チョコと「みそ・昆布・梅干し」の不思議な関係(東洋経済オンライン)



10/14(日) 13:30配信

東洋経済オンライン

 ギフトに格好のチョコレート。イベントの多い秋冬シーズンでは需要もひときわアップする感がある。もっともこれは購買欲の問題だけでなく、真夏の暑さのなかでの温度管理の難しさなど、供給側の理由もあるようだ。

この記事の写真を見る

 チョコレートの国内の消費量を見ると、2017年は約27万4000トン(前年より1万3620トン増)。国内消費量は30年以上前からほぼ一貫して伸び続けており、30年前は1人当たり年間1.5キロ程度だったところが、現在は2キロ以上食べている計算になる(日本チョコレート・ココア協会の調べ)。

■お酒とのマリアージュが前提

 有名パティシエによる高級チョコレート、豆から一貫製造のBean to Bar、健康への作用を前面に出した商品など、嗜好も多様に広がってきた。
新たな商品のアイデアも次々と生まれている。そんななか、「BAR専用チョコレート」としてひそかに存在感をアピールしているのが須藤銀雅氏による「アトリエAirgead(アールガッド)」だ。

 氏のチョコレートには、いくつかの特異な点がある。まず、バー専用をうたっていることからもわかるように、お酒とのマリアージュを前提としていることだ。素材も面白い。たとえばみそ、昆布、梅干しといった、とても洋菓子とは思えない材料が使われている。

 そして、最も変わっているのが、バーへの卸売りのみで、一般への小売りを一切しないことだ。つまりターゲットはお酒好きで、しかもバーを利用するような人。そこまでニッチなゾーンを狙って、経営は大丈夫なのだろうか。

 「私も始めたときは『大丈夫かな』と思いながら経営していました(笑)。でも、誰もしていないこと、まねできないことに逆にチャンスがある、と考えて挑戦してきました」(須藤氏)

 専門学校を卒業後、洋菓子店やレストランへの勤務を経て、「ピエール・マルコリーニ」に就職。いつかは独立をしたいと、コツコツ資金を貯めていた。

【関連記事】

Related Post



コメントを残す