「匠大塚」が来春に新店 百貨店へも積極出店 大塚家具は縮小(産経新聞)



 大塚家具の創業者、大塚勝久氏が設立した家具販売「匠大塚」は22日、日本橋ショールーム(東京都中央区)を閉鎖し、来春に東京・青山に新店を出店する計画を明らかにした。店舗閉鎖などを進める大塚家具とは対照的に、匠大塚は来年、都心の百貨店に積極的な出店攻勢をかける方針で、高級家具路線を強めて業容の拡大を目指す。

 日本橋ショールームは約3千平方メートルの大型店で、平成28年に開業し、今月21日に閉鎖した。青山移転に伴って中小型規模に切り替え、トレンドに敏感な顧客層にアプローチする狙い。匠大塚の本社機能も移す。

 匠大塚は、勝久氏が大塚家具を率いた時代に培った高級家具路線を継承し、百貨店への出店も強化している。12月7日には、高島屋大宮店(さいたま市)に新店を開く。来年中には、JR山手線沿線にある百貨店で、1千平方メートル規模のテナント店を2、3カ所開業する方針だ。

 一方の大塚家具は、経営再建のため対照的な動きをとる。百貨店も入居する「立川高島屋S.C.」(東京都立川市)から年末に撤退するなど店舗閉鎖などで立て直しを進める。

 匠大塚はすでに物件の選定作業に着手しているが、賃料など条件で折り合いがつかない場合は計画がずれ込む可能性がある。

 大塚家具の経営権をめぐっては、勝久氏と娘の大塚久美子社長と対立するお家騒動に発展。退任した勝久氏が27年に匠大塚を設立した。

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