埼玉県議会が「原発再稼働」を要望した理由(東洋経済オンライン)



■”ある団体”からの要望がきっかけ

 ――意見書を出した経緯は。

 自民党の埼玉県連では、昨年9月下旬から10月上旬にかけて、来年度の予算や施策のあり方について、各種団体を訪問して要望聴取活動をした。その中で、ある団体から、原発の再稼働をお願いしたいとの要望があった。そして、持ち帰って議論した結果、自民党埼玉県議団を通じて意見書として出そうということになった。(議会できちんとした議論がされていないという人がいるが)正規の手続きに則って粛々と進めた。強行採決ではない。反対討論も行われている。

この記事の写真を見る

 ――今回のような意見書はあまり例がありません。

 全国でも初めてだと思う。

 ――どの団体が要請したのですか。

 守秘義務があるのでお答えできない。(電力やエネルギー関連の団体かとの記者の質問に対して否定せず、)まあ、そういった団体だ。

 ――小泉氏らが脱原発活動を強めています。そうした中で、自民党本部など中央から、再稼働の意見書を出してほしいとの要請があったのですか。

 ほかのマスコミからも聞かれたが、そうした事実はまったくない。あくまで埼玉県単独のものですよ。

 ――自民党本部やほかの県連からも注目されているのではないですか。

 一部のメディアと反対派が騒いでいるだけで、国政レベルでは全然知られていないと思う。私は自民党本部青年局の地方議員のトップを務めているが、どこからも(よくやったとか)話はない。埼玉県がこんな意見書を出していると知っている人自体が少ないのではないか。そもそも国に提出してどうなるのかという疑問もある。

 ――団体からの要望は以前からあったのですか。2017年が初めてでしたか。

 昨年、突如として上がってきた。

 ――反対する人たちからはどんな反応がありましたか。たとえば事務所に山のように抗議文が手紙やFAXで届いたりしたとか。

 全然ですよ。(手紙やFAXが)2~3通来たりした程度。電話が鳴り止まないということもなかった。3000人以上が賛同していることで県民の声を無視するなと言われても、県民でない人が主導しているのではないか。デモでも戦争反対だとか関係のないのぼりもあった。ただし、県議団が動揺しないように気を配った。これは必要な施策であり、みんなで合意して決めたことだと。

【関連記事】

Related Post



コメントを残す