誓った。たとえそれが神の領域に踏み入る行為だったとしても――。

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 東野圭吾といえば、多くの業界関係者が映像化を熱望し、原作争奪戦が繰り広げられるベストセラー作家。そんな彼が「こんな物語を自分が書いていいのか?  今も悩み続けています」と振り返るほどに、書くことに苦悩し、もがきながらも紡ぎだした作品が、作家デビュー30周年記念作品『人魚の眠る家』である。

 それゆえに、「この物語を映画化したいという話を聞き、驚きました。この重たいテーマだけは敬遠されるだろうと予想していたからです」と告白する東野だったが、スタッフ・キャストの丁寧で繊細な映画作品作りに感銘を受けて、「間違いなく一級の娯楽作品となっていた」と感じたという。

■娘の脳死を受け入れるべきか

 この物語は、離婚寸前の仮面夫婦のもとに、「娘がプールでおぼれた」という知らせが届くところから始まる。愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないと診断される。目の前で健やかに、しかし深く眠り続ける娘を前に、彼女を生かすべきか、それとも脳死を受け入れて臓器を提供するべきか。夫婦は究極の選択を迫られる――。

 過酷な運命に翻弄されながらも、狂気と紙一重ともいうべき行動でただひたすら子どもを守り続ける母親・播磨薫子を演じたのは女優の篠原涼子。彼女自身が2人の子どもの母親であるだけに、本作の台本を読んだ時は感情移入をしてしまい、目が腫れてしまうほどに泣きはらしたという。

 自分の意志をしっかりと持ち、決して流されない。しかしその愛の深さゆえに、その行動には狂気的な面が宿っていく。そんな母親の愛情の深さを渾身の演技で体現した彼女。彼女の夫・播磨和昌を演じた俳優・西島秀俊は、「演技とは思えない。魂の底から生まれてくるような演技をされていて、毎シーン、一緒に演じていて圧倒されました」と称賛する。

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3Dマップ&ランキングで見る東京「基準地価」(東洋経済オンライン)

10/16(火) 5:40配信

東洋経済オンライン

 9月18日、国土交通省は最新(7月1日)時点での基準地価を発表した。基準地価とは各都道府県が全国約2万2000の基準地における土地の価格を調査したもの。公示地価や路線価などと並び、土地の取引を行う際の目安として使われる。今年は住宅地、商業地などすべての用途を合わせた全国平均値が1991年以来27年ぶりに上昇したことで話題となった。

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 基準地価に関するニュースでは地区ごとの平均値や最高値など個別の数値が取り上げられることが多いが、それだけで全体の傾向をつかむことは難しい。そこで、東洋経済では東京都内の基準地価1268カ所を3Dの地図にマッピングして、地価の傾向や昨年との比較、用途ごとの特徴がわかるようにした。

特設ページ(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/landprices/)にアクセスすると3D地図を見ることができる。

■UberのWebGLフレームワークを使用

対象としたデータは2018年および2017年7月1日の基準地価それぞれ1268カ所。データは国土交通省の土地総合情報システムから取得した。3D地図のマッピングにはUberの提供するWebGLフレームワークdeck.glを使った。価格は万円単位とし四捨五入。色や高さは値を基にして事前に調整した。

 基準地は200メートルごとに集計されている。そのため、複数の基準地が近接している場所では、ひとつのバー(六角形)に2つ以上の基準地が内包される。その場合、色や高さは平均の価格や騰落率を基に描画している。それぞれのバーをタップまたはマウスホバーすると、該当する基準地の情報(交通施設と距離、価格、地積、利用現況)が表示される。いずれの情報も国土交通省の前掲のデータセットから取得した。

 また、地図上側から最新(2018年7月1日)の基準地価と昨年(2017年7月1日)との比較や、土地の用途(全用途、住宅地、商業地)を切り替えることができる。比較マップは昨年に比べて価格が上昇していれば暖色(赤)、下落していれば寒色(青)とした。色が濃く、バーが高いほど上昇/下落幅が大きいことを示す(比較の対象となった基準地は2017年・2018年の両方にデータが存在する1239カ所)。

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「言った、言わない」で争う営業に欠けた視点(東洋経済オンライン)

10/15(月) 15:00配信

東洋経済オンライン

営業、交渉力などの研修講師として5000人以上を指導してきた大岩俊之氏による連載「すぐに使える営業の心理学」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

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■日本人はあいまいな表現を好む

 営業マンは「言った・言わない」など、お客さまとの揉めごとは、絶対に避けなければなりません。しかもなぜか、この手の揉めごとは、新人よりも仕事に慣れた人の方が起こりやすいので、中堅以上の営業マンでも注意が必要です。

 今回のテーマは、「ロジカルコミュニケーション」です。アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホールが唱えた「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」という区別方法を例に挙げながら、説明していきます。

 「ハイコンテクスト文化」とは、伝える努力をしなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう文化のことです。あいまいな表現が多く、あまり多くを話さない傾向にあります。ハイコンテクスト文化の筆頭は、まさに日本人です。

 一方「ローコンテクスト文化」とは、明確に言語によってコミュニケーションを図ろうとする文化のことです。直接的で分かりやすい表現を旨とし、寡黙であることを評価しない傾向にあります。ローコンテクスト文化は、ドイツ人、アメリカ人、フランス人などがメインとなります。

 この日本人特有のハイコンテクスト文化は、会社での仕事の進め方だけではなく、人との付き合い方、家族間の会話など、日常生活にも浸透しています。なので、仕事でのやり取りがあいまいになってしまうのは、ある意味仕方ないことなのかもしれません。よくあるやり取りは、「空気を読めよ!」「雰囲気で察しろ!」「1つ聞いたら、大体分かるだろ!」「何年働いているんだ!」「あれあれ、それそれ!」「いつものようにお願いします!」といったものです。

 しかし、これらの言葉は本来、ビジネスの現場ではあってはなりません。特に、お客さまとやり取りをする営業マンが、きちんと事実を確認せずに仕事を進めることは、ミスを誘発する原因にもなります。明確な情報を把握していないということは、お客さまに迷惑をかけるだけではなく、会社に多大な損害を与えることにもつながるのです。

 日本人はハイコンテクスト文化のため、いちいち説明しなくても、あるいは、説明が分かりづらくても、「私のことを察してくれる」という気持ちが先に出てしまうのは、仕方ない面もあります。ですが、営業マンがミスをしないため、きちんと相手に意図を伝えるため、商談を優位に進めるためには、営業マン自身が工夫をするしかありません。

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プロ野球観戦「有料LV」にファンが集まるワケ(東洋経済オンライン)

10/15(月) 11:00配信

東洋経済オンライン

 今シーズンのペナントレースが終わり、10月13日からはクライマックスシリーズ(CS)に突入しているプロ野球。セ・リーグでは横浜DeNAベイスターズが3年ぶりにBクラスに転落し、CS出場を逃した。

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 2012年にDeNAに買収されて以来、破竹の勢いで観客動員数を伸ばしてきた横浜DeNAベイスターズ。本拠地である横浜スタジアム(ハマスタ)最終戦となった9月22日、球団創設以来初めてとなるシーズン観客動員数200万人を達成した。

 DeNAによる買収前年の2011年シーズンが110万2192人であり、そこからわずか7年でほぼ倍増。ハマスタの稼働率は実に97%に達した。

 だが、稼働率の向上と比例する形で観戦チケットもプラチナ化しており、ファンはチケットを購入できない不満を溜め、球団側にとっては多大な機会損失が発生しているのが現状だ。

 次善の策として球団が打ち出したのが、有料のライブビューイング(以下、LV)だ。ハマスタホームゲーム12試合のLVをハマスタ以外の会場4カ所で実施したほか、ビジターゲーム3試合のLVをハマスタで実施した。 

■第1弾は7500円でも完売

 第1弾は、7月31日~8月2日の巨人との3連戦だった。会場は横浜高島屋とそごうの屋上ビアガーデン、それにハマスタに隣接するホテル横浜ガーデンの計3カ所で行われた。この3連戦は、毎年恒例のイベントゲーム「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の対象ゲームで、来場者には限定デザインのユニホームが配布され、試合終了後には試合の結果に関係なくレーザー光線と花火を使った演出が実施された。

 ベイスターズは需要に応じてチケット価格を変動させるフレックスプライス制を採用しており、この3連戦は最高ランクの5つ星ゲーム。球場で観戦する場合のチケットは基本価格に600円が上乗せされるので、ファンクラブ会員価格で基本価格3100円の内野B指定が3700円に、一般価格では4200円だった。 

 今回の有料LVは、試合の模様をCS放送のTBSチャンネルで流している放送を受信して会場内に設置されたモニターで観戦する企画だった。

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