木古内 足りぬ民泊先 地引き網や搾乳児童らが体験観光 – 北海道新聞

 【木古内】体験観光で町を訪れる小学生らが宿泊する「民泊」先が不足し、観光関係者が頭を悩ませている。一般家庭で食事作りを手伝いながら泊まる体験が人気を集める中、受け入れ側は町内の13人(軒)にとどまる。高齢で常時宿泊を受け入れられない人もおり、協力者を増やすことが課題になっている。

 体験観光は「木古内まちづくり体験観光推進協議会」が、地引き網や搾乳体験などのメニューを用意。希望団体には、町内での民泊先を手配している。食事や布団代、傷害保険代などの実費を旅行者が「体験料」として支払う。滞在は2泊が多い。

 今年は6~9月にかけて体験観光で町を訪れる8団体約400人のうち、東京都や秋田県大館市の3団体135人が民泊予定だ。昨年より約40人多く、民泊を始めた2012年以降最多。「地元の人と密にふれあえ、子どもの自立心を高めると好評」(同協議会)という。

 一方、町内の受け入れ家庭は50~70代の13人。健康上の理由から、常時受け入れができない人もいる。高齢を理由に辞退する人もおり、同協議会では協力を呼びかけ、登録者を20人にまで増やしたい考えだ。

 民泊登録の問い合わせは、同協議会事務局の町観光協会(電)01392・6・7357へ。(高野渡)

民泊(みんぱく)
ホテルや旅館などの宿泊施設の代わりに、一般家庭などが空き部屋などに有料で旅行者を宿泊させること。訪日外国人客の増加により宿泊施設が不足する中で、インターネットを利用して部屋の貸し手と借り手を仲介する新たな民泊ビジネスが登場し、国などが民泊の実態調査や規制のあり方の検討を始めている。訪日外国人旅行客は、2013年に初めて1000万人を超え、15年には1973万人余りと急増している。
宿泊施設を営むには旅館業法に基づく営業許可が必要だが、一時的な受け入れは営業に当たらない。これまで民泊は、宿泊施設の不足する地域において、国体などのイベントや修学旅行で一時的に多くの人が訪れるような場合に活用されてきた。この場合は旅行業に当たらず、自治体や主催者が受け入れ家庭を募集する。また、グリーン・ツーリズムの高まりの中で、一時的な受け入れではなく、農村などで滞在型の余暇活動を提供する農家民宿も増えたが、これらは旅館業の営業許可を取得していても民泊と称する場合も多い。
  • Recent Posts

  • Related Posts

    Yuzo - Related Posts

    コメントを残す