スーパー・セブン 目的はただ一つ「走らせるため」 あの時代を駆け抜けたクルマたち(日経トレンディネット)

5/11(金) 8:00配信

日経トレンディネット

日経BPnet セカンドステージに「くるまのわざ」として連載していたものを再編集して掲載しました。初出は2007年8月2日です。記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。

【関連画像】エンジンは各種選べたが、元々はロータス・スーパー・セブンだったため、1970年代はロータス製エンジン搭載車が人気だった

●ロータス・セブンに端を発するクルマ

 大小の鋼管を組んでつくられたフレームに、アルミとFRPを使い分けた最小限のボディをリベットやボルトで留めていく。鋼管中心の足周りを組み込み、量産車のそれを適宜選択したエンジンを、ギアボックスとともに載せる。内装など、特記するほどでもない。スーパー・セブンは、とにかく走らせるためだけにつくられた「シングル・パーパスカー」。

 そのハードウェアも実に簡単明瞭、シンプルそのもの。エンジンは時にフォードであったりヴォグゾールであったり、量産車のそれを適宜選択。初期のスーパー・セブンはかつてロータスが使っていたエンジンをそのまま使っていたりした。チューニング・アップしたエンジンに軽量このうえないボディだから、運動性能的には折り紙が付くが、荷物ひとつ置くスペースもない、走って楽しむだけのクルマ。

 豪華装備に飾りたてられ、いかにして運転を簡略化しようかと企てられ、ともすれば、自動車というものの本質を見失ってしまいそうになっている昨今のクルマに対するアンチテーゼのようでもある。

 英国という国は面白いところで、なにごとにも人の意志が強く反映しているように思える。クルマなども、他の人がどう思おうと、自分が気に入ったものはとことん追求するし、また、それを許す、共鳴する雰囲気が感じられる。ケーターハム・スーパー・セブンなどというクルマが誕生し得た理由も、そんな英国的風土によるものかも知れない。

 クルマ好きというような人ならば、このクルマがそもそもはロータス社でつくられた、ロータス・セブンに端を発することをご存知だろう。

バックヤード・ビルダーならではのクルマ

 旧くは1950年代末に、ロータス社を興した自動車史における伝説的人物のひとり、コーリン・チャプマンが送りだしたクルマだ。そもそもが熱心なクルマ好きで、アマチュア・レースなどで自分が乗るためにつくった「マシーン」がその発端だった。安価な量産小型車のエンジンを用い、楽しみのために手づくりしたスポーツカー。自らがそれを駆ってレースなどに出場し、しかも優勝して見せたりするものだから、友人やレースを観戦したクルマ好きが、自分にもつくって欲しいとオーダーを入れる。

 英国の、個性的な自動車メーカーのいくつかはそんな成り立ちで、小さいながらも会社としてスタートを切った。家のバックヤードでクルマをつくってしまう、ということから「バックヤード・ビルダー」ということばが用いられたりする。

 この「バックヤード・ビルダー」という呼び名には親しみも込められている。それはメーカーもユーザーと同じクルマ好き、いい意味でのアマチュアイズムがあって、コストだとか生産性などというものより、いかに速く、いかに魅力的につくるか、という共通の思いがあるからだ。メーカーとユーザーが対語になってしまう量産大メーカー。そこでは求めることのできないタイプのクルマが生まれる素地、というものが「バックヤード・ビルダー」には潜んでいた。

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WQHD液晶、SSD搭載の富士通ノートが2万5800円! 価格情報・週末が狙い目(日経トレンディネット)

5/10(木) 21:41配信

日経トレンディネット

【編集部より】記事中の価格は、基本的に消費税8%を除いた税別の金額を記載しています。しかし、秋葉原では8%の税込み価格のみ掲示している販売店が多数を占めることを考慮し、『週末が狙い目』では例外的に消費税8%を含む税込み価格で表記します。税別価格のみ掲示している商品は、金額のあとに(税別)の表記を入れています。ご了承ください。

【関連画像】高解像度WQHD液晶の富士通ウルトラブックが2万円台

 PCコンフル秋葉原店では、富士通のCore i5搭載ウルトラブック「LIFEBOOK S904/H(中古品)」を2万5800円で売り出す。同店が用意しているのは30台とのこと。

 LIFEBOOK S904/Hは、Haswell世代Core i5-4300M(1.9GHz)をベースにしたウルトラブック。約1.2kgの軽量ボディーに13.3型ワイド液晶ディスプレー(2560×1440ドット)を搭載。SSDも128GBを採用している。2013年発売モデルの中古品だけに傷や摩耗も目立つが、Windows 10 Proもストレスフリーで利用できる高スペックは魅力的だ。

 一方、ソフマップでは新品のお買い得ノートPCを発見。モデルチェンジで型落ちになったKabylake世代のゲーミングPC「Inspiron 15 ゲーミング7577(新品)」が処分特価(税別12万170円)になっていた。

 クアッドコアCPUのCore i5-7300HQ(2.5GHz)やフルHDの15.6型ワイド液晶ディスプレーに加えて、専用グラフィックスチップとしてエヌビディアのGeForce GTX1060(6GBメモリー)を搭載。同等スペックの他社製ノートPCなら20万円近くする代物だ。

 また同店で税別12万5800円になっていた、レノボ・ジャパン「ThinkPad 25 0K70003JP(中古品)」も見逃せない。こちらはThinkPadの25周年記念モデルで、数量限定だっただけにThinkPadファンなら気になるところ。Kabylake世代Core i7-7500U(2.7GHz)をベースにメモリーは16GB、ストレージには512GB SSDを搭載するハイエンドモデルとなっている。

 なお、白物家電では、ダイソンのコードレスクリーナー「Dyson V8 Fluffy+ SV10FFCOM2」に注目。新モデルのV10が発売されたことで生産終了になり、大きく値下がりした。V8 Fluffy+は、布団掃除用などの拡張ツールが付属するモデル。通常モデルに1500円ほど追加すれば拡張ツールが手に入る計算だ。

(文・写真/白石 ひろあき)

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今買う“鉄板”モバイルバッテリー10機種【2018年版】(日経トレンディネット)

 普段の通勤や出張、旅行で便利なのがスマートフォンを外出先でも充電できるモバイルバッテリーだ。最近ではスマホだけでなく、ワイヤレスヘッドホンやデジカメ、USB充電対応の家電製品や加熱式たばこなど様々な機器を充電できる。また、日常生活はもちろん、万一の災害時の緊急用電源としてもモバイルバッテリーは役に立つ。

【関連画像】モバイルバッテリーでスマホをフル充電できる回数

 この記事では、今、モバイルバッテリーを選ぶポイントを解説。容量別に、あると便利な定番のモバイルバッテリーや最近注目のワイヤレス充電やApple Watchに対応したモバイルバッテリー10製品を紹介する。

●【次ページからの内容】

・容量は5000mAh以上! 10000mAhあれば安心

・充電端子や、電力の入出力スペックもチェック

・発火事故が増加、信頼できるメーカー製品を選ぼう

・毎日持ち歩く5000mAhモデルは軽さ重視

・実力派がそろう10000mAhモデル

・話題のワイヤレス充電やApple Watch対応充電器

容量は5000mAh以上! 10000mAhあれば安心

 モバイルバッテリーの選択基準は、バッテリーの容量と重さ、充電端子、電力の入出力スペックの3つ。中でも、バッテリーの容量と重さは重要だ。容量が多いとスマホを何度も充電できるが、その分、重く持ち歩きの負担になる。容量は持ち歩く日数や充電したい回数を考えて選ぼう。

 その際、注意すべきなのが、スマホの内蔵バッテリーが3000mAhでも、フルに充電するには約5000mAhのモバイルバッテリーが必要ということ。2000mAhの差が出る理由は、充電時の電圧の変換などで3~4割の電力ロスが発生する。この差を見越してモバイルバッテリーを選ぶ必要がある。

 また、スマホを1回分フル充電できるというのは、スマホを操作していない状態で0%から100%まで充電できるということだ。スマホを充電しながらアプリを操作すると、消費電力が増えるぶんフル充電に必要なモバイルバッテリーの容量も増える。スマホをヘビーに使う人は、容量が多めの製品を選ぶようにしよう。

 それを踏まえたうえで、毎日持ち歩くなら、容量5000mAh前後の製品がお薦め。スマホを約1回分充電できる余裕があり、重量は100g台前半と軽い。

 遠出するときや1泊程度の出張や旅行、頻繁にスマホを操作する人は10000mAh前後の製品が安心だ。スマホをおおむね2~3回フル充電できる。10000mAhは軽量化の競争が激しく、重さは200g以下と容量の割に軽い製品が増えている。

 なお、モバイルバッテリーには、20000mAh以上の大容量モバイルバッテリーは、重さが400g以上あり、毎日の持ち歩きには不向き。アウトドアや非常用電源用として使う、パソコンに充電したいといった目的がなければ不要だろう。

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お買い得品集結 アマゾン家電カテゴリーの人気商品 売り場直送!家電トレンド便(日経トレンディネット)

 当連載はこれまでリアル店舗での売れ筋を紹介してきたが、今回は少し趣向を変えて、オンラインショップ大手のAmazon.co.jpにカテゴリーの枠を超えた人気商品を教えてもらった。

【関連画像】Amazon.co.jpの「家電・カメラ・AV機器」-「すべての家電」ページ

 対象としたのは「家電・カメラ・AV機器」カテゴリーにある「すべての家電」。その中でも人気の7ジャンル、イヤホン・ヘッドホン、理美容家電、スマートフォン、パソコン、テレビ、デジタルカメラ、キッチン家電の人気製品を調べてみた。集計期間は2018年1月1日から4月25日の間で、一時的にヒットしたものではなく、どれもそのジャンルにおいて今年に入って一番売れている製品となる。なお、Fireタブレットなどの同社ブランドの製品は除外している。

 各製品の購入層の年代や地域別傾向などは非公開となっているが、購入者レビューやリアルタイムランキングなどと照らし合わせることで売れる理由が見えてくるのが、オンラインショップならではのところだ。集計期間中の売れ行きについては、おおむね波がなく安定していたそうだが、新生活準備のピークとなる3月には、テレビ、カメラ、理美容家電の売れ行きが伸びるそうだ。各モデルの人気の理由は次のページから追っていこう。

※なお、写真や文章で掲載している価格は2018年5月7日時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

リアル店舗でもAmazon.co.jpでも人気

 イヤホン・ヘッドホンのカテゴリーで一番人気をキープしているのは、アップルの「AirPods MMEF2J/A」だ。2016年末に登場して以来、現在も安定した人気があり、500件近いレビューを集め、5段階評価で平均4.4点を維持するなど満足度も高い。

 Amazon.co.jpの広報担当者も、「すべての家電」サブジャンルのなかでも人気が高いと認める。「現在の完全ワイヤレスイヤホン時代を築き上げた製品であり、完全ワイヤレス製品としての完成度が高く、iPhoneとの簡単な接続や左右の通信の安定性など、iPhoneユーザーの顧客ニーズをがっちりとつかんだ製品です」。

 2018年3月にe☆イヤホン秋葉原店で取材した「通勤・通学向けに48時間使える完全無線イヤホンが人気」でも左右分離型イヤホンの人気は堅調だった。Amazon.co.jpでもその傾向は変わらないようだ。

 理美容家電ジャンルで突出しているのは、パナソニックのヘアドライヤー「ナノケア EH-NA99」だ。3月にジョーシン浦和美園イオンモール店に取材した「新生活を快適に! 7つのおすすめ“ワンモア家電”」でも取り上げた製品で、イオン放出や温度調節によってヘアケアやスキンケアができるドライヤーとして男女ともに注目を集めている。

 「カスタマーレビューでは髪にツヤ感がアップしサラサラになるという感想が多く、『もっと早く買えば良かった!』という人が多くみられる製品です。周辺温度検知センサーを搭載しており、熱すぎない温風が心地よいと利便性でも高評価です」(※)

(※)あくまで利用者の個人的な感想です。

 スマートフォン本体もサブジャンルのなかで人気があるが、なかでも定番となっているのがファーウェイジャパンのSIMフリーモデル「P10 lite WAS-LX2J」。日本正規代理店品で、2万4000円台の価格とスペック、全体の完成度の総合評価で満足しているユーザーが多い製品だ。

 「コスパの高さ、デザイン、動作の安定性が高く評価されています。スマホの費用は抑えたいけれどスペックは落としたくないという格安SIMユーザーの中で、人気の端末です」

 P10 liteは2017年12月のヨドバシカメラ新宿西口本店 スマホ館に取材した「スマホの売れ行き、直近はiPhoneが7割を占める」でもキャリア端末を含むランキングの上位に食い込んでおり、リアル店舗とオンラインショップ双方で人気と言える。

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「におわない靴下」大集合 5日間履いてもOK?(日経トレンディネット)

5/10(木) 12:00配信

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 汗をかきやすい季節になると、気になるのが臭いだ。特に靴を脱いだときに漂う蒸れた臭いを気にする人は多い。毎日長時間革靴を履いているビジネスパーソンならなおさらだ。1日中履いている靴の中は、温度が37~40度、湿度は90%にもなるという。さらに、足裏にはたくさんの汗腺があり、1日にコップ1杯分もの汗をかく。こんな環境なのだから、靴を脱ぐと足が臭うのも仕方がないのかもしれない。

【関連画像】花王香料開発研究所の臭い成分の存在状況を可視化するScentEYE(セントアイ)技術による、足の裏の臭い

 そもそもなぜ、足は臭くなるのだろうか。特に靴を脱いだときの臭いの原因は何なのか。上半身に比べて皮脂が少ない足は、脂臭さはないが、独特な蒸れた臭いがする。その原因成分のひとつが「イソ吉草酸」というもの。花王によると、イソ吉草酸が増殖していく過程を可視化すると、入浴後や翌朝の出勤直後では大きな差はないが、夕方の就業後には増加していることが分かったという。

 そこで重要になってくるのが靴下選びだ。通気性が良く、臭いが付きにくいうえ、消臭効果があればなお良い。そのような機能を持った靴下はさまざまなメーカーから発売されている。今回はその中でもロングヒットしている機能性靴下を紹介する。

5日間履き続けても臭わないウール100%靴下

 2004年に発売して以来、累計販売数1000万足以上を超えるヒットとなっているのが、靴下専業メーカー、岡本の「スーパーソックス」だ。「社長の『ほんまもんの靴下を作れ』というひと言で、ビジネスマンに向けた蒸れと臭いを解決でき、かつ使い続けても効果が落ちない靴下の開発が始まった」と岡本の岡田征矢部長は話す。

 もともと高い吸湿性、保温性、防湿性があり、抗菌効果も持ち合わせている天然素材のウールに着目したが、ウールは毛玉ができやすく、チクチクし、縮むというデメリットがあった。そこでウール表面にあるスケールと呼ばれるうろこ状の組織を取り除き、毛玉をできにくくして表面をなめらかにする技術を開発。プロジェクト発足から6年を費やして完成したのが、天然のウールを改良した繊維「ブリーズファイバー」を使用したスーパーソックスだ。「完成後、社長をはじめ社員が5日間履き続けてテストを実施し、連続で履いても臭わないことを実感して発売にこぎつけた」(岡田部長)。

 スーパーソックスの強みは、消臭効果が半永久的に持続することだそうだ。「スーパーソックスの素材であるブリーズファイバーは、呼吸する素材と言われる天然のウールから作られている。天然素材が持つ消臭機能をそのまま生かしているので、消臭効果はほとんど変わらない。また、綿混ソックスに比べて蒸れにくいという特性もあるので、夏にこそ履いてほしい」(同氏)。

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360度ドラレコ対決 使い勝手はオートバックスが上(日経トレンディネット)

 高速道路でのあおり運転による死亡事故などをきっかけに、注目が高まっているドライブレコーダー。後部からのあおりや衝突に対応するため、最近は360度カメラを搭載するモデルが増えている。ここではフロントガラスに簡単に取り付けられて、シガーソケット用の電源ケーブルが付属する360度カメラ搭載ドライブレーダー「d’Action360」(カーメイト)と「PIXYDA PDR600SV」(オートバックスセブン)を比較した。

【関連画像】両製品とも「360度撮影」をうたうが、上下左右全方位の360度を撮影するわけではない

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 調査会社GfKジャパンのリポート「ドライブレコーダーの需要変化と危険運転の実態調査」によると、17年10月以降の販売台数は前年同月比2.5倍前後にまで急増。さらに非保有者の半数近くが今後の購入を検討しているという。

 同調査の「あおり運転の被害に遭わない為にドライブレコーダーに求める機能」では、1位の「前方、後方の両方にカメラ」(55%)や2位の「夜間・暗所対応」(47%)に次いで、3位には「360度カメラ」(41%。「長時間録画」と同率)が挙がった。実は前面だけではなく、後部からのあおりや衝突に対するニーズが高まっているのだ。そうしたなか、360度カメラを搭載したドライブレコーダーも相次いで登場している。

 ディスプレーがなく、シンプルなデザインの「d’Action360」(カーメイト)は、スマホと無線LAN接続し、設定や映像再生を行うモデルだ。画質は落ちるがリアルタイムの360度映像もスマホで表示できる。一方、「PIXYDA PDR600SV」(オートバックスセブン)は、本体下部のカメラで撮影し、タッチパネルディスプレーで設定や映像の再生を行う。

 画質は両モデルともにフルHD相当。ただ、360度の範囲すべてをフルHD相当の解像度に収めるため、一般的なカメラを採用したドライブレコーダーと比べると前方や側面などエリアごとの解像度は低くなる。

 実際に使ってみたところ、両者とも先行車のナンバーや並走するクルマのドライバーの顔は視認できたが、反対車線を走るクルマのナンバーはほとんど読めなかった。また、後方のリアウインドーは僅かに映る程度で車種やナンバーがわかるレベルではない。

 360度カメラのドライブレコーダーを選ぶ際は、周囲の状況をくまなく記録するという目的には向くが、解像感は低いということを認識しておきたい。

 カーメイトは「手動モード」にすれば、4K相当での記録が可能になるが、運転の前後にわざわざボタンを押すのは面倒だ。

●オートバックスは駐車監視に対応

 両製品ともフロントガラスに取り付けて使う。オートバックスのほうが仕様上の垂直画角が広いが実際の撮影範囲はほぼ変わらない印象だった。カメラの位置調整は、ディスプレーがあるオートバックスのほうがラク。

 エンジンと連動し、自動で録画を開始・停止する「常時録画機能」や、衝撃を受けた際に自動で録画データを保存する「衝撃検知機能」など、ドライブレコーダーとしての基本機能は両者とも押さえている。違いが出たのが駐車中のトラブルを記録する「駐車監視機能」。オートバックスはバッテリーを内蔵しているため、エンジン停止後でも衝撃を検知した瞬間の映像を記録できる。一方、カーメイトは、クルマのバッテリーと接続するためのオプション(実勢価格6264円・税込み)の組み込みが必要になる。

手帳型ケース「レザーフォリオ」のカッコイイ持ち方 イトウアキのアップル系と呼ばれて(日経トレンディネット)

5/10(木) 12:00配信

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スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど「別にアップル好きじゃないです」と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、手帳型ケース「レザーフォリオ」のカッコイイ使い方を考えてみた。

【関連画像】両手で持っているとおネエっぽい印象を人に与えてしまう。それも個人的に避けたい

●手帳型ケースは蓋を開けると持ちにくい?

 iPhone X用の純正手帳型ケース「レザーフォリオ」を購入して2週間が過ぎた。最初は慣れない手帳型ケースに戸惑っていたが、3日目にある“こつ”に気づき、突然スムーズに使えるようになった。このこつ発見したときは、やっぱりアップル製品が大好きだと思った。

 当たり前のことだが、手帳型ケースの最大の特徴は「蓋」だ。筆者は端末の画面を覆わないケース、いわゆる“バンパー”を長く使っていたので、購入初日は何をするにも蓋を開けないと始まらない点に戸惑い、「バンパーに戻したい」と思ったほどだった。

 また、蓋を開いたときに持ちにくいのも厄介だ。両手で持つと安定するのだが、それでは操作ができない。とはいえ、片手で持ったときに蓋がだらんと垂れ下がっている姿も美しくない。

レザーフォリオに入れたiPhoneは左手で持つ

 iPhoneでは、通話する際に背面カメラ付近のマイクを「ノイズキャンセリング」に利用して話し声を聞き取りやすくしている。そのため、蓋を本体背面に折り返して持つと、相手が聞き取りにくくなることがあるらしい。それを知っていたので、通話するときはマイクを隠さないように、背面に折り返した蓋を少しずらした状態でiPhoneを持っていた。

 はじめのうちは意識してずらしていたのだが、実は背面に折り返した蓋ごとiPhoneの下半分を握ると自然にこの形になることに気づいた。ケースの革素材が柔らかく、手帳の背表紙にあたる部分が動きやすく作られているためだ。はじめは偶然かと思ったが、しばらく使っているうちに、こうなるように考えられたデザインなのだと確信した。

 この持ち方は、画面を操作する際にも有効だった。背面に折り返した蓋を左手で握るようにすれば、そのまま親指で操作することもできなくはない。「レザーフォリオ」の持ち方はこれで決まりだ。

 残念なことに右手で持つ場合は、ある程度意識しないと蓋が背面にピタリと重なってしまう。ケースが右開きになるように上下逆にしてiPhoneを入れられないこともないが、背面カメラのレンズ穴や左右のボタンがケースに合わなくなるので現実的ではない。

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Be-1 日産を「変えた」小型車 あの時代を駆け抜けたクルマたち(日経トレンディネット)

5/10(木) 8:00配信

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日経BPnet セカンドステージに「くるまのわざ」として連載していたものを再編集して掲載しました。初出は2007年7月5日です。記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。

【関連画像】象徴的なエンブレムも単にステッカー。全体のコンセプトは「ノスタルジック・モダン」というものでテールランプも個性的

●低迷していた日産のターニングポイント

 日産Be-1、どれほどのヒトが憶えているのだろうか。こうしてその写真を見たりすれば、際立ったスタイリングの小型車が、一時的にではあるがブームのように迎えられたのを思い出す。それとともに、日産がいくつもの興味深い「意見広告」を出稿していた記憶も甦ってくる。

 それは昭和の終わり頃の話である。日産自動車は低迷していた。もう10年遡れば、トヨタと並んでなんとか「ニ強」の地位を保っていた日産自動車が、昭和59年(1984年)には国内年間生産車台数のシェア20%を割り込み、昭和61年(1986年)には営業損益で初の赤字に転落していた。歴史はあとから振り返るといろいろなことが解ってくる。日産はいうなれば硬直状態にあった。組織の硬直、思考の硬直、加えて市場の硬直もあった。

 日産Be-1はそんな折り、昭和62年(1987年)1月に発売になったのだが、振り返ってみると、Be-1なる小型車が日産のターニングポイントを象徴していたように思える。ハードウェアの点から見れば、特に見るべき点も持たないこの小型車がもたらしたもの。それは、そのまま世の中がハードウェアよりもソフトに反応する時代に移っていたことを教えてくれたのではあるまいか。

レトロな印象で統一

 先にBe-1のハードをおさらいしておく。いってしまえば、日産のベーシックカー、マーチのコンポーネンツ、つまりエンジン、シャシーを用い、「ノスタルジック・モダン」を標榜する個性的でクラシックなテイストのボディ、インテリアを架装したもの。中味はそっくりマーチだから、特記すべき事項がない、という意味は理解いただけよう。

 その代わり、ハード以外の部分では大いに特筆すべき点があった。注目されるそのデザイン、もっというならばコンセプトづくりの段階から、デザイナー、坂井直樹氏を起用した。坂井氏はアパレル関係でも活躍するプロダクト・デザイナー。前後してオリンパスから「O-プロダクト」という名前の個性的デザインのカメラを企画したことでも知られていた。

 いうなれば、Be-1はその流れに乗った「作品」というものでもあった。そうした外部のデザイナーを招き、またそれを発表したばかりか積極的にアピール材料に使ったことは、それまで内外のデザイナーやカロッツェリアなどの参画をあまり公表してこなかった、またデザイナーなど個人を特定することのなかった自動車メーカーの姿勢を大きく脱しているように思えた。

 外観は写真で見るとおり、ソフトな印象を与えるフロント、リアをはじめ、女性受けするようなタッチのもの。角型ヘッドランプ全盛の時代に丸いランプもBe-1のひとつの象徴になった。インテリアも目新しいものはなかったが、レトロな印象で統一されひとつの雰囲気のあるものに仕上がっていた。なるほど、パワーのあるデザイナーが個人の感性でまとめたもの、という印象が強かった。

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米キャリア合併 合意の裏にソフトバンクの心変わり 佐野正弘の“日本的”ケータイ論(日経トレンディネット)

5/10(木) 8:00配信

日経トレンディネット

ソフトバンクグループ傘下の米スプリントと、独Tモバイルの米国法人が、2019年をめどに合併することに合意した。これまで2度にわたって交渉が進められながらも、さまざまな要因から不調に終わった両社の合併だが、今回の突然の合意にはソフトバンクグループの戦略転換が影響していると考えられる。果たして今回は三度目の正直となるのだろうか。

【関連画像】TモバイルUSとの2度目の合併交渉は米国の政権交代後。しかしドイツテレコム側も合併後の経営権取得を主張したため、破談に終わった。写真は2017年11月6日のソフトバンクグループ決算会見より

●破談した相手との合併の真意は

 ゴールデンウイーク真っただ中の4月30日、再び米国発のビッグニュースが飛び込んできた。今度は米国で大手キャリア(通信事業者)の一角を占めるスプリントと、Tモバイルの米国法人(TモバイルUS)が合併するというのだ。

 スプリントは2013年にソフトバンクグループに買収されており、現在は同グループの子会社となっている。一方のTモバイルUSはドイツの大手キャリア、ドイツテレコムの子会社であるTモバイルの米国法人。米国市場のシェアでは現在、TモバイルUSが3位、スプリントが4位というポジションにある。両社は1位のベライゾン、2位のAT&Tに契約数で大きく水をあけられており、競争力強化を図るべく何度か合併交渉を行った経緯がある。

 最初の合併交渉は2013年。スプリントを買収した旧ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)がドイツテレコムと合併交渉を進めていたのだが、米規制当局が両社の合併に否定的であったため、実現は難しいとして撤回された。

 2度目の合併交渉は2017年、米国の政権が交代したのが契機だった。だが、このときは既に市場シェアでTモバイルUSがスプリントを抜いていたため、ドイツテレコム側が合併後の経営権を主張。これにソフトバンクグループ側の経営陣が応じなかったことで破談となっている。

 そして今回は3度目の交渉となったわけだが、両社の発表内容を見るに、合併後の持ち株比率はドイツテレコムが41.7%、ソフトバンクグループが27.4%と、ドイツテレコム側が経営権を握る形となったようだ。このことから、ソフトバンクグループが経営権の掌握を諦め、両社の合併を優先したことが分かる。

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もっと消せる? ソニー、ノイズキャンセリング最前線 どこまで行くの?科学な暮らし(日経トレンディネット)

 最高の音質で、好きな音楽をいつでもどこでも楽しみたい。そんな願いをかなえてくれるヘッドホンが、今、急激な進化を遂げつつある。技術の進歩が実現したポイントは3つ。ハイレゾによる音質の飛躍的な向上、ノイズキャンセルでの雑音の徹底した低減、そして、ワイヤレス化がもたらす快適性のアップだ。「ウォークマン」の開発によって「いつでもどこでも音楽を楽しめる時代」の幕を開けたソニーを訪ねて、その最先端技術の現状に迫る。第2回は、まるでSFの世界の領域まで来たノイズキャンセリングの最先端技術だ。

【関連画像】フィードフォワードとフィードバックの2つのマイクを搭載

 ヘッドホンの音質をどれほど磨き上げても、周囲のうるさい雑音が混じってしまえば台無し。この悩みを解決してくれる「ノイズキャンセリング」の技術が、とんでもない進歩を遂げている。

 ノイズキャンセリングの技術が、ここに来て飛躍的な進化を遂げたポイントは主に4つ。「二度洗い」「髪型コーデ」「気圧チェック」そして「自動でTPO」だ。

 声、クラクション、エンジンの唸り、靴音、そして、音楽……すべての音は、それぞれ固有の波形を持っている。この山と谷が全く逆になった波形を人為的に作り、同時に鳴らせば、2つの波形の山と谷が互いに打ち消し合い、波形は一本の線、すなわち「無音」になる。

 音楽に雑音が混じって聞こえるのは、音楽の波形に雑音の波形が混じる(足される)からだ。そこで雑音の波形を解析し、その波形と山谷が逆の波形を作り、同時に鳴らせば、雑音だけが打ち消され無音となり、元の音楽の波形、すなわち雑音のない音楽だけを残すことができる――それがノイズキャンセリングの基本的な仕組みである。たとえて言うなら、聞きたい「音楽」から「雑音」という名の“汚れ”を洗い落としてくれる技術というわけだ。

 しかし、頑固な汚れは1度洗ったくらいではなかなか落としきれない。そこで、いわば“二度洗い”によってよりきれいに雑音を落とそうというのが、現在、ソニーのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップモデルである「WH-1000XM2」に搭載された「デュアルノイズセンサーテクノロジー」である。

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