イタリア、予算案見直しに「応じない」 欧州委に回答(産経新聞)



 【パリ=三井美奈】イタリアのトリア経済財務相は13日、欧州連合(EU)欧州委員会に書簡を送り、2019年予算案で財政赤字や成長率見込みの修正要求には応じないと回答した。一方で公共資産の売却による歳入拡大など、小ぶりの譲歩策を盛り込んだ。

 欧州委は、予算案はEUの財政規律に違反するとして、13日までに再提出するようイタリア政府に求めていた。欧州委は政府の回答を受け、今月21日に対応を示す予定。イタリアに対する制裁発動手続きを開始するかどうかが焦点になる。

 トリア氏は書簡で「経済低迷で社会的に困難な状況が生じており、貧困救済措置で緊急に対応する必要がある」と主張。国内総生産(GDP)比2・4%とした財政赤字は「動かせない一線」だとしたうえで、財政赤字が目標より膨張しないように監視措置をとると約束した。

 イタリアの前・民主党政権は債務削減に向け、19年の財政赤字をGDP比0・8%に抑える目標を公約。今年6月に発足したコンテ政権は前政権の方針を覆し、選挙公約だった貧困救済や大幅減税を優先する方針を示している。

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