大阪で100年の実り継ぐ…ブドウ農家の4代目、オーナー制度で新しい農園づくり – iza(イザ!)

 かつては生産量全国1位で、今も大阪府を代表するブドウを広めようと、同府柏原市で100年以上続くブドウ農家の4代目・奥野成樹さん(30)が、「オーナー制度」を活用した新しい農園づくりを進めている。オーナー自身が木の持ち主になり、苗木植樹をはじめ共に農園をつくる取り組みで、奥野さんは「少しでも大阪・柏原のブドウの良さを知ってほしい」と抱負を語る。

 奥野さんの実家「葡萄(ぶどう)のカネオク」は、明治36(1903)年創業のブドウ農家。現在は父の正(まさし)さん(62)が経営し、4代目となる奥野さんは大学卒業後、東北で会社員として働いていたが「曽祖父から始まったブドウ農園を絶やすわけにはいかない」との一心から平成27年秋に退職し、郷里で農家として生きる道を選んだ。

 胸にあったのは「柏原のブドウの良さをもっと広めたい」との思い。東北での会社員時代には、同僚から「大阪でブドウって栽培しているの?」と言われたこともあったという。現在は山梨県や長野県などが主な生産地だが、大阪府によると、昭和初期のブドウ生産量は大阪府が全国1位で、中でも柏原市は隣の羽曳野市とともに牽引(けんいん)役ともいえる存在だった。

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