最新自転車トレンドはディスクブレーキ付きロード(日経トレンディネット)

 2018年モデルの新作発表会から見えてきた自転車の最新トレンドは、ロードバイク用の油圧制御ディスクブレーキやGPS機能搭載サイクルコンピューターなど最新技術を採用したアイテムを、比較的手ごろな価格帯のモデルが続々と搭載してきたこと。これまで一部の“シリアスライダー”向けだった最先端の技術が、これからスポーツ自転車を始めるようなビギナーでも使いこなせるように、やさしく進化してきた特徴だ。

【関連画像】4スタイル×最大38色のオーダーが可能な「ブリヂストンアンカー」。低価格から最上位モデルまで自分好みの色を選べる点もよい

 では最新トレンドに触れる機会が多いとされる関西、関東の人気スポーツ自転車ショップ店長はどんなスポーツ自転車&関連アイテムに注目しているのか。今回は大阪・京都に4店舗を展開するロードバイク・トライアスロン専門店、シルベストサイクルの山崎敏正統括店長(以下、山崎店長)が注目する11アイテムを紹介する。

走りも見た目も「自分らしさ」を“発信”

 山崎店長は“幻のモスクワ五輪(1980年)”で自転車トラック競技4000m個人追い抜きの日本代表選手となり、還暦を迎えた現在も実業団ロードレースに参加して最年長優勝記録を更新するなど、年を重ねながらも走り続ける実践派。そんな山崎店長が注目するのは、走りも見た目も自分らしさが得られ、使う楽しさを仲間と共有できるようなアイテムだ。

●カーボンからアルミフレームまで“カラーオーダー”が充実

 「スポーツ自転車を自分好みのカラーにオーダーできるシステムはこれまでもあったが、2018年はさらに充実している」と山崎店長。

 例えばブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド、ブリヂストンアンカーでは、フレームだけでなくロゴやタイヤなど細かくカラーを組み合わせて選ぶことが可能だ。欧米メーカーよりもサイズ展開が豊富なモデルが多く、小柄な人でもベストサイズの1台を選びやすい。

 またアルミフレーム製造に定評のある米国の人気ブランド、キャノンデールからは、カーボンフレームよりも手ごろな価格で、カーボン素材に匹敵するほどの高い性能があるアルミフレームロードバイク「CAAD12」が22色展開で登場。カラーはオーダーできないが、フレーム価格15万円(車輪やハンドルなどは別売り)という価格帯で、豊富なカラーから選べるところが注目点。

 世界最高峰のプロロードレース「ツール・ド・フランス2017」で、スポーツバイクブランドとして最多となる13回目の総合優勝を飾ったイタリアの名門、ピナレロは、旗艦モデル「ドグマF10」などの上位モデルで、フレームだけでなくロゴやパーツのカラーも選べるオーダーシステム「MY WAY」を展開する。

【関連記事】

ドコモのシェア自転車の利用が昨年比1.5倍、AI活用を強化(日経トレンディネット)

 「シェアサイクル」事業を展開するドコモ・バイクシェアが好調だ。会員数は約31万人を抱える。2017年の利用回数は前年比1.5倍の350万回に急拡大。5年間で10倍にまで拡大したことになる。用途は主に通勤・通学だ。ドコモ・バイクシェア取締役の清水貴司経営企画部長は「一般的な事業では、前年から倍の成長とはいきにくい。だが、結果的に当社の事業は倍々で成長を遂げている。2018年も利用回数を昨年比で倍にすることを目指す」と息巻く。

【関連画像】ドコモ・バイクシェアの利用者数は5年間で10倍に拡大した

 シェアサイクルは利用者がスマホを使って利用したい自転車の予約、解錠、支払いを一括してできるサービス。欧州や中国で先行して利用が広がっている。日本でもカーシェアリングサービスが普及の兆しを見せるなど、都心在住者や若者を中心に「持たない生活」が徐々に浸透している。自転車も保有しない時代の到来も近そうだ。それを見越して、2017年にはLINEやメルカリなど、さまざまな企業の参入発表が相次いだ。

 ドコモは他社に先駆けること2015年にシェアサイクル市場に本格参入した。同社のサービスはアプリ「bike share」で利用する。アプリで周辺にある駐輪場を探して、利用する自転車を予約。指定の駐輪場に行き、予約した自転車の操作パネルに登録済みのICカードやFeliCa対応のスマホをかざすことで解錠される。自転車の利用後は、周辺にある専用の駐輪場に返却して手動で施錠をする。利用した時間分の料金がアプリに登録したクレジットカードか、ドコモの携帯電話の契約者であれば携帯電話の利用料と合算して請求される。

 ドコモがこれまで、注力してきたのは駐輪場の拡大だ。日本に先駆けて爆発的にシェアサイクル市場が広がった中国は、乗り捨て型が主流。一方、日本は自治体を挙げて自転車の違法駐輪の取り締まりを強化してきた背景があり、同様の仕組みではサービスを提供できない。そのため、乗りたい、止めたいと思ったときにすぐに利用できるように、どれだけ多くの駐輪場を設置できるかが競争のポイントになる。

 だからドコモは、駐輪場の拡大と、自転車の台数を増加させることで利便性の確保を優先してきた。昨年にはセブン-イレブン・ジャパンと提携。国内に約2万店舗を展開するセブン-イレブンの店舗網を生かして、32店舗に駐輪場を設置している。店舗数は今後も拡大させていく。また、マンションの開発事業者などと交渉して、住宅への駐輪場の設置拡大を狙うなど、新たな駐輪場の開拓にも力を入れている。現在、日本全国24都市の632カ所に駐輪場を設置。6553台の自転車を用意している。これが結果的に利用者拡大にも寄与している。

 ドコモの貸し出す自転車は、ブランドカラーである鮮やかな赤色の筐体を採用しているのが特徴だ。この特徴によって自転車が広告塔にもなる。利用者の拡大によって「道行く人が街中でドコモの自転車を見かける機会が徐々に増え、クチコミで利用者が増えていった」(清水氏)。これにより広告宣伝費をほとんどかけることなく、利用者を拡大していった。

 ところが昨年から新規参入が相次ぐなど、市場が大きく動き始めた。参入するのはネット企業だけではない。住宅の賃貸情報事業「アパマンショップ」を展開するAPAMANも2018年中にシェアサイクル事業に参入する。今後、競争激化は避けられない。そこでドコモは新たに3つの戦略で事業を進める。「AI(人工知能)を活用した需要予測と自転車の適正配置」「法人利用の開拓」「プロモーションの強化」だ。これにより後続勢の突き放しにかかる。

【関連記事】

ネット炎上で人生崩壊…熱い政治談議は居酒屋で。ネット炎上を防ぐポイントとは?(日経トレンディネット)

「政治ネタ」は炎上しやすい

 みなさんは「炎上」という言葉をご存じですか。日ごろからネットやSNSに触れている方なら聞いたことがあると思いますが、SNSの投稿やブログでの発言がネット上に拡散され、批判が殺到する現象です。投稿主の個人アカウントには批判メッセージが大量に送りつけられ、個人情報の洗い出しが始まり、個人が関係する職場や学校へ電話で苦情が申し立てられ、その件に関する「まとめサイト」の記事がいくつも作成される――といった流れが典型的です。炎上してしまうとその被害はネットだけにとどまらず、必ずリアルの生活にも影響を及ぼします。攻撃を行う人々は匿名であることも恐ろしさに輪を掛けますね。

【関連画像】炎上してしまうとその被害はネットだけにとどまらず、必ずリアルの生活にも影響を及ぼす

 実は炎上しやすいネタは決まっています。今回はそのひとつ、「政治」ネタでの炎上例を取り上げたいと思います。

 2018年1月に奈良県安堵町の町議会議員が自身のFacebookで、複数の国会議員を名指しし、「牛にくくりつけて、股裂きの刑にしてやりたい」「ポア(オウム真理教では殺害を意味する)して欲しいと思う」などの書き込みを行いました。この発言が問題視され、ネットで炎上。議長らとの面会のあと投稿を削除しましたが事態は収拾せず、役場にも苦情が殺到しました。結局、町議は辞職する羽目に。

 共同通信の取材によると、町議は議長に対し「調子に乗ってしまった。迷惑を掛けて申し訳ない」と謝罪したといいます。

 今回、社会的に問題とされたのは個人に対する誹謗中傷でしたが、その誹謗中傷を行ったのは政治に対する意見投稿であり、その中でチベット民族やウイグル民族への中国の政策を「民族浄化」としたり、朝鮮半島出身者に対する差別用語を使っていたこともネットで炎上を引き起こした原因と考えられます。

 政治ネタはこうした差別用語が入りやすく、政治家個人へのバッシングにもつながりやすいテーマです。さらに、思想や歴史の解釈の違いから論争を招くことが多いのです。

【関連記事】

いい汗はかける? 「VR×eスポーツ」新感覚サバゲー(日経トレンディネット)

 2018年2月9日、東京・お台場にある屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」に、VRシューティングゲーム『TOWER TAG』がオープンした。事前情報によると、2対2のチーム戦で楽しむ、VRを活用したeスポーツ「VR eスポーツ」なのだという。

【関連画像】『TOWER TAG』の装備品。ヘッドマウントディスプレーは「HTC VIVE」で、マイク付きのヘッドセットでオペレーターやチームメイトと会話ができる

 VRもeスポーツも知っているが、それを合わせたVR eスポーツとは一体何なのか? この言葉に見事釣られ、オープンに先立って行われた体験会へ、そそくさと出向いた筆者なのだった。果たして、リアルなスポーツみたいにいい汗はかけるのだろうか。

●2対2で対戦するシューティングゲーム

 『TOWER TAG』はドイツのVR Nerds社(直訳すれば“VRオタクたち”社)によって作られたゲームだ。開発チームにはサバイバルゲームの世界チャンピオンが在籍しているとのことで、その楽しさを盛り込んだ戦略性の高いゲームになっているらしい。東京ジョイポリスを運営するCAセガジョイポリスと契約し、同社が独占的に全国へ展開する予定だそうだ。

 ゲームは前述のように、2対2のPvP形式(プレーヤー・バーサス・プレーヤー)、つまりヒト対ヒトの対戦に絞ったものだ。舞台となるVR空間のなかには10本ほどのタワーが林立していて、タワーからタワーへと移動しつつ、手にしたレーザーガンで敵と撃ち合い、相手チーム全員(2人)を倒した側の勝利となる。これを5分間繰り返すというのがプレー内容だ。

なかなか精密な射撃ができる

 VRヘッドセットはHTC VIVEで、これをマイク付きのヘッドセットとともに装着。このヘッドセットを通じてチームメイトと連絡を取りながらプレーする。そしてオペレーターから銃型のコントローラーを渡されると、銃がVR空間のなかに出現。すでにこの時点で銃の位置や向きなどがかなり精密にセンシングされていることがよくわかり、期待が膨らんだ。

 全員が機材を装着して準備が完了し、競技が始まるまではチュートリアルの時間だ。手にした銃のトリガーを引くとレーザーが発射される。一発ずつ撃つこともできるが、エネルギーゲージがゼロになるまで連射することも可能だ。

 また、タワーからタワーへと移動するワイヤーアクションが特徴だ。隣接するタワーの上にモヤモヤとした雲のようなグラフィックが現れているときに、そのモヤモヤを狙ってトリガーを引くと銃からワイヤーが発射される。ワイヤーがかかったら、トリガーを引きっぱなしの状態で銃をあおるとワイヤーがたぐり寄せられ、移動できる。

 こうしてVR空間内でタワーからタワーへと移動しながら、敵と撃ち合って勝負するわけだ。

【関連記事】

動画配信を盛り上げる!? 直播神器が続々登場中(日経トレンディネット)

動画配信人気を受けて関連ツールが続々

 中国の観光地や繁華街では、スマートフォンを片手に自分の動画を配信している人を見掛けることが増えてきた。今、中国語で「直播(ジーボ)」と呼ばれるライブ動画配信が人気なのだ。

【関連画像】「匯唱」の本体は5型のスマートフォンくらいの大きさ。価格は235元(約4000円)だった

 その人気を受けて直播アプリが続々とリリースされる一方、「直播神器(ジーボシェンチー)」と呼ばれる動画配信用のデジモノも数多く登場し始めた。当連載でも紹介したスピーカー付きマイクや、自分撮り用のLEDライトも数ある直播神器のうちの1つだ。

 悦声科技製の「匯唱(フイチャン)」なる製品もまた直播神器として利用されている。これは、拍手音や爆笑音などの効果音を発する機能や、ボイスチェンジャー機能などを搭載するポータブルデバイス。ライブ動画の要所要所に拍手音や爆笑音を入れて配信を盛り上げるわけだ。もちろん、カラオケアプリやビデオチャットアプリでも利用できる。

本体にはボタンや端子類がぎっしり

 「匯唱」の本体上部には「耳麦(イヤホン)」「音箱(スピーカー)」「伴奏」「活筒(マイク)」「直播」と書かれた音声の入出力端子が並ぶ。「伴奏」はバックグラウンドミュージック(BGM)を再生する端末を接続するための端子、「直播」は、「伴奏」および「活筒」に入力している音声をそのままスマートフォンに取り込むための端子だ。

 また、本体正面には9つのボタンと入出力の音量を示すインジケーターがあり、ボタンのうち3つには「男性声」「女性声」「エコー」のボイスチェンジャーモードが割り振られている。また、残りの6つのボタンでは「爆笑音」「拍手音」など12の効果音を通常の押下と長押しで使い分けることが可能だ。

 さらに、本体左側面には入出力の音量調整ボタンがあり、右側面には電源ボタンと音声のストップするボタンがある。実は「曖昧」と書かれたボタンもあるのだが、これについては説明書に記載がなく、何に使うのか分からない。

日本のユーチューバーにもお勧め!?

 「匯唱」を動画配信に使うには、まずマイクとスピーカーを接続し、ボイスチェンジャーの設定や音量の調整などを済ませておく。BGMを流したいなら、外部プレーヤーも接続しよう。「爆笑音」「拍手音」などの効果音は、実況中にそれぞれのボタンを押して再生すればOK。もちろん映像はスマートフォンで撮影する。

 ところがだ。動画配信では本体の「直播」端子とスマートフォンのイヤホンジャックをミニプラグケーブルでつなぐとなっているのだが、その理由が分からない。と言うのも、実況音声や効果音、BGMなどは「匯唱」に接続したスピーカーから出る音をスマートフォンの内蔵マイクで収録する仕組みだからだ。つまり、スマートフォンを接続しなくても動画配信はできるのである。「直播」は、何のための端子なのだろう。

 いろいろ分からないことはあるものの、「匯唱」はなかなか面白いツールだと思う。ボタンの数が多いので複雑そうに見えるが、実際に利用してみると操作は意外と簡単だった。表記が漢字なので、中国語が読めなくても何となく操作していけば扱えるようになるはずだ。「匯唱」はお勧めしにくいが、中国の通販サイトにはさらに高性能、多機能な類似品が数多くある。動画配信をしている人は、こういった機器を使うと表現の幅が広がるかもしれない。

【関連記事】

元SDN48の女優・奈津子が話題の電気調理鍋で料理に挑戦! ホットクックとCook4meで時短勝負(日経トレンディネット)

 女優の奈津子です。さまざまなヒット商品が生まれたことで、世間に少しずつ「電気調理鍋の素晴らしさ」が浸透してきたように思いますが、知らない人はまだ知らないですよね。

【関連画像】シャープの『ヘルシオ ホットクック』。食材を投入したら放っておくだけで、手間をかけたような味を再現

 「自動翻訳」の登場で言語の壁が低くなり、「人工知能(AI)」でさまざまな業務が自動化されてきている流れと同じように、“調理する”という行為も驚くほどハードルが低くなってきているんです。

 今回はその中でも特に話題となっているシャープの「ヘルシオ ホットクック」と、ティファールの「Cook4me Express(クックフォーミー エクスプレス)」を徹底レビュー。2台を使い倒して見えてきたことをお伝えします!

“放っておける”、ヘルシオ ホットクック

 まず、ホットクックは「まぜ技ユニット」を搭載することにより、食材を混ぜる動作を自動化しているのが特徴です。調理時間がほぼ余暇時間へと変わる点が、私には革命的だと感じています。

 ホットクックの初代モデルは2015年発売ですが、2017年9月に発売された最新モデルの「KN-HW24C」では、「Wi-Fi」と「音声発話」による「AIoT(人工知能+IoT)」が追加されました。

 ディスプレー上で直接レシピの検索ができるようになり、ほかのユーザーから人気の「調理ランキング」や「60分以内でつくれるメニュー」、「ご当地メニューの提案」、さらには質問に答えると好みを分析してくれる「メニュー占い」などバラエティーに富んだ機能を搭載しています。

 専用アプリの「COCORO KITCHEN」ではメニューが随時アップデートされ、スマホから本体へレシピを送信することも可能です。

 本体へ材料を投入しておけば、15時間先の時刻まで自動調理を設定できるタイマー機能も備えています。

 ホットクックは水を全く使わずに食材と調味料の水分だけで調理する「無水調理」ができるのも大きな特徴。野菜の水分を利用して、ヘルシーかつ栄養素をムダにせずに仕上げることができます。

 AIによって使えば使うほどユーザーの好みを覚えていくので、もはや有能な秘書のような存在とも言えます。しかも同じテイストのメニューが続いたある日、電源をいれると不意打ちで「最近、洋食が続いたから今日は和食でいかがですか?」と話しかけてきました……! そのときには思わず頭(というか、本体上部ですね)をなでてしまいましたよ(笑)。

 味の傾向としては調味料を最低限に抑え、食材そのものの味を引き出すためか、健康的でアッサリした味わいに仕上がることが多いです。

 ちなみにホットクックは本体から声が出てくるだけで対話はできません。製品としては魅力的なのですが、実勢価格は7万8000円前後とまだまだ高いですね。

【関連記事】

進化するサバゲー 非日常求めて女性もふらりと参戦(日経トレンディネット)

 近年、急速にポピュラーになった遊びがある。玩具のエアソフトガンを用いて行うサバイバルゲーム(以下「サバゲー」)だ。

【関連画像】内装を作り込むことで非日常的な空間を演出。ライトアップやプロジェクションマッピングなどによってゲームの緊張感をさらに高めている

 サバゲーは、2チームに分かれてBB弾と呼ばれる専用の弾を敵に命中させて倒す(ゲームオーバーさせる)、というのが基本ルールだ。勝敗の決定方法は敵陣に設置されたフラッグを取る、あるいは相手チームを全員ヒットして全滅させるなど、いくつかの種類がある。弾がヒットしたかどうかの判定は当てられた側の自己申告制である。サバゲーはこれまで、主にガンマニアやエアソフトガン好きの間で定着していたが、ここにきて幅広い層が楽しめる大人の趣味として認知を広げつつあるという。

 もっとも筆者のようなアラフォー世代にとってエアソフトガン自体はなじみのあるホビーだろう。子どものころはプラモデルやミニ四駆などを買いに模型店へ足を運ぶことが多く、そこにはエアソフトガンも売られていたからである。俗に“1900円シリーズ”と呼ばれる東京マルイ(東京都足立区)の製品は、筆者を含めて多くの友人たちが持っていた。しかし、本格的にサバゲーをやったことがあるのはその中でもごく一部だけ。当時は今のような専用のフィールドはほとんど整備されておらず、「危険な遊び」と見なす世間の目もあり、どこか後ろ暗いイメージがあった。

 それがなぜ変わったのか。お台場にあるサバイバルゲーム専門フィールド「ブレイブポイント台場」を運営するエッジイノベーション(大阪府吹田市)の生田篤史社長に話を聞いた。

都市型のインドアフィールド増加と共に普及

 生田社長は、「10年ほど前から山奥の私有地を使ったサバイバルゲームの専用フィールドが整備されるようになり、それ以前よりもかなりハードルが下がった」と話す。ただし現在のようにエアソフトガンにまったく触わったことがない層まで普及したのは都市型のインドアフィールドが増えたここ3~4年のことで、銃が登場する『24-TWENTY FOUR-』などの海外ドラマや、『メタルギアソリッド』などのゲーム、YouTubeに上がっている動画を見てサバゲーに興味を持ったという人も多いという。

 「かつてのようにエアソフトガン好きが高じてサバゲーを始めるという流れではなく、最初からサバゲーが目的というのが近年の傾向」(生田社長)。実際にブレイブポイント台場店を訪れるユーザーは、9割以上がサバゲー未経験者。たまたま通りかかり「ちょっとやってみようか」とライトな感覚で遊んでいく人も多いという。

 サバゲー専用フィールドには、エアソフトガンをはじめ目を保護するゴーグルやグローブ、迷彩服などの装備品はレンタルが用意されているのが一般的だ。ブレイブポイント台場店では、ゴーグルさえ装着していれば服装は普段着のままでもプレイできるという。インドアのフィールドはアウトドアと違って土や泥などで洋服が汚れることがなく、そういった点も遊びやすさにつながっている。

【関連記事】

コーヒーは主役じゃない! 最新“変わり種”カフェ(日経トレンディネット)

 日本国内の喫茶店の数は7万軒弱(全日本コーヒー協会、2014年)。「1981年をピークに減少の一途にある」(同協会)というが、それでも約5万5000軒(日本フランチャイズチェーン協会、2017年12月時点)のコンビニエンスストアよりはるかに多く、喫茶店やカフェを訪れる人が多いことがうかがえる。そんななか、既存のカフェの形にとらわれない“変わり種”カフェが続々と登場している。

【関連画像】「変なカフェ」(渋谷区神南1-21-3 渋谷モディB1F H.I.S.渋谷本店内)。営業時間は11~21時。定休日は1月1日、そのほかにメンテナンスによる臨時休業あり

 夕方以降にオープンする飲食店の営業前の時間を有効活用し、スペシャリティコーヒーを低価格で提供するカフェ「スペイシーコーヒー」が2017年12月に都内主要駅周辺に6店舗同時オープン。また、月額定額制でコーヒーを提供する「coffee mafia(コーヒーマフィア)が2016年10月に西新宿に、2018年1月には飯田橋にも開業した(関連記事「コーヒー マフィアが提供する “次世代天ぷら”とは?」)。2018年2月に渋谷にオープンした「変なカフェ」では、人ではなくロボットがコーヒーを入れてくれるという(関連記事「変なカフェ ロボットが入れる本格コーヒーにうなる」)。

●客がカフェに求めるのは「空間と電源とWi-Fi」

 スペイシーコーヒーは、新宿駅、渋谷駅、新橋駅という主要な駅からそれぞれ徒歩1~5分ほどのエリアにある飲食店を“間借り”して営業している。何かあったときのためにスタッフが1人常駐するが、基本的に接客は行わず、客が店内のマシンを使って自分でコーヒーを入れるシステムだ。会員登録すればコーヒーが税込み50円(以下、価格は全て税込み)で購入でき、最大1時間の利用が可能(会員登録しない場合は1杯100円)。入退室は入口に設置されたタブレット型端末にスマートフォンの2次元コードをかざすか、顔認証システムを利用して管理しているという。

 運営するのは都内で約3300室の貸し会議室を展開するスペイシー(東京都中央区)。同社の内田圭祐社長は「外出先で仕事や打ち合わせをしたくても、ターミナル駅付近の喫茶店やカフェは混雑して入れないことが多い。その一方で、同じエリアにある居酒屋やバーは日中営業していないため、スペースを借りることを思いついた」と説明する。

 50円という価格の理由は人件費がほとんどかかっていないからだという。同店は全店Wi-Fi、電源完備をうたっているが、店内にあるコンセントに延長コードをつなぎ、自席に持ってきて使う仕組みだ。セッティングも客自ら行わなくてはならない。「客がカフェに求めるのは空間と電源とWi-Fi。サービスやコーヒーは『あったほうがいい』という程度では」(内田社長)。

 現時点では収益よりも本業の貸し会議室の認知度を上げるために行っているというが、「ある程度の型(かた)ができたら、一気に店舗数を増やしていきたい」と内田社長は話す。1年後には店舗を50カ所に広げ、年間50万人の利用を目指すという。

【関連記事】

平昌五輪日本代表選手は「ドーピング違反」なのか?(日経トレンディネット)

いよいよ盛り上がってきた2018年平昌オリンピック。だが、日本選手に対する検査により禁止物質の陽性反応が出たという報道があり、ドーピング検査への注目度が高まっている。ドーピング検査とはいったいどのように行われるのか。今回のケースも含めたドーピング検査の最新事情を公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)専務理事の浅川伸事務局長に解説してもらった。

【関連画像】ドーピング検査の最新事情

●ショートトラックの選手は「まだ違反と確定したわけではない」

 今回の平昌オリンピックにおいて、スケートショートトラックの日本代表選手に対して行われたドーピング検査で陽性反応を示したと報じられました。

 本件は、JADAが検査主催機関として実施したものではありません。また日本選手団および日本オリンピック委員会(JOC)から当機構に情報を提示・共有することも規則上定められているものではないので、こちらで把握している情報はメディアで報道された範囲にとどまります。その上で、今回の経緯について解説します。

 日本選手団およびJOCの会見によると、2018年2月4日にIOCによる競技会外検査が行われ、スケートショートトラックの日本代表選手から世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が定める禁止表国際基準の「利尿薬および隠蔽薬」に該当する「アセタゾラミド」という物質が検出されたということです。IOCは独自に検査実施を立案して執行する権限を持っているので、JADAは具体的な事情を把握できていません。しかし、一般論から考えると、過去の検査履歴が少ない選手が対象となった可能性があります。

 ただ、現時点では「検体の分析の結果、陽性反応が生じた」という状態であり、ドーピング違反が確定しているわけではありません。報道によれば、大会終了後に審理されるようです。規則の上では、検体から陽性反応が出ている時点では「違反が疑われる分析報告」として扱われます。その後に聴聞会を経て事情の説明や斟酌(しんしゃく)がおこなわれ、最終的に違反の有無、さらに違反があった場合は量刑を決定することになります。

 こうした前提を踏まえた上でこのケースが仮に違反となれば、冬季五輪大会において日本人が違反になるのは初めてのケースとなります。

【関連記事】

意外!カッコだけじゃなかったBMW X2(日経トレンディネット)

2018年5月にも日本で発売される予定のBMWの新型コンパクトSUV「X2」。アウディ「Q2」やボルボ「XC40」などユニーク・デザインカーのライバルかと思いきや、どうやらそうでもないらしい。小沢コージがひと足早く試乗した。

【関連画像】デザイン統括のトーマス・シチャ氏(左)と小沢コージ

●【コンセプト】ウチはアウディQ2、ボルボXC40とは違います!

 少々意外な返事が返ってきました。そう、ひと足早くポルトガルで乗ってきた注目の新型コンパクトSUV、BMW「X2」。

 昨年あたりからネットニュースに出まくってるので、知ってる人も多いと思いますが、一見、今どきのスタイリッシュSUV。欧州では2018年2月、日本には5月ごろ投入の予定で、その金メダルっぽいゴールドのボディーカラー(ガルバニックゴールド)やグレーの樹脂バンパーがいかにもポップでガジェット風。

 既存の自動車のカテゴリー分けから飛びだそうとしている最近のアウディ「Q2」やボルボ「XC40」、これから日本に上陸するフォルクスワーゲン「T-Roc」などに近い印象を受けます。

 ところがプロジェクトリーダーのユリウス・シュルップコッテン博士に「いよいよBMWもこの市場に」と問い掛けると、怪訝(けげん)そうな顔で「私たちにはこちらの路線を、というようなものは一切ありません。X2は全く新しく生まれた発想とコンセプト」と反論されました。またまたカッコいいこと言っちゃって! と思いきやどうやら割と本心みたい。

既存のX1とX3の間のヤングターゲット

 「ターゲットはハッキリしていて、エクステリアにすごく重きをおいて、若い世代と若く生き続けたい世代」と狙いはほかとほぼ同じですが、確かにライバルへの対抗というより、BMW流“縦断戦略”の一環のよう。

 小沢もさんざん書いてきましたが、ここ最近のBMWは年間販売200万台を旗印に露骨にこの縦断戦略=超ビッグファミリー戦略をとっていて「1シリーズ」と「3シリーズ」の間に「2シリーズ」は作るわ、「3シリーズ」と「5シリーズ」の間に「4シリーズ」を作るわ、「2シリーズ」はついにFFコンパクト化して、3シートミニバンまで設定。ありとあらゆるジャンルに進出してきています。

 よって既存のコンパクトSUV「X1」とミディアムSUV「X3」の間にX2を作るのは自然な流れだし、サイズ的にも価格的にも買いやすいゾーンなので若者狙いのファッショナブル路線を取るのも全然おかしくありません。

 ただし、商品作りのキモはやはりBMW自慢の“駆けぬける歓び”であり「そこは他と一緒にしてほしくないなぁ!」ってことのようです。シュルップコッテン氏の気持ちとしては。

 ってなわけで新型X2、今回はリスボン郊外のロカ岬で小沢コージチェック!

【関連記事】