(波聞風問)トランプ貿易戦争 ポピュリズムと安全保障 原真人(朝日新聞デジタル)

 貿易戦争の時代がやってきた。トランプ米大統領が各国に仕掛ける貿易政策はまるでケンカ腰である。中国との高関税の応酬、北米自由貿易協定を結んでいた隣国カナダ、メキシコとの一方的で強圧的な再交渉。日本も来年、新たな日米通商交渉が始まれば、同じように厳しい要求を突きつけられるだろう。
 米国の言い分は身勝手だし国際常識を逸脱している。とはいえ衝動的でハチャメチャな措置とばかりも言えない。米国の行動の背後には、二つの構造変化があるからだ。
 第一に、米国内の労働者の「我々は恩恵を受けていない」という不満の高まりだ。米国は自由貿易の勝ち組筆頭だった。…… 本文:1,182文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(平成経済)第5部・リーマンの衝撃:4 日本の株価、戻ったけど(朝日新聞デジタル)

 リーマン・ショックは日本株の低迷を招き、東京・兜町の証券業界や社員たちの生活にも大きな影響を及ぼした。危機から10年。日本株はバブル後の最高値圏となったが、株価の裏付けとなる日本企業の「稼ぐ力」が本当に復活したかについては慎重論もある。(新宅あゆみ)

 直近には急落したが、なお高値圏の日経平均株価。大手証券会社で個人投資家向けのファイナンシャルアドバイザー(FA)をする男性は、「(2008年9月の)リーマン・ショック後は企業業績も最悪で、何もできないまま顧客の資産を減らした」と振り返る。
 ショック後は連日のように株価が急落。…… 本文:3,129文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(けいざい+)アートに変身、世界へ一歩 仙台発、震災契機「汚せないトイレを」(朝日新聞デジタル)

 アートでトイレに「革命」を――。白い便器をキャンバスに見立てて美しく彩る特殊シート「アートレッタ」が、デザインの本場・フランスに本格進出することになった。考案したのは仙台市の水道工事会社。きっかけは、東日本大震災でのある出来事だった。
 花柄や幾何学模様はおろか、キャラクターに浮世絵まで。アートレッタは便器の色を自在に変えることはもちろん、絵柄までも曲面に合わせて再現し、トイレ空間を華やかに演出する。でも、こんなことを思いついたのはなぜだったのか。
 「ショックだったんです。トイレは、汚してもいいと思われている場所なんだ、って」。…… 本文:1,319文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(けいざい+)あきらめないで:下 競技と両立、だれかの勇気に(朝日新聞デジタル)

 本を聴くオーディオブックをつくって配信する会社、「オトバンク」。社長の久保田裕也(35)は、2013年の秋、フルマラソンで2時間42分56秒を出した。だから、「世界最速の社長」と呼ばれる。
 子どものころから走るのは苦手。東大の経済学部を卒業し、オトバンクの創業に参加した。昼夜なく働き、ストレスは食欲へ。暴飲暴食の3年間で体重は15キロ増えた。身長172センチ、体重85キロ、ウエスト90センチ。
 健康診断で医師が言う。
 「このままだと確実に病気になりますね」
 やせよう。ひとりで皇居の周りを走る。2キロも走れない。…… 本文:1,488文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(けいざい+)あきらめないで:上 挫折した3人、また走る(朝日新聞デジタル)

 連日のように首都圏をゲリラ豪雨が襲っていた9月中旬。埼玉県内のグラウンドを、3人の女性が走っていた。この春、とある会社にできた陸上競技部の全メンバーだ。
 その一人、須河沙央理(すがわさおり)(26)は、大きな挫折を経験している。
 それは2011年1月、京都市であった恒例の「全国都道府県対抗女子駅伝」でのことだった。
 高校3年だった須河は、富山県大会の3千メートルで3年連続優勝するなどの輝かしい成績をあげ、「富山のエース」と呼ばれていた。けれど、試合前から右足に痛みを感じていた。
 3区のランナーからタスキを託され、走り始める。…… 本文:1,436文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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「いきなり!」NYで苦戦 ステーキ、格安でも… いす導入・ついたて廃止、試行錯誤(朝日新聞デジタル)

 「いきなり!ステーキ」、米国では苦戦――。同名のステーキチェーンを運営するペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長が9日、この業態では初の海外進出先となった米ニューヨークで会見し、現段階では客数や収益が思い通りではないことを認めた。
 「いきなり!」は量り売りの厚切り肉を、客の目の前で切り分けるスタイルで知られる。立ち食いの手軽さや値ごろ感が受け、日本では330店以上を展開。昨年2月にはステーキの本場、ニューヨーク・マンハッタンに海外1号店を出した。
 サーロインステーキ10オンス(283グラム)で20ドル(約2250円)と日本での価格に近く、外食費が高いニューヨークでは格安。…… 本文:703文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(けいざい+)負動産対策にネット競売 安い手数料、ただでも売りたい(朝日新聞デジタル)

 リゾートマンションや別荘地、相続財産など、通常では買い手がつきにくくなった物件をインターネットで紹介し、オークション形式で買い手を募る試みが始まった。売るに売れず、管理コストが所有者の重荷となる「負動産」を減らす対策の切り札になるのか。
 オークションを始めたのは「不動産競売流通協会」(本部・東京都港区、青山一広代表)。借金を返せない人からとった担保不動産を、裁判所を介して売る「競売」を利用する不動産業者らでつくる団体だ。今回は、競売の「民間版」をめざす取り組みだ。
 9日時点で、茨城県の宅地や兵庫県淡路島の別荘地など5物件に入札でき、11日夕に初めて開札される。…… 本文:1,525文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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(平成経済)第5部・リーマンの衝撃:3 「白」と「黒」、一変した日銀(朝日新聞デジタル)

 リーマン・ショックで世界経済が落ち込むなか、金融緩和を求める各国の中央銀行への圧力は高まった。とりわけ「超円高」に苦しんだ日本では、日本銀行は米欧との緩和競争で出遅れたとの批判にさらされ、黒田東彦(はるひこ)総裁の異次元緩和へとつながった。金融政策は景気浮揚の「魔法の杖」ではなく、新たな危機につながるリスクもはらんでいる。(湯地正裕)

 ■残した0.3%、慎重派の印象 白川氏
 2008年10月31日。日銀の金融政策決定会合は、政策金利の誘導目標(当時は短期金利、無担保コール翌日物)の利下げ幅を巡り緊迫していた。…… 本文:3,015文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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スルガ銀、根深い不正体質 一部業務停止6カ月処分 不透明融資、暴力団にも(朝日新聞デジタル)

 シェアハウス融資で不正問題を起こしたスルガ銀行(静岡県沼津市)に対し、金融庁は一部業務停止という厳しい処分に踏み切った。金融庁検査では、すでに判明していた不動産投資向け融資の不正に加え、創業家への不透明な融資や、暴力団関係者への融資も判明。融資残高の大部分で不正が疑われる異常事態で、再建への道のりは厳しい。(山口博敬、福山亜希、柴田秀並)▼1面参照

 「非常に多くの顧客からお叱りを頂いている。まずはおわびを申し上げ、業務改善計画を策定して着実に実行し、信頼関係をもう一回築き上げたい」。5日夕、処分公表後のスルガ銀の記者会見で、有国三知男社長はそう述べた。…… 本文:3,323文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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オーダースーツ市場、新戦略次々と ゾゾが火付け役(朝日新聞デジタル)

 オーダーメイドの紳士服をめぐる競争が、激しくなっている。きっかけは、ネット通販ゾゾの今夏の参入だ。しにせはリアル店舗の強みを生かして、対抗しようとしている。

 ■家で採寸/端末で仮想試着/若者向け価格
 「完全オーダーメイドのスーツを家で注文できる。いかがですか」。7月、前沢友作社長が新サービスを発表すると、会場から拍手が起きた。
 無料で配るボディースーツで採寸し、ぴったりの一着を作る。生地やボタン、裏地の色なども選べる。製造から販売まで手掛ける自主企画ブランド(PB)のフルオーダースーツを、ワイシャツとセットで販売。…… 本文:939文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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