「不眠症」を脱するための超シンプルな処方箋(東洋経済オンライン)

5/22(火) 12:43配信

東洋経済オンライン

世の中には、実に多種多様な「健康書」が氾濫している。しかし医者によって言っていることも大きく違い、何を信じたらいいのかわからない。「人生100年」時代、本当に信頼できて、誰でもお金を掛けずに毎日できる簡単な健康習慣とは、いったいどのようなものなのか。
4月26日、東洋経済オンラインのメルマガでもおなじみのムーギー・キム氏の渾身の著作『最強の健康法―世界レベルの名医の本音を全部まとめてみた』(SBクリエイティブ)が、『ベスト・パフォーマンス編』と『病気にならない最先端科学編』の2冊セットで刊行された。本書は日本を代表する50名に上る名医・健康専門家による直接解説を、東大医学部で教鞭をとる中川恵一氏、順天堂大で教鞭をとる堀江重郎氏が二重三重にその正確性をチェックしたうえで制作されている。

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東洋経済オンラインでは同書を元に、多くの名医たちが実践しているおカネの掛からない確かな健康法を紹介していく。第4回は、不眠について解説する。
 「睡眠とは、日中に活動して疲労が蓄積した脳と体を、いったんクールダウンし、その間に、さまざまな体内調整を行うためのものです。何らかの理由で睡眠が足りなくなれば、体と脳は疲労回復と調整の機会を奪われ、それが続けば、認知症、糖尿病といった脳や体の病気を招きます」

 こう話すのは、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、精神生理研究部で部長を務める医学博士、三島和夫氏である。

 忙しいビジネスパーソンにとって、睡眠は大きな関心事であろう。睡眠については諸説あり、一体何を信じたらいいのかわからない、というのが、多くの方々の疑問ではなかろうか。三島氏はこう解説する。

 「睡眠は『何時間寝るべきか』といったものさしでとらえるものではない。問題とすべきは、睡眠のとり具合が、日中のパフォーマンスに、どう影響しているかです」

■一口に睡眠障害といっても症状は多岐にわたる

 不眠に陥る原因の一つに睡眠障害があるが、症状の現れ方から対処法まで、多岐にわたるという。

 「いわゆる『睡眠障害』には、主要なものだけでも約80種類あります。たとえば、一口にがんといっても胃がん、肺がん、肝臓がん……とさまざまであり、それぞれ対処法が違いますね。睡眠障害も同様で、すべてを一様にして考えることはできません」

 ではここから、約80種類の中でも悩まされている方が特に多い「睡眠不足」と「不眠症」について、最強の予防・対処の心得を学んでいこう。

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健康を脅かす「不眠症」への超シンプルな対処法(東洋経済オンライン)

5/22(火) 12:43配信

東洋経済オンライン

世の中には、実に多種多様な「健康書」が氾濫している。しかし医者によって言っていることも大きく違い、何を信じたらいいのかわからない。「人生100年」時代、本当に信頼できて、誰でもお金を掛けずに毎日できる簡単な健康習慣とは、いったいどのようなものなのか。
4月26日、東洋経済オンラインのメルマガでもおなじみのムーギー・キム氏の渾身の著作『最強の健康法―世界レベルの名医の本音を全部まとめてみた』(SBクリエイティブ)が、『ベスト・パフォーマンス編』と『病気にならない最先端科学編』の2冊セットで刊行された。本書は日本を代表する50名に上る名医・健康専門家による直接解説を、東大医学部で教鞭をとる中川恵一氏、順天堂大で教鞭をとる堀江重郎氏が二重三重にその正確性をチェックしたうえで制作されている。

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東洋経済オンラインでは同書を元に、多くの名医たちが実践しているおカネの掛からない確かな健康法を紹介していく。第4回は、不眠について解説する。
 「睡眠とは、日中に活動して疲労が蓄積した脳と体を、いったんクールダウンし、その間に、さまざまな体内調整を行うためのものです。何らかの理由で睡眠が足りなくなれば、体と脳は疲労回復と調整の機会を奪われ、それが続けば、認知症、糖尿病といった脳や体の病気を招きます」

 こう話すのは、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、精神生理研究部で部長を務める医学博士、三島和夫氏である。

 忙しいビジネスパーソンにとって、睡眠は大きな関心事であろう。睡眠については諸説あり、一体何を信じたらいいのかわからない、というのが、多くの方々の疑問ではなかろうか。三島氏はこう解説する。

 「睡眠は『何時間寝るべきか』といったものさしでとらえるものではない。問題とすべきは、睡眠のとり具合が、日中のパフォーマンスに、どう影響しているかです」

■一口に睡眠障害といっても症状は多岐にわたる

 不眠に陥る原因の一つに睡眠障害があるが、症状の現れ方から対処法まで、多岐にわたるという。

 「いわゆる『睡眠障害』には、主要なものだけでも約80種類あります。たとえば、一口にがんといっても胃がん、肺がん、肝臓がん……とさまざまであり、それぞれ対処法が違いますね。睡眠障害も同様で、すべてを一様にして考えることはできません」

 ではここから、約80種類の中でも悩まされている方が特に多い「睡眠不足」と「不眠症」について、最強の予防・対処の心得を学んでいこう。

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外国人が続々巡礼、江戸川橋の「祈りの場」(東洋経済オンライン)

5/22(火) 11:00配信

東洋経済オンライン

 東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅から歩くこと15分。東京カテドラル聖マリア大聖堂は、日本を代表する建築家、丹下健三氏が設計したキリスト教・カトリックの大聖堂だ。今から54年前の1964年に竣工した。同年の丹下作品で東京オリンピックの会場となった代々木の国立屋内総合競技場と同様、まるで現代アートのような外観は今見てもかなり斬新だ。

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 この文京区関口の地に最初に教会(聖堂)が建てられたのは1899(明治32)年のこと。大正時代には大司教座聖堂となったが、当時の木造のゴシック様式の建物の信者席には畳が敷かれていたという。

 その後聖堂は戦時中に空襲で焼失するが、戦後の1960年代になって、日本と同じく敗戦国であったドイツ・ケルン教区の支援によって再建されることになる。その再建事業は、指名コンペで行われた。指名されたのは丹下健三氏、前川國男氏、谷口吉郎氏。いずれも戦後日本建築界の巨匠だ。コンペの審査経過についての当時の雑誌記事によると、結果は比較的あっさりと丹下案に決まったという。

■空から見ると十字架の形をした教会

 実はこの大聖堂の建物の外観は、空から俯瞰すると立体的な十字架の形をしている。

 キリスト教聖堂としてわかりやすい造形であり、デザイン的にも抜きん出ていた。敷地内での既存建物との配置計画においても丹下案が優れていたということだと思われる。

 大聖堂が建っているのは、地下鉄江戸川橋駅前から急坂を上った高台。目白通りを隔てた向かい側には結婚式場としても知られる老舗・ホテル椿山荘東京があり、周囲は山の手の閑静な住宅地だ。この巨大な聖堂建物の全容を把握するのは難しい。目白通り側の正門に面しているのは大聖堂の側面で、ステンレス張りの銀色の壁面がそそり立っているように見える。

 正門を入って敷地内を西側に進むと大聖堂の正面入口前に至るのだが、この場所に立って見ると、ようやく大聖堂が十字架の形をしていることが地上からも理解できる。

 内部に入ると、コンクリート打ち放しの大空間。正面の祭壇と十字架は東の方角に位置していて、早朝には外からの太陽の光が背面からアラバスター(雪華石膏)板を通して室内に差し込んでくるそうだ。

 そして天井を見上げると、巨大な十字架型の天窓。こちらから室内に降り注ぐ光も宗教施設ならではの荘厳な空間を演出している。正面入口の真上に設えられているのは、教会建築においては日本最大というパイプオルガン。オルガンの音色は大空間ならではの豊かな残響で響き、その調べを聞くと、ここがキリスト教の信仰の場であることをより深く実感する。

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現代人は「孤独は悪い」と勘違いしている(東洋経済オンライン)

5/22(火) 10:00配信

東洋経済オンライン

2014年3月、「ハフィントンポスト」のシニアライター、キャロリン・グレゴワールが書いた1つの記事が爆発的ヒットとなった。そのタイトルは「創造性の高い人がやっている18のこと」。クリエイティブ思考の人々の習慣を探ったこの記事は瞬く間にシェアされ、フェイスブックの「いいね!」は50万にものぼった。
このことは、効率化や生産性向上ばかりが議論される時代において、創造性の重要性を改めて認識させる契機となったと言える。この記事の元となった研究を行っているペンシルベニア大学の心理学者、スコット・バリー・カウフマンとグレゴワールの新著『FUTURE INTELLIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』から、実際にクリエイティブ思考を持っている人たちの習慣をいくつか紹介しよう。

■作家の生活は孤独だ

 新しいものを創造するという行為は、しばしば孤独な内省の中で行われる。肖像画に描かれる芸術家はたいてい1人きりの姿であり、また「隠遁作家」や「孤高の芸術家」といった表現は、真実から生まれている。つまり、傑出した作品を生み出すには、自分の心と親密になれる孤独な場所が必要なのだ。

 イギリスの作家、ゼイディー・スミスは、孤独は作家にとって必要不可欠なものとして挙げ、「派閥、群れ、グループを避けなさい」と英「ガーディアン」紙に書いた。サマセット・モームは、作家の生活は「孤独だ」と言った。フェデリコ・フェリーニは、作家の暮らしはあまりに寂しいので映画監督になった、と述べている。

 確かに文豪と聞いて思い浮かぶのは、ボサボサ頭の人物が暗い部屋に1人、机に覆いかぶさるようにしていて、床にはくしゃくしゃに丸められた原稿が散乱している、といった情景だ。

 本を書くことは、とりわけ孤独な作業になりがちで、作家は自分の想像力や記憶に深くもぐりこまなければならず、少なくとも書き始めの段階では、共同作業の余地はほとんどない。

 引きこもったことで最もよく知られている作家は、マルセル・プルーストだろう。プルーストは1910年、傑作『失われた時を求めて』を執筆している間、ドアを閉め切って暮らしていた。

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子どもが自動的に「本好き人間」になる仕掛け(東洋経済オンライン)

5/22(火) 8:00配信

東洋経済オンライン

前回、わが子を本好きにする方法として、読み聞かせを紹介しました。

 でも、すでに子どもが大きくなっていて「今さら読み聞かせは無理」という場合も多いことと思います。そういうときは、もうあきらめるしかないのでしょうか?  いえ、いえ、そんなことはありません。読み聞かせ以外にも効果的な方法がありますので、今回はそれを紹介いたします。

■子どもが好きな分野の本から入る

 まず1つめは、子どもが好きな分野の本から入ることです。たとえばサッカーが好きで読書はあまりしないという子がいたら、サッカーに関する本がイチオシです。サッカーの歴史、サッカーの戦術、サッカーの練習方法、有名選手の伝記など、子ども向けの本がたくさん出ています。サッカー少年が活躍する物語もたくさん出ています。ネットで検索すれば、すぐ見つかります。もちろん、文字の本が無理なら漫画でもいいでしょう。

 いわゆる本ではありませんが、専門雑誌もお薦めです。たとえばサッカーが好きな子ならサッカーの専門雑誌です。雑誌はビジュアルが充実していますので、本が苦手な子でも手に取りやすいという長所があります。また、雑誌はつい読みたくなるようなタイトルや見出しを上手につけてありますので、それに釣られて読み始める可能性が高いといえます。

 中身もタイムリーなものが多いというのも長所です。話題になっている試合の分析と解説、有名選手のインタビューや名言録、有名監督のサクセスストーリー、新しい戦術の解説など、サッカーが好きな子なら興味深く読めるはずです。

 専門雑誌に出ている情報や知識は、量的にも質的にもテレビなどよりはるかに優れているので、大いに勉強になります。サッカーが好きな子なら、プロの試合をよくテレビで見ると思いますが、ただ漫然と見ているだけの子も多いと思います。親がこういう雑誌を与えてあげれば、できたら一緒に読んで内容について会話をしたりにすれば、大好きなサッカーについてどんどん深掘りすることができます。

 情報や知識のインプットが増えれば、それをもとに自分で考える力もつきます。すると、プロの試合をテレビで見ても、より深い見方できるようになります。これらはすべてサッカーについての頭がよくなるということであり、実際の練習やパフォーマンスにも必ずよい影響が出ます。

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80年代の学生が顧みる東京と地方の大きな差(東洋経済オンライン)

5/22(火) 8:00配信

東洋経済オンライン

経済や投資に精通する人気作家・橘玲氏。しかし、自らの半生を綴った新刊『80’s』ではそういったおカネの話などまるで出てこない。社会の最底辺を味わいながらも、日本がいちばんキラキラしていた1980年代をがむしゃらに駆け抜けていた。ほぼ同世代、同じ時代を生きてきた著述家・湯山玲子氏と探った80年代の正体とは?  全3回の短期集中連載で2人の対談をお届けする。 

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■80年代はどういう時代だったのか

 橘 玲(以下、橘):僕は浜松の田舎者で、大学に入るまで東京に出たことはありませんでした。湯山さんは東京出身ですよね。ほぼ同い年ですが体験は全然違うと思います。湯山さんにとって80年代はどういう時代でしたか? 

 湯山 玲子(以下、湯山):まず70年代ですが、私は反抗的な中高生で、学校には適応しつつもその「みんないっしょ」感が苦手でした。橘さんもそんな若者だったはずですよ。ただ家が吉祥寺の近くだったので、中央線沿線に色濃くあった全共闘文化における、アンダーグラウンドカルチャーに惹かれて、よくロック喫茶、ジャズ喫茶なんかに行ってましたね。

 橘:学校ではジャズ喫茶に行くような子は結構いたんですか? 

 湯山:高校ではポツポツですよね。私は、友人とは別にひとりで行ってた。ディスコはつるんで行ってましたけどね。ハマったのはプログレ(プログレッシブロック)かな。イエスが好きで、紅白を見ずに部屋でイエスの『海洋地形学の物語』に耽溺したのを覚えていますね。

 橘:僕の周りにもピンクフロイドとか聞いてるプログレ好きはいましたけど、いちばん流行っていたのはKISSやディープパープルなんかのハードロックでしたね。ただジャズはいない。その頃、僕はジョン・コルトレーンやオーネット・コールマンのフリージャズにハマってたんですが、周りと全然話が合わなくて。ジャズ喫茶なんて1軒もないから、自分でジャズ雑誌を買って読んでるくらいでした。

 湯山:当時ちょっと知的に装うには、上の世代はジャズなんですよね。「オレやワタシはお前らとは違う」というツッパリです。当時の杉並区の学生はプログレだった。『フールズメイト』という小難しい悪文ばかりのロック雑誌を片手に、ね。

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エプソンが「インクジェット」に命懸けの理由(東洋経済オンライン)

5/22(火) 6:30配信

東洋経済オンライン

成熟した複合機業界で、セイコーエプソンは“寵児”となれるか。キヤノンやリコー、富士ゼロックスといった大手が手掛けるオフィス向け複合機は基本的にレーザー方式だ。そんな中、セイコーエプソンは昨年5月、高速印刷に対応したインクジェット複合機を発売し、シェアの低いオフィス向け市場に本腰を入れ始めた。
消費者や小規模オフィス向けには新興国を中心に、大容量のインクタンクを積んだインクジェットプリンターをヒットさせ、カートリッジを儲けの柱とする従来のビジネスモデルを大きく変えた。なぜそれほどまでにインクジェットに懸けるのか。狙いや印刷の未来について、就任から10年となる碓井稔社長を直撃した。

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■環境を考えれば、インクジェット一択

 ――大容量のインクジェットプリンターはどこまで広がるのでしょうか。

 基本的にはプリンティングのメジャーな商品になっていくと思っている。カートリッジをとっかえひっかえ使い捨て交換していく今のビジネスモデルが永久に続くことはあり得ない。今の世の中では環境のことを抜きにして語れない。廃棄するものがなく、消費エネルギーも非常に少なく、必要なときにパッと印刷できるものが求められるようになる。

 インクジェットの消費エネルギーはレーザーの8分の1だ。インクをパッと飛ばすだけだから。もともとの印刷技術はアナログの「版」にたっぷりとインクをつけて紙に刷るというものだったが、非常に効率が悪いし、廃棄物も多かった。インクジェットであれば、環境を気にしない生産環境に作り替えることができる。

 核となる技術がインクジェットのヘッドだ。これが製品としてのパフォーマンスを決定づける。まっすぐ、精度よくインクを飛ばさなければいけない。われわれは「省・小・精」の技術を基盤にしてきた。(祖業の)時計なんてまさにその極み。プリンター自体は大きいが、コアデバイスはすべて自分たちでつくって最終製品まで展開している。

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久々増益のフジテレビが迎える新たな正念場(東洋経済オンライン)

5/22(火) 6:01配信

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 「フジテレビを何としてでも増益にする」。そんな経営トップの強固な意志が感じられた決算だった。

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 フジ・メディア・ホールディングス(HD)の前2018年3月期は、営業利益252億円(2017年3月期は223億円)と5年ぶりの増益となった。最も業績を牽引したのは前期比32億円の増益となった都市開発事業。軸となるサンケイビルが保有ビルの売却で大きな利益を計上し、グランビスタ ホテル&リゾートも前期のホテル改修の影響が消え、増収増益となった。

 放送事業の主力であるフジテレビジョンも営業利益44億円(前期40億円)と6年ぶりの増益となった。視聴率は回復せず、タイム広告、スポット広告収入ともに減少したが、番組制作費を75億円削減。販管費も減らし、徹底したコスト削減で増益に持ち込んだ。

■3月に希望退職を実施

 ここ数年、フジテレビは番組制作費を中心にコスト削減を行ってきたが、前期は例年以上のものだった。中間期の決算の着地が見え始めた夏場のこと、宮内正喜社長(HDとフジテレビの社長を兼務)は「これではダメだ」と、期中にもかかわらず予算の組み直しを指示した。

 これを受け、金光修専務を筆頭とするHDの経営企画局がフジテレビと一体となって一段のコストカットを実行。番組予算の配分を一から見直し、不要不急の設備投資案件も洗い出して見送った。3月には特別希望退職も実施している。

 現場でも、スタジオでは過剰だったカメラの台数を減らしたり、場合によってはカメラ台数が少なく済むロケを活用。それに伴い編集も効率化するなど、工夫を重ねていった。かつての黄金時代から、よい映像を作ろうとして過剰になっていったものを一つひとつそぎ落としたのだ。現場スタッフには当然、葛藤もあったはず。まさに意地の増益だったといえる。

 フジメディアは決算発表とともに、中期経営計画を発表している。2020年度に売上高6550億円、営業益325億円を目指す計画で、中身は極めて明瞭だ。牽引役はフジテレビ。今後増益を続け、2020年度の営業利益120億円を見込んでいる。

 一方、都市開発・観光事業(前期の都市開発から名称変更)は今期以降、営業益115億円で横ばいなど、ほかの事業の成長はほぼ見込んでいない。あくまでフジテレビの増益でグループを成長させるという覚悟を、社内外に示した格好だ。

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脱北元公使が明かす「日朝平壌宣言」の舞台裏(東洋経済オンライン)

5/22(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

 6月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談が予定されている。北朝鮮は、米韓軍事演習などを理由に会談の再検討を匂わせているが、5月21日時点では中止ということにはなっていない。

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 首脳会談の主なテーマは北朝鮮の核問題ではあるが、ドナルド・トランプ米大統領は、会談の中で「日本人拉致問題を取り上げる」と約束している。今度こそ、拉致問題の解決に向けた動きにつながるのだろうか。拉致被害者家族の期待も高まっている。

■太永浩元駐英北朝鮮公使の証言

 そんな中、韓国で1冊の本が出版された。2016年に脱北して韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使が書いた手記だ。5月15日に発売されたばかりのこの本は『3階書記室の暗号 太永浩の証言』と題されている。

 「3階書記室」とは、北朝鮮の住民が全く知らない秘密の組織で、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を補佐する「書記室」が使う3階建ての建物全体を指す。

 「中央党の幹部も勝手に近づけない、完全な立入禁止区域で、金正日、金正恩父子を神格化して世襲統治を維持するための組織だ」(同書より)

 太氏は欧州で長く外交官として勤めた経験を基に、北朝鮮の外交政策や、金正恩党委員長の発言、行動を描いている。筆者はこの本を手に入れて、読んでみた。542ページもあり、太氏の半生記にもかなりのページが割かれている。

 筆者の目にとまったのは、2002年9月17日に、小泉純一郎首相が平壌を訪問して行った日朝首脳会談の内幕だ。

 5ページほどの短い記述だが、小泉首相とテーブルを挟んで座った金正日総書記の心境が書かれており、大変興味深いものである。

 それは日朝の首脳が直接会って解決を約束しあったのに、なぜ拉致問題が停滞したかを伝える内容だ。以下、同書から引用しながらその内容を紹介しよう。

 太氏は9月17日の首脳会談後に発表され、朝鮮労働党の機関紙である労働新聞に掲載された「日朝平壌宣言」を読んだ。

 そこには「双方は、国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注する」「双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した」「日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した」とあった。

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チキンラーメンのCMが体現した「創造と破壊」(東洋経済オンライン)

5/22(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

あなたのお気に入りのCMは、何位にランクインしているだろうか? 
CM総合研究所が毎月2回実施しているCM好感度調査は、東京キー5局でオンエアされたすべてのCMを対象として、関東在住の男女モニターが、好きなCM・印象に残ったCMをヒントなしに思い出して回答するものだ。
最新の2018年4月後期(2018年4月5日~ 2018年4月19日)調査結果から、作品別CM好感度ランキングTOP30を発表。その中から、CM総研が注目するCMをピックアップして、ヒットの理由に迫る。

 CM好感度のトップは今期もKDDI『au』。寺子屋に流れるiPhoneの着信音に反応した浦島太郎や金太郎たちが、キレのあるダンスを一斉に踊りだすCMが好調を維持した。2位にもauの新作が続き、こちらは三太郎たちが寺子屋で鈴木福演じる“赤鬼”の初恋話に花を咲かすストーリーで、シリーズのナレーションを務めるマリナ・アイコルツがその相手役として登場した。3位には大塚製薬から八木莉可子出演の『ポカリスエット』の新作がランクイン。原宿のキャットストリートを舞台に、八木をはじめ約150人の高校生がダンスを踊るCMとなっている。

■ひよこちゃんがまさかの大変化

 注目は4位の日清食品『チキンラーメン』で、新商品の『チキンラーメン アクマのキムラー』を訴求している。トップ5入りは芦田愛菜がブランドキャラクターの“ひよこちゃん”の着ぐるみ姿を披露した2012年以来だ。

 2013年からは新垣結衣を起用。アレンジレシピの提案や、アウトドアでも楽しめるといったオケージョン訴求、基本に立ち返り白身をきれいに仕上げるコツを伝える作品や、なんとお湯をかけずにそのままかじりつく「0秒チキンラーメン」など、さまざまな切り口で『チキンラーメン』の楽しみ方をアピールしている。

 今作では、人気女優は出演せずに、1991年から四半世紀以上に渡って『チキンラーメン』のキャラクターを背負ってきた“ひよこちゃん”が主役の座を射止めた。BGMは、こちらも1984年の誕生以来誰もが口ずさめるほど親しまれている「♪すぐおいしい、すごくおいしい」というおなじみの曲を使用し、かわいらしいひよこちゃんが『チキンラーメン』を作ろうと商品を手にするシーンでCMが始まる。

 心なごんだのもつかの間、商品の封を開けた途端、ひよこちゃんの頭から炎のようなトサカが立ち上り、邪悪な姿の雄鶏へと姿を変える。皆が知っている優しいBGMもデスメタル調に一変し、30秒バージョンでは「♪すごくおいしい」という歌詞がいつしか「地獄おいしいー!!」というシャウトに入れ替わる。アクマに変貌したひよこちゃんが地球外から飛来する卵をどんぶりで受け止めると、「アクマ的うまさ!」「3分で召喚(2分でも可)」「チキンラーメン、アクマのキムラー」と一気にたたみかけるストーリーだ。

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