経団連・中西次期会長「政界と対立 あってはならない」(産経新聞)



 経団連の榊原定征会長と次期会長に内定した日立製作所の中西宏明会長が13日、東京都内で記者会見した。中西氏は「経済界と政界が対立することはあってはならない」とし、榊原氏が築いてきた安倍晋三政権との良好な関係を維持する考えを示した。榊原氏が再開した加盟企業への政治献金の呼びかけに関しても、継続する方針だ。

 記者会見で中西氏は、「榊原路線」の継承を強調。経団連では歴代の会長が自らの考えや方向性を示すことが多いが、中西氏は「私の色を出すのが大事なのではなく、日本経済が回ることが大事だ」とし、平成27年に榊原氏が策定したビジョンを踏襲する考えを示した。政府が成長戦略として打ち出した、社会の変革を図る「ソサエティー5・0」など、デジタル化の推進も重視する考え。

 さらに、デフレ経済からの完全脱却に向け「日本経済が前向きに取り組むべきで、その一歩をどうつくっていくかが重要だ」と指摘。企業のさまざまな事業や行動が、日本や世界が抱える課題解決につながることの必要性を強調した。

 榊原氏は「人格、卓越した経営手腕、海外での経験など、経団連の会長に最もふさわしい」と中西氏の選任理由を説明。その上で、「日本経済のさまざまな改革を進める旗手になってほしい」と期待した。日立出身者が経団連会長に就任するのは、中西氏が初めて。中西氏の会長就任は、5月31日定時総会で正式に決定する。

【関連記事】

Related Post



コメントを残す