ほぼ全滅状態…ひょう降りブルーベリーや梅が被害、毛呂山で農家痛手(埼玉新聞)

 埼玉県毛呂山町の一部地域などで先週末、ひょうが降り、梅やブルーベリーなどの農作物に被害が出た。収穫を間近に控えたものもあり、農家にとっては予想外の痛手に。被害を受けた農家は困惑と同時に、自然の脅威を感じていた。

 同町や町民などによると、ひょうは16日夕方、同町滝ノ入地区などで局地的に降った。農作物では梅の実が傷んだり、地面に落ちたりするなどの被害があり、梅やブルーベリーに関しては売り物にならないなどの「ほぼ全滅状態」(町産業振興課)という。

 「最初は小さい粒だったんだけど、だんだんと大きくなっていき、1時間くらい降り続いた後に外を見たら、道路一面が雪みたいに真っ白になっていた」。同地区の男性(61)は振り返る。男性は数週間前から梅の収穫をしていて、残りの3分の1程度の実が傷んでしまった。「自然相手だから、誰かを恨むわけにもいかない。しょうがないことだけど…」。困惑の表情を浮かべる。

 同地区で梅を育てる男性(70)は20日、土の上に落ちた梅の実を拾い集めていた。「翌日に大きい実を収穫しようとしていたところだった。傷ついた実は販売できないので、ジャムにするくらい。落ちている実を見ると、悲しい気持ちになるね」という。

 同地区でトマトなどを育てる初野進一さん(67)にとっては、ブルーベリーの収穫を7月に控え、「さぁこれから」という時期。「ほとんど実が地面に落ちて、落ちなかった実も傷んでしまった。キウイも去年はうまく育たなかったが、今年はうまくいくと思ってたのに。自然相手の難しさですね」。表情が曇る。

 熊谷地方気象台によると、ひょうは積乱雲が発達しやすい夏場に降る確率が高いという。「雷注意報には、竜巻のような突風や急な強い雨、降ひょうなども含まれている。雷注意報が出た際には、ひょうへの備えもしてもらえれば」と話している。

 町は被害状況を取りまとめ、21日にも県に報告する予定。

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