おっさんキュートは絶対ウケる! スズキ・クロスビー(日経トレンディネット)



東京モーターショー2017でプロトタイプを発表したかと思ったら、あっという間に年末に発売され話題を集めたスズキの小型クロスオーバーワゴン「クロスビー」。これってやっぱり“デカハスラー”なのか?

【関連画像】2017年12月25日にスズキが発売した「クロスビー」(税込み176万5800~214万5960円)

●【コンセプト】軽SUVの奇跡、ハスラーの事実上の拡大版!

 ついに出ました新型コンパクトSUV、スズキ「クロスビー」! 2017年の東京モーターショーに出品されてたから知ってる人も多いと思いますが、コイツはそう、事実上の“デカハスラー”です。オフィシャルには明言されてませんが。

 「ハスラー」は2014年に発売されてから、ずっと売れ続けている“奇跡の軽SUV”。なぜ奇跡かというと、スズキ「Kei」(1998~2009年)やホンダ「Z」(1998~2002年)などの新型軽SUVは正直鳴かず飛ばず。ところがハスラーはデビュー直後から月6000~8000台レベルで売れただけでなく、2014年夏には1万4000台突破! 当時バカ売れのホンダ「N-BOX」は超えないまでも、コンスタントに売れ続けて今年1月も5000台で軽月間販売ベスト10入り。

 「新車効果がなかなか続かない」といわれる昨今、この売れ行きはハンパじゃありません。実際、東京じゃさほど見ませんが地方都市に行くと走ってる走ってる。それもオレンジやピンクのキュートカラーのハスラーに、オジサン、オバサンから若い女子までが乗り、エアロパーツやステッカーなどライトチューンが施されたクルマも珍しくありません。

 聞けば4年間で約36万台も売れたそうで、日本の中でしっかり愛され、既にポジションができていることがうかがえます。

ポイントはおっさんが欲しくなるキュートデザイン

 ハスラーはなぜにそんなに売れ続けているのか。実はハスラーの中身は人気軽トールワゴンの「ワゴンR」で、広さ、便利さ、低燃費性共に十分。それもヒットの要因でした。

 しかし小沢の独自分析ではハスラー最大のヒットの要因はやはりあのデザイン。今回小沢が勝手に命名した“おっさんキュートさ”にあります。

 4年前に聞いて驚きましたがハスラーのエクステリアを手掛けたのは当時50代で定年も視野に入ってきた立派な“おっさんデザイナー”だった服部守悦さん。とても優秀な方で今は静岡文化芸術大学の准教授になられておりますが、当時交わした雑談を今も憶えております。

 「あえてイマ風のレトロデザインにしたんですか?」と小沢が尋ねたところ「違う、俺たち自身が欲しくなるSUVにしたかったんだ」と服部さん。

 そう言われて見ると力強い台形フェンダーアーチやら、そのまま鉄板化したくなる直線基調のバンパーなどが古典的なジープ風だし、なにより丸目ヘッドライトがクラシック。それでいて赤塚不二夫風に目玉がつながりそうな横ハネまで付いていて、ほどよく遊びも効いてます。

 まさにこのおっさんにも愛されるキュートデザインこそが老若男女、若い女性にも受け、愛され続けている理由ではないかと小沢は思ったわけです。

 一方でハスラーは軽で4人乗りだし、エンジンも660ccでぶっちゃけ長距離ドライブには向いてません。そこで拡大版ハスラーが望まれていたわけですが、スズキにはトラウマがあります。かつてワゴンRをベースに、1リッターエンジンを載せたワイドボディーの「ワゴンRワイド」を出したらさほど売れなかったのです。

 よって「ハスラーワイド」的なネーミングはやめ、プラットフォームからエンジンまですべて刷新したことが一瞬で分かるクロスビーの名前にしたわけです。というわけで恒例の小沢コージチェックを!

【関連記事】

Related Post



コメントを残す