企業で「Mac」がどんどん導入されているワケ(東洋経済オンライン)



11/22(木) 4:40配信

東洋経済オンライン

 アップルは11月7日、新モデルとなる薄型ノートMacBook Airと、大幅に性能が強化された小型デスクトップMac miniを発売した。10月30日にニューヨークで開催されたイベントで、新型iPad Proとともに発表された製品だ。

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 発表された製品はいずれも、個人が自分のコンピュータとして活用するうえで重要となる価格を比較的抑えつつ、Mac miniやiPad Proは非常に強力なパフォーマンスが得られ、またMacBook Airも多くの人にとって十分な性能を備え長く使える点を重視していた。

 これらの製品は個人だけでなく、ビジネスの現場でもより受け入れられる可能性がある。その理由について迫っていこう。

■セキュリティが「リスク」になっている時代

 セキュリティやプライバシーは、世界中のどの企業や個人にとっても重要だが、アメリカ企業はより注意深くなっている側面がある。情報が安全ではないことは、株価やブランドを失速させる大きな材料となるからだ。

 最近ではここに、米中貿易戦争の文脈も付随するようになった。

 たとえばブルームバーグが10月に報じたのは、アメリカのサーバー機器大手、スーパーマイクロのマザーボードに、米粒より小さなチップが埋め込まれ、これを通じてアップルやアマゾンのサーバーから中国当局によって知的財産を奪われている、というストーリーだった。

 各社とも全力で否定しているのは、それぞれの企業の事情だ。アップルはセキュリティとプライバシーをブランドの中核に据え、これらを広告のビジネスモデルに活用するフェイスブックを痛烈に批判してきた経緯がある。にもかかわらず自社サーバーから情報が奪われては、批判していた根拠すら揺らぐ。

 一方のアマゾンは、急成長を続けているAmazon Web Serviceの最大顧客がアメリカ政府や行政機関になりつつある。こうしたセキュリティ懸念は、規模も名誉も大きな顧客の案件を失注させるには十分だ。

 サーバーレベルではなくても、情報の流出は問題になる。個人がスマートフォンやタブレット、コンピュータを外出先で紛失した場合、当然情報流出のリスクが広がることになる。ソフトウエアでのセキュリティで縛っても、ハードウエアが手薄ではリスクを潰しきれない。

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