[資材ナビ] 乗用ネギ収穫機 掘り取り、土落とし、収容まで 規模拡大を支援 効率 手作業の3倍 小橋工業 – 日本農業新聞

 小橋工業の乗用ネギ収穫機「ソフィHG100MA」は、1台で掘り取り、土落とし、収容までができる。収穫は1時間1.2アールと、手作業に比べて3倍の速さ。規模拡大したい産地から好評で、1998年の発売から約2000台を販売した。ネギの周年出荷に力を入れている秋田県のJAあきた白神で、収穫機を活用する農家に評価を聞いた。

 JAは2014年、県の「園芸メガ団地育成事業」を受け、13ヘクタールの露地ネギ団地を整備し、17年は16ヘクタールまで拡大した。団地では、春、夏、秋冬の年3作する。規模拡大を可能にしたのが、苗移植機、大型ブームスプレヤー、収穫機、調製機などの機械体系の確立だ。収穫機は、団地内の4農家・法人で計8台が稼働している。

 5ヘクタールでネギを栽培する高橋裕さん(63)は、10年前から収穫機を使い、「1人で収穫できるのが強み。トラックへの積み込み、運搬まで1人ででき、従業員は調製に専念できる」と収穫機による省力を実感する。

 ネギ栽培を始めた10年前は収穫機1台で1.5ヘクタールの規模だったが、団地事業に合わせて収穫機をさらに導入して規模を拡大。団地内では最大の栽培面積となり、春ネギ30アールで1台、夏と秋冬ネギ計4.7ヘクタールで2台の収穫機を使う。

 収穫機は、クローラで畝をまたいで走り、前方の可動式の作業部でネギを掘り取る。掘り取り部先端の二つの円盤で畝の両側を崩しながらネギを掘り取る。ネギはベルトで挟んで運び上げながら、根に付いた土を払い落とす。作業者は、ネギをまとめて縛り、後方の運搬台に載せる。

 畝間95センチ、株間10センチでネギを植える高橋さん。1人で1日7、8アールを作業し、750キロほど収穫できるという。

 乾いた圃場(ほじょう)では、作業部前方のガイドローラーを畝に合わせれば、収穫ができる。降雨後は、作業部の高さが変わり土落としの効率が下がるため、掘り取り深さを微調整して収穫する。「収穫機がなければ5ヘクタールは難しかった。天候など運が良ければ、今の作業体系のまま6ヘクタールまで増やせる」と話す。

 団地全体のネギ販売高は1億5000万円(16年度)。機械活用で県の園芸産地化をけん引する。

 

自動で機体 水平保つ

 「ソフィHG100MA」は、農水省の農業機械等緊急開発・実用化促進事業(緊プロ)で開発した。畝間75センチ以上、畝高30~50センチの1条植えに対応する。

 操作レバーで収穫機の旋回と、作業部の位置を調節する。細かな調節は、操作レバー上部の小型レバーでできる。自動で機体を水平に保つ機能付き。

 同社によると作業効率は、人数で変わるが、手作業の収穫に比べておよそ3倍。1人で1時間当たり80~120メートルの作業ができるという。

 重量715キロ。燃料はガソリン。希望小売価格は409万6440円。受注生産する。詳しくはCS推進課、(電)086(298)3112。

 

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