中西経団連、榊原路線を継承 次期会長会見 安倍政権と良好関係を維持(SankeiBiz)



 経団連の榊原定征会長と次期会長の日立製作所の中西宏明会長が13日、東京都内で会見した。中西氏は「経済界と政界が対立することはあってはならない」と強調し、安倍晋三政権との良好な関係を維持する方針を説明した。また、榊原会長が再開した加盟企業への政治献金の呼び掛けに関しても継続する考えを示した。中西氏の会長就任は5月31日定時総会で正式に決定する。

 この日の会見で、中西氏は榊原路線の継承を強調した。経団連では歴代の会長が、自らの考えや方向性を示すビジョンを作成することが多いが、中西氏は「私の色を出すのが大事なのではなく、日本経済が回ることが大事だ」と語り、2015年1月に榊原氏が作成したビジョンを踏襲する考えを示した。政府が成長戦略として打ち出した超スマート社会である「ソサエティー5.0」など、デジタル化の推進を重視する。

 さらに中西氏は、デフレ経済からの完全脱却に向け、「日本経済が前向きに取り組むべきで、その一歩をどうつくっていくかが重要だ」との認識を示した。そのうえで、企業のさまざまな事業が、日本や世界が抱える課題解決の必要性を強調した。

 日立出身者が経団連会長に就任するのは中西氏が初めて。榊原氏は「人格、卓越した経営手腕、海外での経験など、経団連の会長に最もふさわしい」と、13日の会見で、選任理由を改めて説明し、「日本経済のさまざまな改革を進める旗手になってほしい」と要望した。

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