動画配信を盛り上げる!? 直播神器が続々登場中(日経トレンディネット)

動画配信人気を受けて関連ツールが続々

 中国の観光地や繁華街では、スマートフォンを片手に自分の動画を配信している人を見掛けることが増えてきた。今、中国語で「直播(ジーボ)」と呼ばれるライブ動画配信が人気なのだ。

【関連画像】「匯唱」の本体は5型のスマートフォンくらいの大きさ。価格は235元(約4000円)だった

 その人気を受けて直播アプリが続々とリリースされる一方、「直播神器(ジーボシェンチー)」と呼ばれる動画配信用のデジモノも数多く登場し始めた。当連載でも紹介したスピーカー付きマイクや、自分撮り用のLEDライトも数ある直播神器のうちの1つだ。

 悦声科技製の「匯唱(フイチャン)」なる製品もまた直播神器として利用されている。これは、拍手音や爆笑音などの効果音を発する機能や、ボイスチェンジャー機能などを搭載するポータブルデバイス。ライブ動画の要所要所に拍手音や爆笑音を入れて配信を盛り上げるわけだ。もちろん、カラオケアプリやビデオチャットアプリでも利用できる。

本体にはボタンや端子類がぎっしり

 「匯唱」の本体上部には「耳麦(イヤホン)」「音箱(スピーカー)」「伴奏」「活筒(マイク)」「直播」と書かれた音声の入出力端子が並ぶ。「伴奏」はバックグラウンドミュージック(BGM)を再生する端末を接続するための端子、「直播」は、「伴奏」および「活筒」に入力している音声をそのままスマートフォンに取り込むための端子だ。

 また、本体正面には9つのボタンと入出力の音量を示すインジケーターがあり、ボタンのうち3つには「男性声」「女性声」「エコー」のボイスチェンジャーモードが割り振られている。また、残りの6つのボタンでは「爆笑音」「拍手音」など12の効果音を通常の押下と長押しで使い分けることが可能だ。

 さらに、本体左側面には入出力の音量調整ボタンがあり、右側面には電源ボタンと音声のストップするボタンがある。実は「曖昧」と書かれたボタンもあるのだが、これについては説明書に記載がなく、何に使うのか分からない。

日本のユーチューバーにもお勧め!?

 「匯唱」を動画配信に使うには、まずマイクとスピーカーを接続し、ボイスチェンジャーの設定や音量の調整などを済ませておく。BGMを流したいなら、外部プレーヤーも接続しよう。「爆笑音」「拍手音」などの効果音は、実況中にそれぞれのボタンを押して再生すればOK。もちろん映像はスマートフォンで撮影する。

 ところがだ。動画配信では本体の「直播」端子とスマートフォンのイヤホンジャックをミニプラグケーブルでつなぐとなっているのだが、その理由が分からない。と言うのも、実況音声や効果音、BGMなどは「匯唱」に接続したスピーカーから出る音をスマートフォンの内蔵マイクで収録する仕組みだからだ。つまり、スマートフォンを接続しなくても動画配信はできるのである。「直播」は、何のための端子なのだろう。

 いろいろ分からないことはあるものの、「匯唱」はなかなか面白いツールだと思う。ボタンの数が多いので複雑そうに見えるが、実際に利用してみると操作は意外と簡単だった。表記が漢字なので、中国語が読めなくても何となく操作していけば扱えるようになるはずだ。「匯唱」はお勧めしにくいが、中国の通販サイトにはさらに高性能、多機能な類似品が数多くある。動画配信をしている人は、こういった機器を使うと表現の幅が広がるかもしれない。

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進化するサバゲー 非日常求めて女性もふらりと参戦(日経トレンディネット)

 近年、急速にポピュラーになった遊びがある。玩具のエアソフトガンを用いて行うサバイバルゲーム(以下「サバゲー」)だ。

【関連画像】内装を作り込むことで非日常的な空間を演出。ライトアップやプロジェクションマッピングなどによってゲームの緊張感をさらに高めている

 サバゲーは、2チームに分かれてBB弾と呼ばれる専用の弾を敵に命中させて倒す(ゲームオーバーさせる)、というのが基本ルールだ。勝敗の決定方法は敵陣に設置されたフラッグを取る、あるいは相手チームを全員ヒットして全滅させるなど、いくつかの種類がある。弾がヒットしたかどうかの判定は当てられた側の自己申告制である。サバゲーはこれまで、主にガンマニアやエアソフトガン好きの間で定着していたが、ここにきて幅広い層が楽しめる大人の趣味として認知を広げつつあるという。

 もっとも筆者のようなアラフォー世代にとってエアソフトガン自体はなじみのあるホビーだろう。子どものころはプラモデルやミニ四駆などを買いに模型店へ足を運ぶことが多く、そこにはエアソフトガンも売られていたからである。俗に“1900円シリーズ”と呼ばれる東京マルイ(東京都足立区)の製品は、筆者を含めて多くの友人たちが持っていた。しかし、本格的にサバゲーをやったことがあるのはその中でもごく一部だけ。当時は今のような専用のフィールドはほとんど整備されておらず、「危険な遊び」と見なす世間の目もあり、どこか後ろ暗いイメージがあった。

 それがなぜ変わったのか。お台場にあるサバイバルゲーム専門フィールド「ブレイブポイント台場」を運営するエッジイノベーション(大阪府吹田市)の生田篤史社長に話を聞いた。

都市型のインドアフィールド増加と共に普及

 生田社長は、「10年ほど前から山奥の私有地を使ったサバイバルゲームの専用フィールドが整備されるようになり、それ以前よりもかなりハードルが下がった」と話す。ただし現在のようにエアソフトガンにまったく触わったことがない層まで普及したのは都市型のインドアフィールドが増えたここ3~4年のことで、銃が登場する『24-TWENTY FOUR-』などの海外ドラマや、『メタルギアソリッド』などのゲーム、YouTubeに上がっている動画を見てサバゲーに興味を持ったという人も多いという。

 「かつてのようにエアソフトガン好きが高じてサバゲーを始めるという流れではなく、最初からサバゲーが目的というのが近年の傾向」(生田社長)。実際にブレイブポイント台場店を訪れるユーザーは、9割以上がサバゲー未経験者。たまたま通りかかり「ちょっとやってみようか」とライトな感覚で遊んでいく人も多いという。

 サバゲー専用フィールドには、エアソフトガンをはじめ目を保護するゴーグルやグローブ、迷彩服などの装備品はレンタルが用意されているのが一般的だ。ブレイブポイント台場店では、ゴーグルさえ装着していれば服装は普段着のままでもプレイできるという。インドアのフィールドはアウトドアと違って土や泥などで洋服が汚れることがなく、そういった点も遊びやすさにつながっている。

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コーヒーは主役じゃない! 最新“変わり種”カフェ(日経トレンディネット)

 日本国内の喫茶店の数は7万軒弱(全日本コーヒー協会、2014年)。「1981年をピークに減少の一途にある」(同協会)というが、それでも約5万5000軒(日本フランチャイズチェーン協会、2017年12月時点)のコンビニエンスストアよりはるかに多く、喫茶店やカフェを訪れる人が多いことがうかがえる。そんななか、既存のカフェの形にとらわれない“変わり種”カフェが続々と登場している。

【関連画像】「変なカフェ」(渋谷区神南1-21-3 渋谷モディB1F H.I.S.渋谷本店内)。営業時間は11~21時。定休日は1月1日、そのほかにメンテナンスによる臨時休業あり

 夕方以降にオープンする飲食店の営業前の時間を有効活用し、スペシャリティコーヒーを低価格で提供するカフェ「スペイシーコーヒー」が2017年12月に都内主要駅周辺に6店舗同時オープン。また、月額定額制でコーヒーを提供する「coffee mafia(コーヒーマフィア)が2016年10月に西新宿に、2018年1月には飯田橋にも開業した(関連記事「コーヒー マフィアが提供する “次世代天ぷら”とは?」)。2018年2月に渋谷にオープンした「変なカフェ」では、人ではなくロボットがコーヒーを入れてくれるという(関連記事「変なカフェ ロボットが入れる本格コーヒーにうなる」)。

●客がカフェに求めるのは「空間と電源とWi-Fi」

 スペイシーコーヒーは、新宿駅、渋谷駅、新橋駅という主要な駅からそれぞれ徒歩1~5分ほどのエリアにある飲食店を“間借り”して営業している。何かあったときのためにスタッフが1人常駐するが、基本的に接客は行わず、客が店内のマシンを使って自分でコーヒーを入れるシステムだ。会員登録すればコーヒーが税込み50円(以下、価格は全て税込み)で購入でき、最大1時間の利用が可能(会員登録しない場合は1杯100円)。入退室は入口に設置されたタブレット型端末にスマートフォンの2次元コードをかざすか、顔認証システムを利用して管理しているという。

 運営するのは都内で約3300室の貸し会議室を展開するスペイシー(東京都中央区)。同社の内田圭祐社長は「外出先で仕事や打ち合わせをしたくても、ターミナル駅付近の喫茶店やカフェは混雑して入れないことが多い。その一方で、同じエリアにある居酒屋やバーは日中営業していないため、スペースを借りることを思いついた」と説明する。

 50円という価格の理由は人件費がほとんどかかっていないからだという。同店は全店Wi-Fi、電源完備をうたっているが、店内にあるコンセントに延長コードをつなぎ、自席に持ってきて使う仕組みだ。セッティングも客自ら行わなくてはならない。「客がカフェに求めるのは空間と電源とWi-Fi。サービスやコーヒーは『あったほうがいい』という程度では」(内田社長)。

 現時点では収益よりも本業の貸し会議室の認知度を上げるために行っているというが、「ある程度の型(かた)ができたら、一気に店舗数を増やしていきたい」と内田社長は話す。1年後には店舗を50カ所に広げ、年間50万人の利用を目指すという。

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平昌五輪日本代表選手は「ドーピング違反」なのか?(日経トレンディネット)

いよいよ盛り上がってきた2018年平昌オリンピック。だが、日本選手に対する検査により禁止物質の陽性反応が出たという報道があり、ドーピング検査への注目度が高まっている。ドーピング検査とはいったいどのように行われるのか。今回のケースも含めたドーピング検査の最新事情を公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)専務理事の浅川伸事務局長に解説してもらった。

【関連画像】ドーピング検査の最新事情

●ショートトラックの選手は「まだ違反と確定したわけではない」

 今回の平昌オリンピックにおいて、スケートショートトラックの日本代表選手に対して行われたドーピング検査で陽性反応を示したと報じられました。

 本件は、JADAが検査主催機関として実施したものではありません。また日本選手団および日本オリンピック委員会(JOC)から当機構に情報を提示・共有することも規則上定められているものではないので、こちらで把握している情報はメディアで報道された範囲にとどまります。その上で、今回の経緯について解説します。

 日本選手団およびJOCの会見によると、2018年2月4日にIOCによる競技会外検査が行われ、スケートショートトラックの日本代表選手から世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が定める禁止表国際基準の「利尿薬および隠蔽薬」に該当する「アセタゾラミド」という物質が検出されたということです。IOCは独自に検査実施を立案して執行する権限を持っているので、JADAは具体的な事情を把握できていません。しかし、一般論から考えると、過去の検査履歴が少ない選手が対象となった可能性があります。

 ただ、現時点では「検体の分析の結果、陽性反応が生じた」という状態であり、ドーピング違反が確定しているわけではありません。報道によれば、大会終了後に審理されるようです。規則の上では、検体から陽性反応が出ている時点では「違反が疑われる分析報告」として扱われます。その後に聴聞会を経て事情の説明や斟酌(しんしゃく)がおこなわれ、最終的に違反の有無、さらに違反があった場合は量刑を決定することになります。

 こうした前提を踏まえた上でこのケースが仮に違反となれば、冬季五輪大会において日本人が違反になるのは初めてのケースとなります。

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意外!カッコだけじゃなかったBMW X2(日経トレンディネット)

2018年5月にも日本で発売される予定のBMWの新型コンパクトSUV「X2」。アウディ「Q2」やボルボ「XC40」などユニーク・デザインカーのライバルかと思いきや、どうやらそうでもないらしい。小沢コージがひと足早く試乗した。

【関連画像】デザイン統括のトーマス・シチャ氏(左)と小沢コージ

●【コンセプト】ウチはアウディQ2、ボルボXC40とは違います!

 少々意外な返事が返ってきました。そう、ひと足早くポルトガルで乗ってきた注目の新型コンパクトSUV、BMW「X2」。

 昨年あたりからネットニュースに出まくってるので、知ってる人も多いと思いますが、一見、今どきのスタイリッシュSUV。欧州では2018年2月、日本には5月ごろ投入の予定で、その金メダルっぽいゴールドのボディーカラー(ガルバニックゴールド)やグレーの樹脂バンパーがいかにもポップでガジェット風。

 既存の自動車のカテゴリー分けから飛びだそうとしている最近のアウディ「Q2」やボルボ「XC40」、これから日本に上陸するフォルクスワーゲン「T-Roc」などに近い印象を受けます。

 ところがプロジェクトリーダーのユリウス・シュルップコッテン博士に「いよいよBMWもこの市場に」と問い掛けると、怪訝(けげん)そうな顔で「私たちにはこちらの路線を、というようなものは一切ありません。X2は全く新しく生まれた発想とコンセプト」と反論されました。またまたカッコいいこと言っちゃって! と思いきやどうやら割と本心みたい。

既存のX1とX3の間のヤングターゲット

 「ターゲットはハッキリしていて、エクステリアにすごく重きをおいて、若い世代と若く生き続けたい世代」と狙いはほかとほぼ同じですが、確かにライバルへの対抗というより、BMW流“縦断戦略”の一環のよう。

 小沢もさんざん書いてきましたが、ここ最近のBMWは年間販売200万台を旗印に露骨にこの縦断戦略=超ビッグファミリー戦略をとっていて「1シリーズ」と「3シリーズ」の間に「2シリーズ」は作るわ、「3シリーズ」と「5シリーズ」の間に「4シリーズ」を作るわ、「2シリーズ」はついにFFコンパクト化して、3シートミニバンまで設定。ありとあらゆるジャンルに進出してきています。

 よって既存のコンパクトSUV「X1」とミディアムSUV「X3」の間にX2を作るのは自然な流れだし、サイズ的にも価格的にも買いやすいゾーンなので若者狙いのファッショナブル路線を取るのも全然おかしくありません。

 ただし、商品作りのキモはやはりBMW自慢の“駆けぬける歓び”であり「そこは他と一緒にしてほしくないなぁ!」ってことのようです。シュルップコッテン氏の気持ちとしては。

 ってなわけで新型X2、今回はリスボン郊外のロカ岬で小沢コージチェック!

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持っているとラクチンな雑貨5選 尻尾が動くクッション?(日経トレンディネット)

国内最大級の商品見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」。今回は2018年1月31日~2月3日、2月7~9日の2回に分けて、東京国際展示場で開催された。前半は「暮らしデザイン新時代 Good Design for Happy Life」をテーマに、インテリアやフラワー・グリーン関係、香り関連商品、そしてクリエイターの作品など、暮らしに関わるモノを集めた「Life×Design」、後半は従来のギフトショーと分かれてはいるが、ここ数年でその境目もあいまいになり、もはや、ギフトというくくりではなく、インテリア、おもちゃ、文房具など、幅広くコンシューマーの興味を引く面白い製品を披露する場として機能している観もある。その膨大な商品群から、今年話題になりそうな製品を「生活雑貨」「革製品・伝統工芸」「文房具・ツール類」「オモチャ・ノンジャンル」の4つに分けて紹介していく。

【関連画像】ネッル「HONTO」三重織ガーゼカバーセット(6500円)。横になって本を読むための読書用枕だ

●本を読むための、枕の上に載せる枕

 インテリア関連の商品がこの2年でぐっと充実した。また、「人をダメにするソファ」で話題になったビーズソファをはじめ、クッション製品に面白いものが多かった。

 寝転がって本を読む人のための枕が、ネッルの「HONTO」。シンプルな形だが、これが良く考えられていた。まず、中央部分が凹んでいるのだが、これは耳がつぶれて痛くならないようにするイヤーサポーター。さらに、首の裏側から後頭部を支えて横向き姿勢を安定させる構造と、首の角度を適正に保つ立体デザイン、上下をひっくり返せば、左右どちら向きでも使える形状と、横になって本を読む姿勢をラクに保つための工夫がたっぷり詰まっている。

 使い方は、普段使っている枕の上に、このHONTOを載せる。枕が高くなるので、そのまま寝落ちするには、やや首の角度がキツイような気がするが、本を読む姿勢としては快適だろうと思う。残念ながら実際には試せなかったので、どんな具合かをお伝えすることができない。しかし、カバーに、三重織のガーゼカバー(3500円)と、西濃地方のニットカバー(3800円)の2種類を用意するなど、実際の使い心地を考慮した製品なので、その実用性に自信があるのだろう。

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小さなコツで仕事がはかどる 戸田流PCスマホ連携術(日経トレンディネット)

 上司は労働時間を短縮しろと言うが、仕事の総量は減らず、効率化する方法も教えてくれない。現実的な働き方改革は、自分で工夫するしかない。ということで、今回はスマートフォンとパソコンの連携を強化して業務の効率化や作業時間の短縮を促進する方法を考えてみたい(関連記事:モバイル環境も快適 戸田流Windowsカスタマイズ術)。。

【関連画像】現実的な働き方改革は、自分で工夫するしかない…

 まず最初は外出時のテザリングだ。パソコンがSIMスロットを搭載していてデータ通信が利用できればいいが、非搭載の機種ではスマートフォンのテザリングでインターネットに接続することになる。

 また、僕の場合は、SIMスロット搭載パソコンでも、あえてテザリングを利用することがある。パソコンで利用しているMVNO(仮想移動体通信事業者)のSIMは、特に昼時に通信速度が出ないことがあるので、その場合はNTTドコモのスマートフォンでテザリングをしているのだ。

 その際のポイントは、Wi-FiやBluetoothではなく、USBケーブルでスマートフォンと接続することだ。USBで接続する長所は、スマートフォンに充電しながら使えること、通信速度が速いこと、パスワードの設定が楽なことなど。逆に短所は、パソコンのバッテリー消費が激しいこと、ケーブルが必須といったところだろう。

パソコンに給電しながらがベスト

 OSのバージョンによって多少異なるものの、iPhone、Android端末とも、USBテザリングを有効にしてパソコンにつなぐだけでインターネットに接続できるようになる。なお、iPhoneで利用する場合は「iTunes」のインストールが必要だ。

 USBテザリングは、パソコンとスマートフォンの間が有線なので、Wi-FiやBluetoothによる無線のテザリングより高速だ。カフェや新幹線の車内など、Wi-Fiの電波がいくつも飛び交っているようなところでは、電波干渉を受けないUSBテザリングのほうが目に見えて高速なことも多い。設定を一度済ませておけば、その後はパスワード入力も必要ない。

 また無線テザリングの場合は、スマートフォン側のバッテリーがどんどん減る。パソコンと接続するUSBテザリングなら、バッテリーが減るどころかスマートフォンに充電しながらインターネットに接続できる。パソコンに給電できる状況なら、間違いなくUSBテザリングがベストだ。

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なぜ、書店で野生の木でできた一枚板を販売? ミレニアル世代の若者が「一枚板」をローンでも買う背景とは?(日経トレンディネット)

 代官山蔦屋書店1号館の1階の人文コーナーを一番奥まで進むと、大きな一枚板が6枚置かれている異空間が現れる。樹齢100年以上の野生の木でできたTAICHIROの一枚板だ。

【関連画像】長さ125mmの小ぶりのテーブルも(15万8000円)

 なぜ、書店に一枚板が売られているのだろうか。

 「2017年に『「奈良の木」のある暮らし ~森からの贈り物~』フェアを開催したときに木に無限の可能性を感じ、ほかの木も探していたところで出合ったのがTAICHIRO。ここで扱っているのは、植林されたものではなく、野生の木ばかり。この素晴らしい木をぜひ紹介したいと思った。一枚板はこのままポンッと置いたほうがインパクトがあるので、そのまま展示した」(代官山蔦屋書店・湯澤洋介さん)。

 展示している一枚板は小さなもので10万円台から、最も大きなものは樹齢1000年以上の屋久栂(やくつが)で250万円とかなり高額だ。しかし、「購入者は40~50代のほか、ミレニアル世代の20~30代の割合も高く、一人暮らしの若者も買っていく」と、TAICHIROブランドを展開するWONDERWOODの坂口祐貴CEO。「自分も含めたミレニアル世代は大量生産・大量消費時代に生まれ育ってきているので、高くても本当に価値のあるものを買いたいと思っている。一枚板は樹齢と同じ年数使えるといわれており、それがミレニアル世代にハマっている。クルマの代わりにローンで購入する感覚」(同)という。

 一生ものの買い物になるため、テーブルにするために脚を付けたり、修理したりといった作業はTAICHIROが行う。ダイニングテーブルやリビングテーブルにすることが多いが、「一枚板はサイズも形も世界に1つしかない」(坂口CEO)ので、脚も既成のものは作っておらず、職人に1つずつ作ってもらう。

 最近は一枚板を扱っているところも増えているというが、「日本で出回っている一枚板の多くは外国産のもの。そのため、どこに行っても似たり寄ったりになってしまう。以前、アフリカに1年間住んでいたことがあるが、太陽がずっと照りつけているので、木はすぐに太くなる。日本には四季があり、湿気や寒暖差など過酷な環境を何百年もくぐり抜けてきたので、木の密度や一つひとつの個性がまったく違う」(坂口CEO)。

(文/吉田理栄子)

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メルカリがシェアサイクル参入、駐輪場もシェアリング(日経トレンディネット)

 メルカリは2018年2月27日に福岡市でシェアサイクル事業「メルチャリ」の提供を始める。子会社のソウゾウが事業を展開する。「平地で自転車移動に向いており。また、福岡は複数の中心街があり、その回遊性を高めるために自転車が役立つと判断した」(ソウゾウ代表取締役の松本龍祐氏)ことから、福岡を最初の事業展開先として選んだ。まずは、50カ所に駐輪場を設けて400台超の自転車を用意する。今夏までには駐車場200カ所、2000台の規模にまで拡大する計画だ。

【関連画像】コーポレートカラーの赤を採用したメルチャリの自転車

 サービスの利用方法は、他社のシェアサイクル事業と大差はない。専用のスマートフォン向けアプリをダウンロードして利用する。この時、フリマアプリ「メルカリ」の会員であればそのIDでそのまま利用できるというのがミソ。国内6000万人超の会員基盤をそのまま生かすことで、利用者の早期獲得につなげようというわけだ。

 メルチャリの自転車を利用するにはまず、アプリの地図機能を使って近くにある専用の駐輪場を探し出す。目的の駐輪場に行き、アプリのカメラ機能で車体のQRコードを読み取ると解錠される。メルチャリ専用の駐輪場であれば、利用した自転車をどの駐輪場に返却しても構わない。1分単位で利用できる料金体系を採用しており、1分当たり4円となる。「1回当たりの平均利用時間は15分を想定している」(ソウゾウメルチャリプロダクト責任者の井上雅意氏)。利用料金は1カ月分を月末にまとめて、クレジットカード、またはコンビニ支払いで支払う。

 こうしたサービスの利用体験自体に、他社と大きな差異は感じられない。自転車は非電動アシストのため、電動自転車を貸し出すドコモ・バイクシェア(東京都港区)に比べれば見劣りする。そこで競合との差異化を図るうえでメルカリが取った秘策が、事業運用を利用者と「シェアリング」する共同運用の仕組みだ。

 シェアサイクルはシェアリングエコノミーサービスの一種として扱われることが多い。だが、本質は異なる。タクシー配車の「Uber」や民泊大手の「Airbnb」といったシェアリングエコノミーの先駆的サービスの多くは、消費者の所有する資産の余剰時間を提供する場を設けるプラットフォーム型だ。事業者は自動車や宿泊施設といった資産の保有や、整備をしないで済むため運用コストがかからず高い収益力を誇る。一方、シェアサイクル事業は企業が保有する自転車を、顧客同士で共同利用するサービス。事業者は自転車の調達や整備などの運用をしなければならないため、初期投資や運用費がかさみ収益性が低下する。

 メルカリも参入に当たり、消費者の持つ自転車を利用者間で貸し借りできるプラットフォーム型の事業モデルの実現に向けて検討を重ねたという。だが、「自転車が貸し出しの対象であることを判別する方法など、さまざまな面で難しいと判断した」(松本氏)ことから他社と同様に、自社で自転車を調達して貸し出す事業モデルを採用した。

 一方で、自転車の調達という初期投資以上にかさむのが事業の運用費だという。例えば、自転車がパンクしていないかを1台ずつ確認したり、違法駐輪されている自転車を回収したりすることにかかるコストだ。これを圧縮しながら、同時にサービスとしての品質向上にもつなげる。その実現のために、利用者と共同で運用する仕組みを取り入れた。

 まず、駐輪可能なスペースを個人から募る。日本は違法駐輪を厳しく取り締まってきた背景があり、現時点では中国などで主流の完全な乗り捨て型のシェアサイクル事業は提供できない。そのため、いかに駐輪場を多く確保できるかが初動における競争のポイントだ。

 他社は商業施設などとの提携で、この駐輪場の確保に邁進する。一方、メルカリも企業との提携を進めながら、同時に自宅に余剰スペースを持つ消費者から駐車場として貸し出せる場所を募る。「提供者には利用率に応じて、手数料を支払う仕組みなどを検討する」(井上氏)。この取り組みが軌道に乗れば、「夏に2000カ所に駐車場を設けるという目標を、大幅に超えることが期待できる」と井上氏は説明する。

 また、メルチャリでは利用者が自転車の故障の報告や、違法駐輪された自転車を見つけた時に規定の駐輪場に移動することでマイルがたまる。ためたマイルに応じて、フリマアプリの「メルカリ」で使えるポイントをもらったり、メルカリのグッズをもらったりできるようにする。こうして、運用の手間を利用者と分担することで、効率的な運用を目指す。

(文/中村勇介=日経クロストレンド)

コートエシエルの新ビジネスリュック 折り紙の形が人気(日経トレンディネット)

 ビジネスリュックに興味がある人なら、“巻き貝のようなデザインのリュック”と聞けばピンとくる人は多いのではないだろうか。それが、「コートエシエル」というブランドだ。

【関連画像】背面に独立PCスペースがあり、PC用ポケットのクッションも肉厚。使いやすく、また安心してPCを持ち運べる

 コートエシエルは2008年にパリで設立されたブランドで、日本には2010年に本格上陸した。看板モデル「ISAR(イザール)」は、独特なフォルムがアパレル業界やクリエイターらの支持を得て、瞬く間にファッション市場で受け入れられた。一度見ると印象に残るため、持っている人が広告塔となり人気が広まっていったという。今ではビジネスシーンまで浸透し、ジャケットを着た人がこのイザールを背負っているのも見かけるようになった。

 それまでのPCリュックとは一線を画すデザインは、どのようにして生まれたのか? これについて、日本での代理店を務めるアンバイの営業担当、飛鳥間(あすま)章夫氏は「デザイナーがもともと科学者だったため、独創的なフォルムになる」と話す。現在、コートエシエルの商品は、すべてエミリー・アルノー氏という女性デザイナーが手がけており、彼女はカレッジで科学を専攻していた経歴を持つ。その後、インテリアプロダクトデザイナーを経て、バッグデザイナーへの道に進んだそうだ。

 「デザインを学んでいないので、ペンと紙ではなく、布を折ってバッグの形を作っていくんです。日本文化が好きで、折り紙からインスピレーションを得た“作り方”なのだそうです」(飛鳥間氏)

 またコートエシエルのリュックは、人間工学に基づいた設計で背負いやすい点も人気の秘密。他社に先駆けて、リュック背面に独立したPC収納スペースを設け、PC用ポケットに肉厚なクッションを用いるなど、ラップトップリュックとしての機能も高い。それもそのはず、コートエシエルは設立当初、アップル社公認のスマートフォンケースやPCケースなどを作っていたのだから。フォルムが独創的なだけでなく、機能的だからこそ多くの人に受け入れられたのだ。

 「コートエシエル(Cote&Ciel)を訳すと“海岸と空”。水平線の境目のように、機能とデザインという相反するものを融合したバッグ作りを行っています」(飛鳥間氏)

 女性客からのリクエストにより、2016年の秋冬モデルからSサイズが加わり、現在はS・M・Lの3サイズを展開している。そもそも欧州向けでサイズが大きいため、Sサイズは日本人男性にも最適。小ぶりでデザインが悪目立ちしないので、ビジネススタイルにも合わせやすい。

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