ジム・ロジャーズ氏「19年米国は深刻な事態に」(東洋経済オンライン)



12/9(日) 5:30配信

東洋経済オンライン

アップルやアマゾンなどのハイテク株が大きく売られるなど、アメリカの市場は明らかに変調を来している。「米中貿易戦争」が長期化し世界景気の下振れリスクが高まるなか、株や債券などが暴落するリスクはないのだろうか。
世界を代表する投資家のジム・ロジャーズ氏に、経済キャスターの江連裕子氏がシンガポールで聞いた。
 ――アメリカを中心とした世界経済は、大きな曲がり角に差し掛かっているように見えます。

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 その通り。私には、世界経済はすでに問題を抱え始めているように見える。往々にして大きな問題は、皆があまり注目していないようなところから起きるものだ。たとえば(リーマンショックの前の)2007年の経済危機は小国のアイスランドから始まり、世界に広がっていった。

 現在はラトビアやアルゼンチン、トルコなどが危機に直面している。だから、問題はすでに始まっているんだ。(それが世界的な大きな問題に発展するまで)あと1年かかるか2年かかるかはわからないが、その兆候はすでにある。だから危機感を感じるべきだ。

 ――今はやはりバブル経済が破綻する「一歩手前」なのでしょうか? 

 そう思うね。今月破綻するわけではないかもしれないけど、もうすぐだ。

 ――2008年のリーマンショックのような状況になる可能性はありますか?  少なくともアメリカも日本も欧州も、国家の債務が多いにもかかわらず金利は安く債券価格が高い「債券バブル」状態では? 

 いや、リーマンショックのような状態にはまだならない。リーマンショックが起きたときは、すべては終わっていた。リーマンショックにつながるさまざまな問題は、その1年以上前に始まっていた。弱気相場への移行が始まっていて、リーマンショックが起きたときには、すでに皆それに気が付いていた。今は、まだその状態に達していない。

 だが債券バブルであることは、疑いようもない。債券には、短期債券やヘッジファンドが投資する特殊な債券などを除いては、原則今は投資すべきではない。世界中、どこの国の債券でもだ。

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