最新自転車トレンドはディスクブレーキ付きロード(日経トレンディネット)

 2018年モデルの新作発表会から見えてきた自転車の最新トレンドは、ロードバイク用の油圧制御ディスクブレーキやGPS機能搭載サイクルコンピューターなど最新技術を採用したアイテムを、比較的手ごろな価格帯のモデルが続々と搭載してきたこと。これまで一部の“シリアスライダー”向けだった最先端の技術が、これからスポーツ自転車を始めるようなビギナーでも使いこなせるように、やさしく進化してきた特徴だ。

【関連画像】4スタイル×最大38色のオーダーが可能な「ブリヂストンアンカー」。低価格から最上位モデルまで自分好みの色を選べる点もよい

 では最新トレンドに触れる機会が多いとされる関西、関東の人気スポーツ自転車ショップ店長はどんなスポーツ自転車&関連アイテムに注目しているのか。今回は大阪・京都に4店舗を展開するロードバイク・トライアスロン専門店、シルベストサイクルの山崎敏正統括店長(以下、山崎店長)が注目する11アイテムを紹介する。

走りも見た目も「自分らしさ」を“発信”

 山崎店長は“幻のモスクワ五輪(1980年)”で自転車トラック競技4000m個人追い抜きの日本代表選手となり、還暦を迎えた現在も実業団ロードレースに参加して最年長優勝記録を更新するなど、年を重ねながらも走り続ける実践派。そんな山崎店長が注目するのは、走りも見た目も自分らしさが得られ、使う楽しさを仲間と共有できるようなアイテムだ。

●カーボンからアルミフレームまで“カラーオーダー”が充実

 「スポーツ自転車を自分好みのカラーにオーダーできるシステムはこれまでもあったが、2018年はさらに充実している」と山崎店長。

 例えばブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド、ブリヂストンアンカーでは、フレームだけでなくロゴやタイヤなど細かくカラーを組み合わせて選ぶことが可能だ。欧米メーカーよりもサイズ展開が豊富なモデルが多く、小柄な人でもベストサイズの1台を選びやすい。

 またアルミフレーム製造に定評のある米国の人気ブランド、キャノンデールからは、カーボンフレームよりも手ごろな価格で、カーボン素材に匹敵するほどの高い性能があるアルミフレームロードバイク「CAAD12」が22色展開で登場。カラーはオーダーできないが、フレーム価格15万円(車輪やハンドルなどは別売り)という価格帯で、豊富なカラーから選べるところが注目点。

 世界最高峰のプロロードレース「ツール・ド・フランス2017」で、スポーツバイクブランドとして最多となる13回目の総合優勝を飾ったイタリアの名門、ピナレロは、旗艦モデル「ドグマF10」などの上位モデルで、フレームだけでなくロゴやパーツのカラーも選べるオーダーシステム「MY WAY」を展開する。

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武田薬、国内体制を刷新 開業医・専門医向け事業ユニット新設(日刊工業新聞電子版)

■二次医療圏の営業体制を整備

 武田薬品工業は4月1日付で国内の医療用医薬品事業における体制を刷新する。開業医向け製品と専門医向け製品を扱う事業ユニットをそれぞれ新設。開業医向けについては営業所数を現在の88から154へ増やす。

 政府は医療や介護を地域で一体的に提供し、大病院への集中を分散する地域包括ケアシステムの構築を進めている。武田薬品はこうした変化に対応し、柔軟な情報活動を実現する狙い。現在約2300人いる医薬情報担当者(MR)は維持する。

 開業医向け製品を扱う「ジェネラルメディスンビジネスユニット(GMBU)」と、専門医向け製品を手がける「スペシャルティビジネスユニット(SPBU)」を新設する。このうち、GMBUは154営業所および神経・精神疾患の専任組織による体制とする。

 健康増進・疾病予防から入院治療まで一般的な保健医療を提供する二次医療圏に合わせた営業体制を整えることで、きめ細かな情報活動につなげる。営業所の責任者には、医療と経営の知識を備えていることを示す資格「医療経営士」の保有者を充てる。

 岩崎真人取締役は「機能分化で全体の生産性も向上させる。専門医向け製品は作用機序や副作用が複雑だが、正しく伝えていく」と述べた。

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進化するサバゲー 非日常求めて女性もふらりと参戦(日経トレンディネット)

 近年、急速にポピュラーになった遊びがある。玩具のエアソフトガンを用いて行うサバイバルゲーム(以下「サバゲー」)だ。

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 サバゲーは、2チームに分かれてBB弾と呼ばれる専用の弾を敵に命中させて倒す(ゲームオーバーさせる)、というのが基本ルールだ。勝敗の決定方法は敵陣に設置されたフラッグを取る、あるいは相手チームを全員ヒットして全滅させるなど、いくつかの種類がある。弾がヒットしたかどうかの判定は当てられた側の自己申告制である。サバゲーはこれまで、主にガンマニアやエアソフトガン好きの間で定着していたが、ここにきて幅広い層が楽しめる大人の趣味として認知を広げつつあるという。

 もっとも筆者のようなアラフォー世代にとってエアソフトガン自体はなじみのあるホビーだろう。子どものころはプラモデルやミニ四駆などを買いに模型店へ足を運ぶことが多く、そこにはエアソフトガンも売られていたからである。俗に“1900円シリーズ”と呼ばれる東京マルイ(東京都足立区)の製品は、筆者を含めて多くの友人たちが持っていた。しかし、本格的にサバゲーをやったことがあるのはその中でもごく一部だけ。当時は今のような専用のフィールドはほとんど整備されておらず、「危険な遊び」と見なす世間の目もあり、どこか後ろ暗いイメージがあった。

 それがなぜ変わったのか。お台場にあるサバイバルゲーム専門フィールド「ブレイブポイント台場」を運営するエッジイノベーション(大阪府吹田市)の生田篤史社長に話を聞いた。

都市型のインドアフィールド増加と共に普及

 生田社長は、「10年ほど前から山奥の私有地を使ったサバイバルゲームの専用フィールドが整備されるようになり、それ以前よりもかなりハードルが下がった」と話す。ただし現在のようにエアソフトガンにまったく触わったことがない層まで普及したのは都市型のインドアフィールドが増えたここ3~4年のことで、銃が登場する『24-TWENTY FOUR-』などの海外ドラマや、『メタルギアソリッド』などのゲーム、YouTubeに上がっている動画を見てサバゲーに興味を持ったという人も多いという。

 「かつてのようにエアソフトガン好きが高じてサバゲーを始めるという流れではなく、最初からサバゲーが目的というのが近年の傾向」(生田社長)。実際にブレイブポイント台場店を訪れるユーザーは、9割以上がサバゲー未経験者。たまたま通りかかり「ちょっとやってみようか」とライトな感覚で遊んでいく人も多いという。

 サバゲー専用フィールドには、エアソフトガンをはじめ目を保護するゴーグルやグローブ、迷彩服などの装備品はレンタルが用意されているのが一般的だ。ブレイブポイント台場店では、ゴーグルさえ装着していれば服装は普段着のままでもプレイできるという。インドアのフィールドはアウトドアと違って土や泥などで洋服が汚れることがなく、そういった点も遊びやすさにつながっている。

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粗鋼生産の今年度見通し、8100万トン割れ-2年ぶり(日刊工業新聞電子版)

 高炉4社を合わせた2017年度の粗鋼生産量が、2年ぶりに8100万トンを割り込みそうだ。4社の見通しを合計すると8050万トン程度と、16年度の8157万トンを100万トンほど下回り、15年度の8080万トンとほぼ同水準になる。各社とも工場の事故やトラブルに足を引っ張られた。東京五輪・パラリンピック関連などの需要が盛り上がる中での稼働率の低下は、需要の取りこぼしにつながる。アジアの強豪に対抗する上でも、安定操業が重要課題となる。

 新日鉄住金は大分製鉄所(大分市)の厚板工場で17年1月に起きた火災事故が響き、生産量が落ち込んだ。同社の18年3月期連結決算は、台風の影響なども含む生産・出荷面の制約で、経常利益が570億円下押しされる見通しだ。佐伯康光副社長は「じくじたる思いだ」と振り返る。

 JFEスチールも同年8月に東日本製鉄所京浜地区(川崎市川崎区)の転炉設備でトラブルが起き、生産量が伸び悩んだ。日新製鋼は周南製鋼所(山口県周南市)で15年7月に運転を始めた連続鋳造機の初期トラブルの影響が尾を引いた。

 各社の業績は内需回復を受けた値上げの効果で好調だが、先行きは人口減少などに伴う需要減退で、設備稼働率に下向きの圧力がかかる。ここに事故などが重なれば、固定費が重い装置産業にとって深刻な事態になる。

 トラブルの一因とされるのが、高度経済成長期に導入した設備の老朽化や、熟練工の退職だ。各社もこうした課題への対応に力を注いでいる。新日鉄住金は総額640億円を投じ、君津製鉄所(千葉県君津市)と鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)でそれぞれコークス炉の改修や増設を進めている。18年度上期には室蘭製鉄所(北海道室蘭市)のコークス炉でも130億円を投じ、改修工事を始める。

 JFEスチールも東日本製鉄所千葉地区(千葉市中央区)にあるコークス炉の一部で更新工事に取り組んでいるほか、西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)でも18年度上期からコークス炉の更新作業を進める。いずれも最新設備の導入で操業の安定性やエネルギー効率が高まるほか、低品位の石炭を使えるようになり、原料費も減ると期待している。

 一方の技能継承問題では各社とも、トラブルへの対策や予防策にビッグデータや人工知能(AI)を生かす取り組みに力を入れている。若手技能者らの経験・知識不足を補い、安定操業に寄与する技術の確立が急がれる。

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伊豆のロングセラー観光銘菓「あけびあん」などを製造していた丸伊が破産開始(帝国データバンク)

 (株)丸伊(TDB企業コード:410022361、静岡県伊東市宇佐美1659-14、資本金1000万円、代表渡邊秀樹氏)は、2月5日に静岡地裁沼津支部より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は梅田欣一弁護士(静岡県沼津市御幸町17-12、梅田法律事務所、電話055-931-1500)。財産状況報告集会期日は5月14日午後3時。

 当社は、1957年(昭和32年)10月創業、63年(昭和38年)11月に法人改組した観光用土産菓子製造業者。和菓子70%、洋菓子30%の比率で、伊豆半島一円ほか、一部は神奈川県箱根一帯までを商圏として、観光施設やホテル、旅館、ドライブインなどに販売していた。観光銘菓「あけびあん」などのロングセラー製品を扱い、知名度が高く、商品開発力には定評があった。

 しかし、ここ10数年来は、観光産業の不振が続き、当社においても販売量の低下から売上は減少の一途を辿っていた。打開策として、2008年には首都圏に進出し、鉄道会社や航空会社などとの取引も開始するなど販路開拓を進めてきたが、その後の経済環境の悪化もあって、業績の改善には結び付かず、2012年6月期には年売上高約2億2000万円にまで落ち込んでいた。同時に累積損失の拡大で資金繰りが悪化し、資金調達も限界に達したため、2013年10月8日に事業を停止していた。

 負債は約3億9670万円。

スタンバイOK!! 宇宙で船外活動-金井飛行士(日刊工業新聞電子版)

■宇宙服は“小さな宇宙船”

 こんにちは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士の金井宣茂です。2017年12月から国際宇宙ステーションに滞在しており、世界中の研究者から提案されたさまざまな科学実験や、宇宙ステーションの保守に関わる作業を、日々行っています。

 宇宙ステーションを安全に維持していく上で欠かせない保守・点検作業は、地上と同じとなるように気圧や空気に制御されている船内だけでなく、ときには船外の宇宙空間に出て行うこともあります。宇宙服を着て、宇宙ステーションの船外で行う作業は「船外活動(EVA)」と呼ばれます。

 この宇宙服は、宇宙ステーションから空気や電力の供給を受けることなく、独立して宇宙飛行士が活動を行うことができるシステムで、いわば“小型の有人宇宙船”としての機能を備えています。このため、サッと手早く身にまとってハッチの外に出るというわけにはいきません。

■伸びる身長に合わせる

 現在、16日に予定されてる船外活動に向けて、軌道上では少しずつ準備作業が進んでいます。宇宙服は、特大、大、中とサイズがあります。長期に宇宙滞在を続けていると、背骨と背骨の隙間が広がって身長が伸びるなど体形の変化が出ることがあるので、船外活動の前には、必ずサイズ合わせをする必要があります。

 本番と同じように宇宙服に身を包み、内部を加圧してみて、手足の長さがちょうど良くなるように、袖や裾を伸ばしたり縮めたりするのです。

■0.3気圧、エベレストの頂上

 「宇宙服を加圧する」と書きましたが、宇宙服は外気圧よりやや高い圧(約0.3気圧)を常に保つように中を空気(正確には純酸素)で満たして、人間が生存できる環境を維持する仕組みになっています。宇宙ステーションの内部にいるときは、1気圧よりやや高い圧となりますが、船外の宇宙空間に出たときの外気圧はほぼゼロですから、宇宙服の内部はおよそ0.3気圧に保たれます。これは地上でたとえるとエベレストの頂上と同じくらいの気圧なのですが、空気ではなく100%の酸素を使いますので高山病になることはありません。

 宇宙飛行士が呼吸することで減る酸素は、宇宙服の背中についたバックパックに収納された酸素タンクから補充されます。一方、宇宙飛行士が吐き出した二酸化炭素は、特殊な吸着キャニスターで吸収する仕組みになっています。

 このキャニスターの用意も、船外活動に向けての大切な準備作業です。ベイクアウトといって、特別な加熱処理をすることでキャニスターの内部に閉じ込められた二酸化炭素を追い出して、再度使えるようにするのです(船内のキャビンに放出された二酸化炭素は、宇宙ステーションの生命維持システムにより除去されます)。

 酸素タンクとは別に、宇宙服の背中のバックパックには水のタンクが備え付けられています。長時間の作業でのどが渇いたときのため…ではありません。

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なぜ日本では医療系VBが育ちにくいのか、厚労省が「資金・人材」好循環探る(日刊工業新聞電子版)

 厚生労働省は、医療系ベンチャーを育てる好循環(エコシステム)の確立に向けた政策研究を2018年度に始める。日本では医薬品をはじめ、実用化につながりそうな優れたシーズ(種)が複数存在していても、それが十分に生かされていない課題がある。大学や研究機関といったアカデミア、医療系ベンチャーがそれぞれ抱える課題を明確にすることで、ベンチャー育成に向けた環境を整備していく。

 研究対象は、アカデミアにおける医薬品や医療機器、再生医療等製品に関するシーズと実用化に向けた開発状況、医療系ベンチャーの資金調達や人材確保などに関する課題。

 厚労省は医療産業発展のため、医療系ベンチャー振興を活発化している。効果の高い政策を打つために、より本格的な政策研究が必要と判断し、予算を計上した。研究により課題を正確に把握し、今後の政策につなげる。研究費の規模は1課題あたり年間500万円程度で、研究実施予定期間は最長で1年間とする。採択数として1課題の予定。

 採択先としては、医療産業に詳しい大学研究者やベンチャー企業などを想定。審査では、医薬品や医療機器、再生医療等製品に関する研究開発や知的財産、薬事などに関する知見を持つ専門家が研究代表者となるなど、研究体制が構築されていることを要件とする。

 併せて臨床研究中核病院など、革新的な医薬品や医療機器の開発推進で中心的な役割を担う機関との協力体制が築けていることなども求める。これらの要件により、研究成果を政策に移せる実践的なものにする方針だ。

 厚労省は、17年4月に医療系ベンチャーの支援業務を行う「ベンチャー等支援戦略室」を設置。同年10月には、医療系ベンチャーを振興するためのイベントを神奈川県内で開催した。今回の研究を通じてアカデミアとベンチャーそれぞれの現状や課題の把握につなげる。

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焼き判定はIBMワトソン譲りのAI コネクテッドロボティクスが自動たこ焼きロボ(日刊工業新聞電子版)

■HISが導入を検討

 コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長)は多軸ロボットを使った自動たこ焼きシステム「オクトシェフ」を開発した。飲食店や食品工場での活用を見込む。エイチ・アイ・エス(HIS)が導入を検討しているという。HISグループはホテルやテーマパークで積極的にロボット活用している。都心の施設でオクトシェフを活用するとみられる。

 オクトシェフは多軸ロボット1台と振動による自動返し機能が付いたたこ焼き器、生地サーバーなどで構成。タッチ画面で指示を出すと、生地をカップで受け取り、たこ焼き1個分の具の入った皿に生地を入れる。その皿がたこ焼き器の上に移動して生地と具を落とす。ロボットが焼き器のスイッチを入れて、ある程度焼けてくるとロボットがピックを持ち、生地の縁をピックでなぞって回転しやすくする。焼けたらトングに持ち替え、器に入れる。

 焼き具合は人工知能(AI)の画像認識技術で確認する。ロボットの制御と画像認識は独自に開発した。AIはIBMの「ワトソン」の機械学習システムを活用している。多軸ロボットは現在、デンマークのユニバーサルロボット製を利用しているがメーカーは問わない。

 HISはロボットがコーヒーを給仕する「変なカフェ」を東京・渋谷に出店した。オクトシェフもロボットによる自動化システムでサービスする形態の店舗で活用する見込み。コネクテッドロボティクスはロボットによる調理の自動化システム開発が主な業務で、2014年2月に設立した。今後は牛丼や焼き鳥、デザート調理の自動化を目指す。

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過去に「カーコンビニ倶楽部」や中古車情報マガジン「カッチャオ首都圏版」などの事業を展開、翼システムが破産開始(帝国データバンク)

 翼システム(株)(資本金8000万円、東京都江東区亀戸6-21-8、代表道川研一氏)は、2017年10月25日に債権者より東京地裁へ破産を申し立てられ、2月6日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は斎藤淳一弁護士(東京都港区西新橋1-21-8、さいとう法律事務所、電話03-3504-3651)。

 当社は、1973年(昭和48年)2月設立。独立系のソフトウェア開発、販売業者で、自動車整備業や同電装業、板金塗装業向けの業務用アプリケーションである「スーパーフロントマン」の全国販売を展開。99年には新ロードサービス「カーレスキュー70」のサービスを開始するほか、2000年には関係会社を通じて短時間で車の板金塗装や車検を行う「カーコンビニ倶楽部」の管理運営を展開、さらに2001年には中古車情報マガジン「カッチャオ首都圏版」を創刊するなど積極的に事業を拡大し、2001年3月期の年収入高は約317億円を計上していた。

 この間、99年2月には法人税法違反容疑で当社および代表でオーナーの道川氏が起訴され、同年3月には同氏が代表を辞任する事態となったが、一方では以降もカーコンビニ倶楽部の加盟店を順調に伸ばした結果、当社ソフトシステムの販売も伸び、2002年同期の年収入高は約393億円に、2003年同期にはカーコンビニ倶楽部の追加メニューとして、整備業者を対象に車検の検査・見積りシステム「ヤマト車検」を開始し、約565億円の年収入高を計上していた。

 しかし、自動車業界での地位確立を急ピッチで進めてきたことによる新規事業展開や子会社支援、企業買収などの投資から社債を含めた有利子負債が多く負担が増大していたうえ、当社と「カーコンビニ倶楽部」におけるリース取引を巡る問題が指摘されたことで、業績は急速に悪化。2004年同期の年収入高は約440億円に落ち込み経常損失を計上、2005年同期の年収入高も約345億6200万円にとどまり2期連続の経常損失となっていた。

 このため、2004年2月には情報企画事業部を、2005年12月にはパッケージソフトウエア事業を、さらに2007年1月にはロードサービス事業「カーレスキュー70」を売却。業容は縮小を続け、2006年3月期は年収入高約244億3400万円にとどまり、約28億6000万円の欠損計上を余儀なくされていた。その後も、事業売却を行うなど債務の圧縮に努めてきたが、近年、実質的な活動は停止していた。破産を申し立てた債権者との間で係争中であったが、ここに来て結論が出たことに伴い今回の措置となった。

 負債は数十億円にのぼる見込みだが、今後の債権調査により確定する予定。

明治16年創業、グルメ漫画「美味しんぼ」でも話題になった高級醤油メーカー、きぢ醤油(広島県呉市)が事業停止、破産申請へ(帝国データバンク)

 きぢ醤油(株)(TDB企業コード600416081、資本金130万円、広島県呉市仁方本町1-2-51、代表今井明正氏、従業員2名)は、2月8日までに事業を停止し、事後処理を朝本孝一弁護士(広島県広島市中区上八丁堀3-6、朝本法律事務所、電話082-502-7280)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1883年(明治16年)創業、1952年(昭和27年)9月に法人改組された老舗の醤油メーカー。木桶を使った昔ながらの設備と独自製法の「弐段仕込醸法」で製造された「純正醤油」など高級醤油を主力に、広島産のカキ殻を使用した「かき三昧」、ポン酢、めんつゆなど幅広い商品を製造していた。広島県の「ものづくり オンリーワン・ナンバーワン企業」に選出されたほか、グルメ漫画「美味しんぼ」でも当社の醤油が紹介されるなど高級品としての知名度は高く、百貨店や食品専門商社、地元スーパーストアなどに販路を構築し、2000年8月期には年売上高約1億4200万円を計上していた。

 しかし、近年は長引く消費の低迷や醤油の需要縮小などで主力商品をはじめ販売が振るわず、2017年8期の年売上高は約5800万円にまでダウン、連続で赤字を計上して財務内容は債務超過に陥っていた。この間、広島レモンを使用した醤油など新商品を投入する一方で、原料である大豆の仕入れルートを変更したり、役員報酬などの人件費を削減したりして収益改善に努める一方で、事業譲渡も検討していたが奏功せず、ここにきて事業の継続を断念した。

 負債は、2017年8月期末時点で約1億4200万円。

 ※商号の「醤」は、正しくは異体字です。