栃木の食肉用牛飼育業者(株)白峰が事業停止、福島原発事故が買付ルートに影響していた(東京商工リサーチ)



 (株)白峰(TSR企業コード:262135507、法人番号:5060001011127、鹿沼市上大久保247-1、設立平成21年4月、資本金400万円、竹澤正之社長、従業員3名)は10月24日までに事業を停止し、事後処理を江川勝一弁護士ほか2名(江川西川綜合法律事務所、東京都中央区銀座5-15-1、電話03-6264-0997)に一任した。
 負債総額は約1億円(平成29年3月期決算時点)。
 現社長の実父が竹澤畜産として長らく事業を営み、法人設立と同時に現社長が事業を継承し、大芦川近くに牛舎を構えていた。福島県や宮崎県より子牛を買い付け、和牛・交雑牛の肥育を行い、市内畜産業者を経由して市場に出荷していた。
 しかし、平成23年3月に東日本大震災が発生し、その後の放射能被害により福島県からの買付ルートが途絶え、新たなルート開拓により対応していた。一方、自宅兼本社地で精肉店を営んでいたが、売上が低迷し閉店。29年3月期の売上高は9729万円と増収だったものの、赤字を計上するなど、業況は悪化していた。
 近年は子牛価格の高値推移が続き、買付から肥育期間の運転資金が増加。借入金は年間売上高に匹敵するまでに膨らみ、財務体質の改善に取り組んでいたが、厳しい資金状況が続き今回の措置となった。

東京商工リサーチ



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