進むスーツの低価格化 高級ブランドのほうが景気に貢献!?(産経新聞)



 スーツの値段が安くなってから随分とたつ。紳士服チェーン各社が、郊外型店より3~4割安い商品価格の都市型店を増やし始めたのは平成11年ごろ。2万~3万円という価格帯のスーツが広まったきっかけだ。

 28年に就職情報サイトが行った調査によると、持っているスーツの平均価格が3万円未満と答えた男性は全体の57%。最近は衣料品通販サイトを運営するZOZOが、オーダーメードのスーツをお試し価格2万1900円で売り出している。価格破壊の試みはさらに続いているようだ。

 一方、こんな風潮を嘆く人もいる。麻生太郎財務相は7月の記者会見で愛用の老舗帽子ブランド「ボルサリーノ」の手作りの良さに触れ、「そういう付加価値に金を払ってくれる人が減っている」と話した。

 低価格でスーツを売るZOZOの前沢友作社長も月周回旅行を予約するほどの資産家だから、安い服で満足する人ではないらしい。米国での記者会見ではブランド物の服や高級腕時計を身につけていたそうだ。

 経済全体でも個人の生活でも節約ばかりでは調子は上向かない。麻生氏や前沢氏と同じ金銭感覚は無理だとしても、使うべきときに使う心掛けはあっていいかもしれない。(生)

【関連記事】

Related Post



コメントを残す