アディダスが3Dプリンターで靴を製造!? カスタマイズも視野 スポーツギア最前線(日経トレンディネット)

11/19(月) 7:00配信

日経トレンディネット

 靴のソールもカスタマイズの時代か――。アディダスが2018年11月17日、3Dプリント技術を活用して作られたミッドソール「アディダス4D」を採用したシューズ「アルファエッジ 4D」を発売する。

【関連画像】今回のミッドソールの製造を可能にしたカーボン社の3Dプリンター

 アディダスが3Dプリント技術として採用したデジタルライト合成テクノロジーは、アディダスと2017年4月にパートナーシップを結んだ米国ベンチャー・カーボン社が開発した技術。光と酸素を制御して部品を製造するCLIP(Continuous Liquid Interface Production)という光反応プロセス技術などによって、高性能で耐久性のある製品・部品を作ることができるのだという。

 アディダス 4Dはアディダスが蓄積してきたアスリートデータの分析結果を基にしており、使用している樹脂は、アディダスとカーボン社がシューズ用に新たに開発したもの。その製造工程や機能性は既存のシューズと大きく異なり、「アディダス4Dを搭載したアルファエッジ 4Dは、スポーツ業界、シューズ業界において1つのターニングポイントになる存在」とアディダス ジャパン副社長 マーケティング事業本部長のトーマス・サイラー氏は胸を張る。

 どこが画期的なのか。

 まずシューズパーツの最終製品をデジタル製造できるようになり、試作品や金型成型を行う必要がなくなった。これにより、製造スピードが圧倒的に短縮されたという。「従来の3Dプリンティング技術は試作品を作るのがメインだったが、デジタルライト合成テクノロジーは初めから最終製品用パーツと同じものを作ることができる」(カーボン社担当者)。

 シューズメーカーは最終製品レベルのパーツで何度もテストを繰り返せるわけだ。アディダス 4Dを開発する際も、アスリートから採取したデータを基に3Dプリンティングで50回以上もパーツを作り、細かな調整を行ったという。金型が必要なもので同じことをやろうとすれば、時間もコストも莫大なものになってしまうだろう。今までよりも短期間で、緻密なものづくりができるようになったということだ。

【関連記事】

「機械の膝と腰」を求め、マキタは『銀河鉄道999』で旅に出る? 80年代歌謡曲は悩めるオヤジの処方箋(日経トレンディネット)

BS12 トゥエルビで放送中の『ザ・カセットテープ・ミュージック』で、80年代歌謡曲の優れた論評をくり広げるマキタスポーツ氏とスージー鈴木氏が、同世代のビジネスパーソンに「歌う処方箋」を紹介するこの企画。
 ※バックナンバーは記事下の【関連記事】からお読みいただけます

【関連画像】山梨に帰るのは、全然、旅じゃない!

 奥田民生と吉田拓郎の「旅歌のDNA」から「ビジネス嗅覚の鋭い広島出身アーティスト」の話題まで深められた前回を受けて、今回は、あの『銀河鉄道999』のテーマ曲に乗せて、宇宙を駆け巡る壮大なロマンにも負けない“オヤジ世代の旅の醍醐味”に迫る!

●「妻子を置いて男友達とバカ騒ぎする旅」のロマン

――今度は、マキタさんの好きな「旅」の歌をお願いします。

マキタスポーツ(以下:マキタ):べたですけど、GODIEGO(ゴダイゴ)の1979年のヒット曲、『銀河鉄道999』(作詞:奈良橋陽子/山川啓介、作曲:タケカワユキヒデ)です。

――オヤジ世代は、みんな大好き「スリー・ナイン」ですね。

マキタ:僕は人生的にずっと“さすらってる”と思われがちです。でも、意外と僕の中ではさすらっているつもりはなくて、実は逆に“独身”っていう“さすらい”に一番憧れてる人間なんですよ。

一同:(笑)

スージー鈴木(以下:スージー):今日もマキタさん、面白いなぁ!

マキタ:結婚して、家を持って、そこにデンと構えて、根を下ろしちゃってる感じなんですけど、ほんとは、まだまだ、うろうろしたいんですよね。

――はい。

マキタ:うろうろしたいんですけど、それはもう「かなわぬ夢」なんです。だから、なんでしょうかね……『The Hangover』っていう映画があるんですけど。

――2009年にアメリカで公開されて、翌年、日本でも劇場公開された『ハングオーバー! 消えた花 ムコと史上最悪の二日酔い』ですね。1作目がヒットして、同じトッド・フィリップス監督で、第2弾、第3弾がつくられ人気シリーズになりました。

マキタ:この映画の主人公のように、結婚する直前の独身生活最後の日に、男友達とベロベロに酔っ払って、バカ騒ぎする旅っていうのにすごく憧れるんですよ。

――分かります!

マキタ:でも、実際にはそこまでのバカはできないし、妻子を置いてどこかに行くっていうことも、物理的にも精神的にも難しいと。

スージー:(深くうなずく)

マキタ:たとえ、その夢をかなえられる日が来たとしても、それまでにだんだん足腰も弱ってくる。

スージー:(真面目な口調で)分かりますよ。

マキタ:たとえば「歩き旅」。四国八十八カ所をお遍路で巡りたいとかって思っても、果たして自分の膝がもつかどうか、心配になってくる。

スージー:あぁ、あれは心配ですね。

マキタ:もし時間があったとしてもですよ、「そんなことする膝じゃねぇだろう、おめぇは」となる。

一同:(笑)

マキタ:さっきのスージーさんの話じゃないけど、銀河鉄道に乗って移動するのはロマンですけど、「そんな長旅に耐えられるような腰してんのか、おめぇは」っていう問題がある。

スージー:ありますねぇ。さっき話した「鉄旅」は確かに腰にきます。

マキタ:でしょ! 正直な話、そんなに長い間、座っていられるはずねぇじゃん。全部、ない、ない、できない、できない……だから、ロマンなんですよ。

――なるほど。

ASUS ゲーム向けの超ハイスペックスマホ「ROG Phone」発売(日経トレンディネット)

11/18(日) 8:00配信

日経トレンディネット

 ASUS JAPANは2018年11月16日、6型ディスプレー搭載のゲーム向けスマートフォン「ROG Phone(ZS600KL)」を発表した。

【関連画像】本体と同じディスプレーを1つ搭載し、本体を装着すると2画面で使える「TwinView Dock」。両方で別々のゲームをすることも可能

 プロセッサーには通常の2.8GHZから2.96GHzにオーバークロックしたSnapdragon 845を搭載し、そのほかスマホでは大容量の8GBメモリー、多くのゲームを保存できる512GBのストレージ、動きの速いゲームに対応するリフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレーなどの高いスペックを備える。ゲームの操作性を高めるため側面に超音波センサーを搭載し、タッチするとゲームコントローラーのL/Rボタンを押したような操作ができる。本体を冷却する外付けクーラーと、専用保護ケースが付属する。

オプションで2画面の携帯ゲーム機に

 背面に1200万画素のメインカメラと800万画素の広角カメラ、ディスプレー側に800万画素のカメラを搭載。無線機能はBluetoothのほか、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ad対応無線LANを搭載する。バッテリー駆動時間は約14.7時間で、IPX4の防水機能を備える。重さは約200g。

 本体を取りつけて2画面のゲーム機にするドック、左右からはさんで取りつけるゲームコントローラー、外部ディスプレーやキーボードなどに接続してデスクトップPCのように使えるクレードルなどのオプションも用意する。11月23日発売で、希望小売価格は本体が11万9500円。すべてのオプションをセットにした「ROG Phone コンプリートセット」が19万9500円。

(文/湯浅英夫)

【関連記事】

デパ地下「バーモントカレーパン」 中までカレーがぎっしり 話題の商業施設オープン速報(日経トレンディネット)

11/17(土) 8:00配信

日経トレンディネット

 阪急うめだ本店の“デパ地下”で毎回、大きな話題を呼ぶ“オンリーワン戦略商品”。これまで江崎グリコと手がけたポッキーの高級版「バトンドール」、カルビーと手がけたプレミアムポテトチップス「グランカルビー」などを発売してきたが、その第10弾となる商品が発表された。今回タッグとを組んだのは、固形カレールウの最大手、ハウス食品だ。

【関連画像】カリッとした表面で生地はもっちり。大きくカットしたじゃがいもやにんじん、牛肉、ローストオニオンなどを使ったカレーがぎっしり詰まっている

 じゃがいもやにんじん、牛肉などの具材とカレーソースがぎっしり詰まったボリュームたっぷりのカレーパンで、コンセプトは「カレーライスのようなカレーパン」。2018年11月14日に阪急うめだ本店地下1階のカレーパン専門店「ハウス カレーパンノヒ」で販売を開始した。18年10月3日に発売された日清食品とのコラボ商品「モモフクヌードル」(関連記事「日清のプレミアム『モモフクヌードル』 狙いは『カップ麺嫌い』」)に続く、総菜の第2弾。

●男性客を満足させるボリューム感を重視

 カレーパンの味は2種類。ハウス食品の看板商品「バーモントカレー甘口」と「ジャワカレー辛口」だ。店頭では、揚げたてのほか、レンジで温めるだけの冷凍カレーパンも今後販売される。

 阪急阪神百貨店とハウス食品との取り組みが始まったのは、約1年半前だ。オンリーワン商材の開発ポイントは、総菜商品で誰もが知るブランド、そして情報発信力があること。「この3点から国民食のカレーに着目。カレーといえばハウスが一番に想起されることから、ハウス食品を選んだ」と、阪急阪神百貨店フード新規事業開発部ディビジョンマネージャーの馬場淳士氏は振り返る。

 17年5月にハウス食品に依頼。その後、半年をかけて開発の方向性を議論し、看板商品である「バーモントカレー」と「ジャワカレー」の2種類の味のカレーパンに決定した。「百貨店でも空前のパンブーム。顧客のパンへの好奇心が高まっていることから、カレーパンになった」(馬場氏)という。

 ただ、単なるカレーパンでは話題にならないし、オンリーワン商材の本来の目的であるギフト化にもつながらない。顧客に驚きと発見を与えるためには、これまでにないカレーパンの開発が求められた。そこで考案されたのが「まるでカレーライスのようなカレーパン」というコンセプトだ。

 一般的なカレーパンの具は汁気が少なく、具材が細かく刻まれている。対してハウスのカレーパンは、具材があふれ出るほどたっぷりで、野菜がゴロゴロ入っていて食べたときに満足感があるのが特徴。試作段階ではサイズを小さくすることも検討したが、ボリューム感とカレーライスの食感は、男性客を満足させるためにも必須条件になった。

【関連記事】

BMWのフラッグシップクーペ「8シリーズ クーペ」が登場(日経トレンディネット)

 BMWは2018年11月9日、新たなフラッグシップクーペ「8シリーズ クーペ」を発表し、同日より販売を開始した。グレードは、「M850i xDrive クーペ」のみで価格は1714万円だ。

【関連画像】サイドビューは前席の頭上をピークとした美しい三角形ルーフにすることで、スポーティーかつ美しいシルエットに

 かつてBMWにはフラッグシップクーペの「8シリーズ」が存在したため、今回は復活でもある。ただ電気自動車(EV)のサブブランド「BMW i」のフラッグシップスポーツカーも「i8」と名付けられており、BMWにとって“8”を冠したクルマは、高級なだけでなく特別な存在でもあることを意味する。販売台数を稼ぐクルマではないが、BMWのイメージリーダーとしては重要な存在だ。

 新型車は、メルセデス・ベンツ「Sクラスクーペ」のライバルとなる大型のラグジュアリークーペだ。ボディーサイズは、全長4855×全幅1900×全高1345mmと大きく、ホイールベースは2820mmもある。

 強調するのは、「美しさ」と「速さ」。低いフォルム、シャープなルーフデザイン、BMWを象徴する力強いキドニーグリルを備えたフロントマスク、360度どこから見ても強い主張を放つ外観は美しくかっこいい。2ドアクーペなのでボディーサイドの造形にも寸法がしっかりと使われており、迫力も満点だ。

来た道を50m自動でバックする「リバース・アシスト」

 フロント(前列)2席を最も重視した4人乗りのキャビンは、BMW最新世代のコックピットデザイン「BMW ライブ・コクピット・プロフェッショナル」を採用した。12.3インチのフル液晶メーターパネルには、ナビゲーションマップも表示できるようになった。

 ダッシュボード中央のインフォテインメントシステムは、10.25インチのタッチスクリーンを装着する。コントロールとシフトレバーはデザインが新しくなり、センターコンソールに備わる。BMWは、この新しい表示・操作システムを「BMW Operating System 7.0」と呼ぶ。

 タッチスクリーン、メカスイッチ、音声コントロール、ジェスチャーコントロールのおかげで自由な操作ができる。メカスイッチも多いため、他社と比べるとそこまで先進的なイメージを与えないものの、ドライバー・ファーストな操作性の良さを感じさせ、BMWらしさがあふれている。

 運転支援システムは、もちろんフラッグシップの名に恥じない最新世代のものを標準化。全車速対応のACC(定速走行・車間距離制御可能なアクティブ・クルーズ・コントロール)、車線変更警告システム、車線逸脱警告システム、ステアリング&レーン・コントロールアシスト、衝突回避・被害軽減ブレーキシステムなど、自動運転レベル2(部分的自動運転)の機能や、さまざまなサポート機能を装備している。

 ユニークなのが、パーキングアシストの新機能「リバース・アシスト」。車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることを可能としている。例えば、誤って侵入した細い道から元のルートに安全かつ正確に復帰させることができるという。8シリーズのような大型の車にはうれしい機能といえよう。

 パワートレインは、1タイプのみ。新開発の4.4L V8ツインターボエンジンを搭載する。高性能を前面に押し出しているだけあって性能はかなりパワフルで、最高出力530ps/5500~6000rpm、最大トルク750Nm/1800~4600rpmを発揮する。

 その実力は、0~100km/h加速3.7秒(3.7秒で時速100㎞に達する)という記録からも明白だ。トランスミッションは、8速ATで、駆動方式は4WDとなるので、快適な日常走行からスポーツドライブまで幅広い領域をカバーできる万能なスポーツカーだ。

 納車開始は2019年1月の予定だが、初期オーダーの30台に限り、2018年のクリスマスに納車する特別企画を実施する。今後、8シリーズのラインアップは強化され、オープンカー仕様の「8シリーズ カブリオレ」、4ドアクーペの「8シリーズ グランクーペ」の投入も予告している。

(文/大音安弘)

【関連記事】

『マッピー』『ゼビウス』…… 日本ゲーム史の資料が散逸の危機(日経トレンディネット)

 今、テレビゲーム産業に一つの問題が持ち上がっている。eスポーツが注目を集め、日本のゲーム産業全体の市場規模が1兆円を超えるなど、華々しい話題が続いている陰で、ゲームの歴史を知るための過去の資料が散逸しようとしているのだ。

【関連画像】『マッピー』の最終仕様書。完成後に清書して書かれた資料である

 とりわけ今から40年前、1978年の『スペースインベーダー』の登場で爆発的な人気を得た時代のテレビゲームの資料が危機的な状態にある。それらは世界中のゲームにとって原点のひとつであり、歴史的資料であるにもかかわらず、多くが既に失われている。あるいは劣悪な環境で倉庫に眠ったままの状態だ。

段ボール350箱もの資料が散逸の危機に

 どんな資料があるのか。段ボール350箱にもなる中から、一部を紹介しよう。ゲームに詳しい人なら想像できるだろうが、これらは歴史的な名作ゲームがどのようにして生まれたかを知ることができるゲームファン垂涎(すいぜん)のアイテムであり、全世界のゲーム研究者たちが目を輝かせる貴重な書類だ。

 いかがだろう? ゲームのアイデアを記した企画書、それをゲームの形に落とし込むための仕様書、完成後に書かれた最終仕様書、さらにはゲームのアイデアを募集した際のメモにいたるまで、すべてがファイリングされ、残されている。これらが今にも破棄されようとしているのである。

 近年はこの現状を問題視し、資料の保存・活用に乗り出す動きも出てきた。先陣を切って活動しているのがバンダイナムコスタジオの「ナムコ開発資料アーカイブプロジェクト」だ。この記事では同プロジェクトに取り組んでいるバンダイナムコスタジオの兵藤岳史氏と、ゲーミフィケーションデザイナーの岸本好弘氏に話を聞いた。

組織の拡大で資料が残らなくなった

 ゲーム史を振り返るうえでも貴重な資料が散逸の危機に陥った経緯を兵藤氏と岸本氏はこう説明する。

 「最大の分岐点は1983年にファミリーコンピュータ(ファミコン)が登場したときに会社組織が拡大し、系統立てて資料を残す習慣が失われたことです。個々の開発スタッフの机が手狭になったりあるいは退職したりするときに、まとめて倉庫に送る形になってしまった。全くの未整理のまま、ただ段ボールだけが増えていったんです」(兵藤氏)

 「資料の状態が分かったのは2015年、僕がかつて作ったゲームの企画書を探しにナムコを訪れたことがきっかけです。昔のゲームの開発秘話を語る必要があったのですが、もう30年以上も前のことだから、公式な資料が欲しかった。そのときに全資料が倉庫に積まれ、誰も整理していないことを知りました」(岸本氏)

 倉庫に積まれていた資料は、その時点で段ボール450箱にもなっていたという。書類保管用の倉庫ではなかったため、文書は劣化していた。そこで兵藤氏と岸本氏は、これらの資料類を保存・活用するためのプロジェクトを立ち上げた。もう少し遅ければ処分されていた可能性を考えると、間一髪のタイミングだったと言えるだろう。

 「これらの資料に価値を見いださない人もいます。それは経営判断として理解できます。保管の場所を取りますし、費用もかかります。マネタイズも難しい。管理していたセクションは資料の廃棄も考えていたようです。私たちは、きちんと保存すべきだと掛け合って、会社から予算を引き出しました」(兵藤氏)

 こうしてナムコ開発資料アーカイブプロジェクトは動き出した。目標は、これらの資料を整理、分類して、半永久的に保存可能な状態にすること。社内(場合によっては社外も含む)の開発者たちが閲覧できるようにして研究資料として貸し出したり、さらには一般顧客に公開したりできるようにすることだという。

 最終的には全書類をPDF化し、常設の展示館などを作ることも視野に入れているが、現状は最低限の整理が終わった段階で、道はまだまだ遠いという。

【関連記事】

AI運転と清潔機能に注目! エアコン最新モデルの選び方(日経トレンディネット)

11/16(金) 8:00配信

日経トレンディネット

エアコンの快適性や省エネ性能などは新機種が出るたびに向上しており、古い機種を買い替えるメリットは大きい。近年の上位機種では、内蔵または別売の無線LANアダプター経由でスマートフォンアプリから遠隔操作できるのも当たり前になりつつある。

【関連画像】無線LANアダプター内蔵で、「エオリアAI」はウェザーニューズの気象情報と連携する。空気清浄機能としては、かびや臭いを抑制するイオン「ナノイーX」を搭載

 エアコンが最も売れるのは夏場だが、寒くなるこれからの季節に向けて購入するのもお勧めだ。今回は、エアコンのトレンドと最新モデルの特徴を解説していこう。

●センサーとAIで快適性と省エネを両立

 エアコンに求められる性能は「快適さ」と「省エネ」。加えて「手入れの手軽さ」や「空気清浄機能」もポイントとなっている。

 まず、「快適さ」と「省エネ」を実現するために、最近のエアコンでは各種センサーやAIが重視されるようになってきた。赤外線センサーやカメラで人の存在や動き、天井や床、壁などの温度を検知し、最適な設定をエアコン自身が選択するのだ。効率よく室温を管理できるので、省エネにもつながる。センサー、AIなどと聞くと難しいことのように思うかもしれないが、要はこれまでの自動運転以上に快適な温度や風量をエアコンが細かく設定するため、自分で操作する必要がほとんどなくなるということだ。

 例えばパナソニックの「エオリアWXシリーズ」は、気象情報会社のウェザーニューズと連携した「エオリアAI」が最大の特徴。3時間ごとに更新される予報を基に、花粉やPM2.5など空気の汚れを先読みして自動で空気清浄をスタートする。

 また、シャープ「プラズマクラスターエアコン Xシリーズ」の特徴は、起床時間や外出時間などの生活パターン、部屋の暖まりやすさ、冷えやすさなどをクラウドのAIが学習する「COCORO AIR」だ。天気予報まで含めて、それぞれのシーンで快適な状態になるよう、AIが最適なモードを選択して運転を開始する。

自動清掃機能、空気清浄機能もポイント

 清潔志向の高まりは、エアコンの機能にも影響している。まずは、自動清掃機能だ。エアコン内部を清潔に保つことで、運転開始直後の嫌な臭いを防ぐとともに、フィルター掃除の手間も軽減してくれる。フィルターの汚れは運転効率の低下につながるので、省エネのためにも自動清掃機能搭載モデルを選びたい。

 また、花粉やPM2.5、ウイルスなどを取り除く空気清浄機能にも注目。最近は、パナソニックの「ナノイーX」、シャープの「プラズマクラスターNEXT」など、イオンを利用するものが多い。さらにダイキンの「うるさら7 Rシリーズ」は、除湿機能に加えて独自の加湿機能を備えている。「うるる加湿」では、室外の空気中にある水分を取り込んで加湿するため給水が不要だという。

 自動清掃機能で特徴的なのは、日立の「白くまくん プレミアムXシリーズ」。このエアコンは、熱交換器を凍らせて霜を発生させ、それを一気に溶かして汚れを洗い流す「凍結洗浄」を搭載している。もちろん、フィルターの自動清掃機能もあり、ダストボックスは1年に1回を目安に確認すればOKとのことだ。

(文/小口 覺)

【関連記事】

6000人が体感! 新宿御苑、光と音の夜歩きイベントの狙いとは?(日経トレンディネット)

11/16(金) 7:00配信

日経トレンディネット

 カルチャー・ヴィジョン・ジャパンとライゾマティクスが、東京・新宿御苑で光と音によるインスタレーションを展示する回遊イベントを開催した。通常は夜に立ち入れない新宿御苑の約2キロのコースに8つの通過型インスタレーションが設置され、来場者約6000人が歩きながら “文化”と“運動”が融合したアート空間を体感した。

【関連画像】「Entrance of The Forest」は空と自分の間にもうひとつの空ができたような不思議な感覚になる

 「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」は、両社で作った「新宿御苑・OPEN PARKプロジェクト委員会」が主催。内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託で2018年10月12日に実施した。オリンピック、パラリンピックが開催される2020年への機運醸成を狙い、伝統芸術や現代舞台芸術、最先端技術を使ったアートなどのコンテンツ、和食や日本酒といった食文化を扱うイベントを実施し、その効果と課題を分析する。

 総合プロデューサーは、クリエイターと産業・行政・学術をつなぐプラットフォームとして機能することを目的に活動するCVJ代表理事の井上智治氏、総合ディレクターはテクノロジーとアートの融合によるクリエイションを得意とする、ライゾマティクス社長の齋藤精一氏が務めた。

 翌10月13日には、ナイキジャパン協賛の下、内容や演出を一部変更し、インスタレーションの中を“走る”スポーツイベントを実施した。

 園内に広がる、自然と光・音が融合したランドスケープアートインスタレーション。このアイデアは、どのようにして生まれたのだろうか。

 齋藤氏は「新宿御苑は夜間解放していないから街灯がない。これだけブラックアウトした場所が東京のど真ん中にあるというのは我々表現するものからすると奇跡。せっかく暗いなら、それを生かそうと思った。さらにオリパラ調査事業という点から“運動”を絡ませて回遊性につながった」と話す。

東京2020大会に向けて有休施設を活用

 今後東京2020大会に向けて有休施設を利用した機運醸成イベントの実施はさらに加速していくことが予想される。オリンピック・パラリンピック推進本部事務局は2016年度から、「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査に係る試行プロジェクト」を実施して、文化発信などに適当な場所の発掘を続けている。

 このような動きは表現者にとって可能性を感じるものであろう。齋藤氏は話す。「表現者としてはいつも変わった場所を探しているし、いろいろな人に来てほしい。ハレとケならハレを演出していきたい。だが、実現のための規制緩和など、結局最後の鍵が開かないことが多い。今回は井上さんのように、規制や法律などの問題について知っている人と組めたからこそ実現できた」

 今回のプロジェクトは一旦終了で、今後実施予定のイベントは今のところはないとのことだが、「こういう場所を活用して、アーティストが積極的に面白いことをできる国になればいいなと考えている」と井上氏。斎藤氏も「若いアーティストや子供たちの将来のためにも、使える場所を含めたさまざまなことについて選択肢が増えてほしいと思う」と語る。東京2020大会に向けての機運醸成をきっかけに、今後行政と民間の連携で開かれる扉は多そうだ。

(文・写真/志田彩香)

【関連記事】

OPPOの新スマホ「Find X」 使用時だけ飛び出すカメラの実力は?(日経トレンディネット)

11/16(金) 7:00配信

日経トレンディネット

 OPPOが2018年11月9日に発売する「Find X」。カメラを本体内に収納し、使用するときだけ飛び出す「ステルス3Dカメラ」を採用することで、ノッチ(切り欠き)をなくし、ほぼ全面をディスプレーが占めるデザインを実現した。その使い勝手を、気になるカメラ機能を中心にレビューしよう。

【関連画像】メインカメラを本体内に収納、指紋認証センサーもないので背面も完全にフラット。7つの色を組み合わせたというグラデーションのカラーリングも特徴的だ

●他社にはないフラットなデザイン

 海外メーカー製のSIMフリー端末ながらFeliCaを搭載した「R15 Pro」や、ディスプレーの内側に指紋認証センサーを搭載した「R17 Neo」など、特徴的なスマートフォンを日本市場に積極的に投入している中国のOPPO。「Find X」は、そのOPPOが新たに投入するフラッグシップモデルだ。

 Find Xの最大の特徴は、何といってもメインカメラとフロントカメラの両方を本体内部に収納し、使うときだけ自動的に飛び出す「ステルス3Dカメラ」を搭載したこと。最近のスマホではフロントカメラのためにディスプレーの一部を切り欠くデザインが主流だが、Find Xはその必要がなく、前面・背面ともにフラットなデザインとなっている。

 そのディスプレーは6.4インチの有機ELを採用し、大画面と見やすさを重視。ベゼル部分も大幅に削ることで、画面占有率を93.8%に高めた。ノッチがないのは、映像やゲームなどを楽しむ際に違和感を抱きにくく、大画面を存分に生かせる。

 また、ディスプレーの縦横比率が19.5:9と縦長で、横幅が74.2mmと大画面モデルのなかでは狭いため、片手で持ちやすい。同じく大画面を特徴としているiPhone XS Max(77.4mm)やGalaxy Note9(約76mm)などと比べると、持ちやすさを実感できるのではないだろうか。

 前述のように、Find Xはフロントカメラだけでなくメインカメラも本体に収納したため、背面にもカメラがない。生体認証に顔認証を用いていることから指紋認証センサーもない(詳細は後述)。メインカメラが収納されている上部に切込みはあるものの、前面・背面ともにここまでフラットなデザインは最近のスマートフォンにはないもので、インパクトがあるのは確かだ。

 側面は曲面ガラスを採用してサイドによりエッジを効かせた構造になっており、9.6mmというスペック上の数字よりも薄く感じられる。ただしその薄さを強調するためか、エッジがやや細く、長い間持っていると手が痛くなりやすいのが弱点でもある。

【関連記事】

ついに姿を見せたテスラのモデル3! 納車は2019年後半以降(日経トレンディネット)

11/16(金) 7:00配信

日経トレンディネット

 テスラジャパンは、2018年11月8日、新型EV(電気自動車)セダン「モデル3」をショッピングモールラゾーナ川崎プラザ(川崎市幸区)の店舗で国内初披露した。

【関連画像】意外と大きい「モデル3」。全長は「プリウスPHV」なみ

 モデル3は、テスラのラインアップで最も手ごろな価格とコンパクトなサイズの4ドアセダンで、“普及型テスラ”と言える。予約は2016年3月31日からすでに開始しているが、15万円のデポジットで先着順に購入する権利を確保するという形だ。

 今回、国内初披露されたのは、米国仕様車。日本仕様車はまだ開発中で、生産には至っていない。法規対応を除きデザインなどは米国仕様と同じだが、全車右ハンドルになるという。さらなる詳細な仕様は今後決定するらしく、現時点ではベールに包まれたまま。

 予定では2019年後半以降に納車を開始するというが、右ハンドル車の量産化は同年に入ってからで、国内販売に必要な型式認証の取得などもこれから。さらに同年からは、他国への左ハンドル車の輸出もはじまる。日本での販売まではまだまだ多くの時間が必要となりそうだ。

 普及型ということで価格が抑えられながらも、0~5の6段階の自動運転レベルで2相当(部分的自動運転)の運転支援機能「オートパイロット」が備わる。さらに、すでに国内で発売済みの「モデルS」などほかのテスラ車と同様に、将来実現するであろう完全自動運転まで対応可能な高性能なハードウェアも備えている点は魅力的だ。

 一方で、納車開始まで最短でも1年近く待たなければならないのは大きなネックとなる。今回のお披露目には、そうしたユーザーのモヤモヤを少しでも解消したいという狙いもあるだろう。

 販売ネットワークの少なさも課題だ。現時点では、東京、名古屋、大阪の路面店に加え、今回の会場であるラゾーナ川崎プラザのショールームのみ。今後は、ショッピングモールなどの人の集まるポイントに出店を計画していくと言うが、サービス体制もまだまだ確立しておらず、ほかの自動車メーカーのような手厚いサポートがどこまで提供できるかも注目される。

【関連記事】