パウエル次期議長 調整型、FRB運営に期待 40年ぶり博士号なし(産経新聞)



 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長に指名されたジェローム・パウエル氏は、弁護士や投資銀行家として長い経験を持つ。「コンセンサス(合意)作りの名人」(バーナンキ前議長)と呼ばれる調整手腕に、金融政策の「正常化」を進めるFRBの運営が託される。

 1953年、首都ワシントン生まれ。プリンストン大で政治学、ジョージタウン大で法律学を学んだ。97~2005年に投資ファンド「カーライル・グループ」の最高幹部を務め、「FRB執行部の中でもっともリッチ」(米紙ワシントン・ポスト)といわれたこともある。ブッシュ(父)政権下では財務次官も経験した。

 300人近くの博士号保持者を抱えるFRBで「経済学博士号を持たない議長」の誕生は約40年前のポール・ボルカー氏以来。「ウォール街に近い過去を持つ人物」(米経済学者)の起用には批判的な声がある。しかし、バーナンキ氏ら同僚から「ジェイ」の愛称で呼ばれ、周辺の多くの関係者からパウエル氏の「穏やかな人柄」に信頼が寄せられている。

 共和党員。家族は妻と3人の子供。

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