ゴーゴーカレーが奄美大島に店を構える理由(東洋経済オンライン)



11/10(土) 5:10配信

東洋経済オンライン

日本における国民食の1つ、カレーライス。外食業界では「カレーハウスCoCo壱番屋」が国内外で1400店余りを展開し、カレーチェーンとして圧倒的な地位を誇る。そんな中、“意外な”出店戦略で存在感を放つカレー店が存在する。首都圏や北陸を中心に展開する「ゴ―ゴーカレー」だ。
ゴーゴーカレーは、石川県の旅行会社で添乗員として勤務していた宮森宏和氏(44)が、2004年に脱サラして創業した。同じ石川県出身で同世代の元プロ野球選手・松井秀喜氏が、2003年にニューヨーク・ヤンキースの本拠地デビュー戦で満塁本塁打を放ったことに刺激を受け、「自分も(飲食の世界で)メジャーを目指したい」という気持ちが芽生えたという。

【写真】ゴーゴーカレー創業者の素顔とは

店名のゴーゴーカレーは当時の松井選手の背番号「55」にちなんだもの。国内1号店(東京・新宿)の開店は2004年5月5日、ニューヨークでの1号店は2007年5月5日とするなど、「55」へのこだわりは非常に強い。また松井選手の愛称である「ゴジラ」と一字違いの「ゴリラ」を店の外装などに採用している。
ゴーゴーカレーで提供されるのは「金沢カレー」と呼ばれる独特のカレーだ。濃厚でドロッとしたルーの上にソースがかかったカツが載せられ、付け合わせの千切りキャベツとともにフォークで食べる。

そんなゴーゴーカレーは地盤とする北陸や首都圏など国内72店舗のほか、アメリカに7店、ブラジルに1店を展開。ただ意外なのは、大阪や名古屋という大都市に未進出の一方、鹿児島県の奄美大島など、地方に出店しているという点だ。なぜあえて、地方への出店に力を入れるのか。今後の出店戦略や壱番屋との関係を含め、創業者の宮森氏を直撃した。

■「壱番屋はカレー業界の巨人」

 ――そもそもカレーで起業したのはなぜですか? 

 ニューヨークに行きたかった(笑)。松井選手に刺激され、どうすればニューヨークに行けるかを考えた結果、日本の国民食であるカレーでニューヨークに進出しようと考えた。

 世界の外食市場でいちばん大きいのが中華で、次に大きいのがイタリアン。3番目に大きいのがインド料理と聞いている。でもそこでポジションを確立できたのは壱番屋さんぐらい。ということはまだまだチャンスがあると感じていた。

 ――とはいえ壱番屋の存在感は圧倒的です。

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