中国、ひずみ映すネット出前 GDP高成長率の陰で(朝日新聞デジタル)

 習近平(シーチンピン)政権が2期目を迎える中国経済。24日に閉幕した共産党大会の期間中に発表された2017年7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は、年間目標の6・5%前後を上回り、国家統計局は「経済は穏やかさを増している」と自信を深める。消費主導の経済への移行が順調に進むが、新たなひずみも目立ってきた。

 ■利用登録2億人超 猛スピード配送、事故頻発
 お昼時の北京。赤、青、黄色のジャンパーをまとった人々が街中を電動バイクで駆け抜ける。スマートフォンで注文したレストランの料理を配達してくれるネット出前の配送員だ。……本文:2,305文字
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(けいざい+ 地域発)コメ王国の挑戦:上 脱コシヒカリ、探る新潟(朝日新聞デジタル)

 新米の季節を迎えた10月半ば、東京・日本橋の三越本店に、200キロ以上離れたコメどころのトップが駆けつけた。新潟県知事の米山隆一(50)。紅白の法被姿で、にこやかに小さなおにぎりを配った。
 「きらめく大粒。甘みとコクがある」。今年から本格的に売り出した「新之助」だ。
 37年連続でコメ産出額は全国1位。いち早く導入したコシヒカリで日本を席巻してきた王国が、頼れる武器を差し置いて、新之助をアピールするのはなぜか。
 全国のコメ農家を縛ってきた「掟(おきて)」が、今年限りでなくなる。減反政策だ。
 農林水産省は毎年、都道府県ごとにつくる量の上限を示してきた。……本文:2,849文字
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(波聞風問)続く企業不正 「これぐらいなら」させぬには 多賀谷克彦(朝日新聞デジタル)

 不正の裾野はどこまで広がり、いつまで時をさかのぼるのか。神戸製鋼所が明らかにした不正である。データの書き換えなどの不正の舞台は国内外に及び、関わった管理職は数十人に上るという。10年以上前からの不正もあり、組織ぐるみの疑いが強い。
 不正の全体像、原因の究明はこれからだ。企業不祥事が起きると、経営陣が何らかの責任を取り、再発防止策がつくられる。でも、神鋼は1999年以降、不祥事を繰り返していた。最近では、東芝や日産自動車の例もある。
 どこも法令順守、企業統治の重要性は分かっているはずだし、態勢も整えてきた。……本文:2,248文字
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選挙結果、政界どう左右 改憲議論・野党再編…鍵握る「数字」 衆院選(朝日新聞デジタル)

 衆院選は22日、投開票日を迎える。突然の解散や野党再編が話題になったが、今後の日本政治の行方を占う重要な選挙だ。有権者の審判を前に、いくつかの数字に改めて注目してみた。

 ■284議席 国会運営突っ走るか 自民の獲得議席次第
 自民党の公示前勢力は284議席。この増減が安倍晋三首相(自民党総裁)の求心力に直結する。首相をよく知る元政府高官は「増えれば国民に支持されたという思いを強め、やりたいことに突っ走る」とみる。
 首相が意欲を示す憲法改正の発議に必要なのは、定数(465)の3分の2にあたる310議席。……本文:2,162文字
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(東芝 迷走の舞台裏:下)責任回避の末、灰色決算(朝日新聞デジタル)

 今月、東芝が株主に送った臨時株主総会の招集通知に、異例の記述があった。2017年3月期決算で、担当のPwCあらた監査法人がつけた「限定付き適正」の意見に対し、東芝取締役会の監査委員会(委員長=佐藤良二・公認会計士)が反論を載せたのだ。
 東芝は16年末に米国の原発事業で巨額損失が生じたと公表し、17年3月期決算で約6500億円を計上。あらた側は損失の相当額が前年度(16年3月期)に計上されるべきだと主張してきた。東芝側は今回、「適切に計上されていないとする理由にはならない」と真っ向から異論を打ち出した。今年に入ってから続く両者の対立は、いまだに決着していない。……本文:2,831文字
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(東芝 迷走の舞台裏:中)WDに不信、売却先変更(朝日新聞デジタル)

 運命の分かれ道は9月第1月曜日、米国の祝日レイバーデー(労働者の日)だった。東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の買収交渉で来日していた米半導体大手ウエスタンデジタル(WD)の幹部らは、家族と休日を過ごそうと帰国した。WD主導の枠組みによる買収がほぼ固まったからだ。
 だが東芝の幹部には「こちらに時間がないと知り、有利な契約で押し切ろうとしている」と映った。支援を受ける銀行団から8月中の売却先決定を求められていたが守れず、責められている最中だった。
 WDへの不信感を募らせた東芝は9月20日、決断を下す。売却先に選んだのは、米投資ファンドのベインキャピタルや韓国の半導体大手SKハイニックスの「日米韓連合」だった。……本文:2,846文字
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(東芝 迷走の舞台裏:上)「12頭立て」の日米韓連合 東芝、半導体に影響力維持(朝日新聞デジタル)

 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却交渉が大詰めを迎えつつあった8月下旬、買い手候補によるもう一つの争奪戦も最終局面に入った。米国シリコンバレーの雄アップルをどこが味方につけるのか――。
 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は早くから「一緒に買収を」と呼びかけた。東芝と半導体事業で協業する米ウエスタンデジタル(WD)主導の「新日米連合」も陣営に欲しがった。
 だが、口説き落としたのは、韓国の半導体大手SKハイニックスや米ファンドのベインキャピタルでつくる「日米韓連合」だった。投資銀行を雇って資金拠出を打診すると、アップル側は「協力するよ」と二つ返事で応じた。……本文:2,962文字
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(けいざい+ WORLD)豪州、自動車生産ゼロに 雇用確保が課題、起業拠点化も(朝日新聞デジタル)

 オーストラリアで、ピークの1970年代に年間計50万台近くを誇った自動車生産が今月、ゼロになる。トヨタ自動車の工場が3日に閉鎖し、20日には米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社ホールデンの工場も閉鎖予定だ。政府は、従来型の製造業に代わる先端産業の育成を急ぐ。
 豪南東部メルボルンのトヨタ工場。3日昼過ぎ、生産した「最後の1台」を囲んだ閉鎖式を終え、従業員たちが出てきた。「生産から部品管理まで様々な経験を積んだ。いい職場だったので悲しいね」。32年間働いたというマイケル・レイクさん(58)が話した。
 トヨタが豪州で生産を始めたのは63年。……本文:2,847文字
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(波聞風問)プレ金見直し アリでもキリギリスでも 堀篭俊材(朝日新聞デジタル)

 働き方改革が叫ばれる昨今、現代版の「アリとキリギリス」は、どんな話になるのだろう。
 古代ギリシャ時代に生まれたこの寓話(ぐうわ)は、将来のために真面目に働くことの大切さを教える。冬の日、アリが夏にためた穀物を乾かしていると、空腹のキリギリスが「食物を恵んで」とやってくる。夏の間、歌に興じていたキリギリスに笑われたアリは穀物をしまいこみ、「冬には踊るがいい」と突き放す。
 IT企業のサイボウズが「アリキリ」という短編のアニメをつくり、ネットで配信している。そのアニメの中で、会社勤めであるアリが「残業するなといわれてもね、別に仕事の量が減ったわけじゃない」とこぼす場面がでてくる。……本文:2,213文字
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(けいざい+)景気の行方:4 不動産投資、都市部に偏り(朝日新聞デジタル)

 四国・徳島市の中心市街地。かつては地元百貨店やダイエーなどが立地しにぎわいをみせたが、今は勢いがない。
 「空き店舗は増える一方だ。悩んだ末に店をたたむことにした」。中心部の商店街で、50年以上営業してきた婦人服店を閉めた経営者はこう話す。商店街周辺の地価はピーク時の15分の1ほど。近年はコインパーキングが目立つ。明石海峡大橋で関西と日帰りで行き来でき、買い物客が流出する一方、宿泊需要がなかなか盛り上がらない。
 不動産業界へのマネーの大きな流入元となっている上場不動産投資信託(J―REIT〈リート〉)。市場で投資家から集めた資金で、東京や大阪など大都市圏だけでなく、地方でも物流センターや商業施設、好立地のオフィスなどを買う。……本文:2,619文字
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