17年の未上場企業の資金調達額 10年で最多2717億円、大型化進む(SankeiBiz)



 国内未上場企業の資金調達額が、2017年は前年比約21%増の2717億円(速報値)に達し、過去10年で最多だったことが、ベンチャー調査会社ジャパンベンチャーリサーチ(東京都渋谷区)の調べでわかった。

 5日時点のまとめによると、資金調達を実施した未上場企業の数は約24%減の1003社。調達額が判明している企業数822社で割った1社当たりの調達額は前年比約31%増の3億3060万円で「1社当たりの調達額の大型化がさらに進んでいる」(同社の森敦子シニアアナリスト)と分析している。また1億円以上の調達が全体の50%を超えた。

 年間10億円以上の資金調達を実施した社数も、前年に比べ10社増えて58社と過去10年で最多となった。同じく50億円以上調達したのは、AIベンチャーのプリファード・ネットワークス(東京都千代田区)や宇宙ベンチャーのispace(アイスペース、同港区)、創薬ベンチャーのスコヒアファーマ(神奈川県藤沢市)など5社だった。

 同調査によると株式公開以外の出口戦略は、17年は104件。このうち買収・子会社化などが93件、事業譲渡が11件だった。

 企業の規模や業種の枠を超えて技術やアイデアなどを組み合わせビジネスモデルを革新する「オープンイノベーション」の進展から、事業提携数も年々増えており、17年は前年比約47%増の994件に達した。

【関連記事】

Related Post



コメントを残す