転職の前に押さえたい「生涯賃金」という視点(東洋経済オンライン)



11/22(木) 8:00配信

東洋経済オンライン

転職市場が活発な昨今、より条件のいい会社に移りたいと考えている方もいるかもしれません。しかし、転職には意外な落とし穴もあるものです。
ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんに、転職の損得について聞きました。
 転職の相談を受ける際、「業界全体の給与水準が低い」「この職種は平均年収が安いから」といったことを言われることがあります。

 確かに、業界などによって平均収入は異なりますが、職業の選択は収入だけで決められるわけではありません。やりがいや好きな仕事、得意な仕事もあるでしょうから、給与水準だけで考えるのは心配です。

 ちなみに、転職後年収が上がったか、下がったかについては、リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査2017」をみると、半数以上の人が年収が上がった、もしくは変わらなかったと答えています。ダウンした人も相当数います。一概に上がるとも下がるとも言えないようです。

転職1年目で年収が 10 %以上アップ…… 31 %
転職1年目で年収が 10 %以上ダウン…… 44 %
転職2年目で年収が 10 %以上アップ…… 39 %

転職2年目で年収が 10 %以上ダウン…… 42 %
 ただし、人生100年時代を迎えて、今後は働く期間が延びていくと予測されています。

 60歳を超えても続けていける仕事かどうか、楽しんで仕事ができるかどうか、という視点も大切です。生涯の収入で考えると、長く働けるほうが有利になります。

 ただし、年金や退職金については転職すると不利になる面もあります。金額だけ考えるなら、その点も注意してみてください。

■退職金・年金はどう変わる? 

 転職する際に考えたいのは、生涯賃金がどれくらい変わってくるかです。転職すると、現在の収入が変わるのはもちろんですが、将来受け取る退職金や年金額も変わってきます。

 退職金は、その会社で長く勤め上げ、定年退職する人にとって厚い制度です。そのため、中途で退職したときは額が低かったり、勤続年数が少ないとゼロという場合もあります。また、自己都合退職か、会社都合退職かでも変わってきます。

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