国交省、大型トラックの「特車通行許可」を自動審査で迅速化(産経新聞)



 国土交通省は12日、総重量が20トンを超える大型トラックが道路を通行する場合に必要な「特車通行許可」の審査について、情報通信技術(ICT)で自動化し、許可後の通行監視を強化する方向で検討に入った。ドライバーの人手不足に伴う車両大型化で許可申請数が増加。審査日数が長期化し、輸送需要に対応できなくなっているためだ。新技術の活用で道路老朽化の要因となる過積載の防止にもつなげる。

 申請書類の不備や記載漏れを自動検出する機能を導入することで審査時間を短縮するほか、現行で最長2年となっている許可の有効期間を同4年に延長し、申請件数を抑える。また、車載センサーや衛星利用測位システム(GPS)などを使って大型車の重量、通行経路を読み取り、申請データとの照合で無許可通行や過積載車両を捕捉できるシステムの導入を検討する。

 平成25年に約26万件だった特車通行許可の件数は29年に約37万件と約1・4倍に急増。許可までの平均審査日数は約23日から約50日と2倍以上に延びている。申請書類の記載項目が130以上に及ぶほか、道路情報が国のデータベースにない地方道も多く、申請はインターネットで可能にもかかわらず、受理確認や審査は人手によるアナログ処理が必要だった。

 自動検出機能の導入は、システム整備に一定期間を要するため、当面は審査項目を車種や積載貨物の種類など通行安全性に関わる7項目まで絞り込む。

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