「孤独のグルメ」を食べログで分析してみた(東洋経済オンライン)



 漫画「孤独のグルメ」をご存じだろうか。主人公・井之頭五郎が仕事で訪れた先の街々で、商談前後に昼食で立ち寄る飲食店での食事風景を描いた異色の漫画だ。2012年にはドラマ化され、五郎を演じる俳優・松重豊のはまり役ぶりも相まって、こちらも人気を博した。

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 ドラマでは毎回、五郎が仕事中の合い間に「腹が減った」と情けない顔で立ちすくむ。そして街の美食に舌鼓を打ち、独特の言い回しでおいしさを表現する。たとえば、重工業地帯にある焼き肉屋では、「うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ!」と、もうもうと焼き肉の煙のなかで汗をかきかきしながら、肉をほう張り言う名せりふがある(シーズン1第8話「神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉」)。

 ちなみに、同せりふはマンガ本にも記載されているがマンガとドラマと登場するお店は異なる。これは作者がマンガと同じお店だと読者が期待し過ぎるからだと、ドラマ化で唯一出した条件だという。

 すでにシーズン6まで放映されたが、今年の12月31日の夜10時から、瀬戸内出張編と題して大晦日スペシャルが放送される。テレビ東京はいつも大晦日の夜には歌番組やスポーツ番組を放送することが多いが、今年ドラマで勝負するというのは「極めて異例な挑戦」だという。大晦日の夜、五郎が今年最後に食べる1品とは何なのか、「孤独のグルメ」ファンとしては興味がそそられる。

■五郎はグルメなのか、食べログで検証

 彼は決して食べログなどのネット検索は行わず、事前調べもしない。また、仕事は順調な独身貴族で高級外車に乗っているにもかかわらず、高級店にはいっさい目もくれず、B級感漂う街場の店に吸い寄せられていく。チェーン店を訪れることはまずない。例外は シーズン6 第5話に出てきた東京都世田谷区太子堂の回転寿司だけだ。選ぶお店はほとんどが家族経営で一国一城の主や女将さんがいて、かつ他には類を見ないインパクトのある味を出す店ばかり。

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