シャープの加湿空気清浄機は犬と猫で設定が別 ニオイ対策も強化(日経トレンディネット)



10/14(日) 8:00配信

日経トレンディネット

 シャープは加湿空気清浄機の新モデル4機種を2018年11月15日に発売する。同社が掲げる、人工知能(AI)とIoTを組み合わせたビジョン「AIoT」に基づくクラウドサービス「COCORO AIR」と、「プラズマクラスター」の進化を反映した製品で、「人とペットに快適な空気環境」をアピールする。

【関連画像】新機種ではペットに特化した機能を搭載

 なぜペットなのか? 空気清浄機の市場動向は、2012年度のPM2.5特需(298万6000台)をピークに減少傾向にある。所有率を世代・年齢別に見ると、30~40代の若いファミリー世帯では高いものの、50代、60代と年齢層が高くなるほど低くなる。若い世代では、赤ちゃんや子供の健康への意識が高いが、高年齢層では関心が低くなるのがその理由だ。

 一方で、高齢者層では、ペットの飼育率が高いという。しかも室内飼いが98%を占める。そこでペットに注目した。同社がペットの悩みに関して調査したところ、第1位は「室内の温度や健康」、2位が「ニオイ」という結果になった。1位の温度は、この夏の猛暑の影響も大きいだろう。新製品ではこの2点を解決する機能を搭載している。

ペットの種類に応じて運転

 AIoTを活用しているのは、ペットの健康に影響する部屋の環境づくり。「ワンちゃんおまかせ運転」「ネコちゃんおまかせ運転」と、犬と猫それぞれの特性に合わせた設定を用意している。犬は暑がりなので暑いときはルーバーをスイングして風を送るのがワンちゃんおまかせ運転。反対に猫は寒がりの傾向があるので寒いときにルーバーを閉めるのがネコちゃんおまかせ運転だ(いずれも「KI-JP100」「KI-JX75」のみ)。両設定に共通なのは、ニオイセンサーの感度アップ。プラズマクラスターを強化することで、空気中のニオイや布などに染み付いた付着排泄物臭を取り除く。

 また、ネコちゃんおまかせ運転では、猫が操作パネルの上に乗っても誤動作しないよう、チャイルドロックを促すように通知する。

 スマホアプリでは、留守中のペットの状態も確認できる。人感センサーやニオイ、ホコリの発生状況から、ペットが排泄した、走り回っているなどの状況が分かる。また、部屋の温度が設定値から外れるとスマホに通知されるので、リモートでエアコンを入れるなどの対応が可能だ。

●生活パターンを学習

 ペット向け以外のAIoTの新機能としては、本体のセンサー情報やスマホの位置情報を基に生活パターンをクラウドで分析・学習し、運転を最適化するようになった。多くの家庭では、一度運転モードを設定した後はそのままになりがちだが、AIによって状況ごとにより効果的な運転モードに切り替わるのだ。

 例えば、朝は照度センサーによって部屋が明るくなる時間を、ニオイセンサーによって朝食の調理時間を学習し、その時間の前にニオイセンサーの感度を高めて、先回りで消臭を行う。日中であれば、人感センサーで外出時間を学習。外出を検知すると自動で加湿を切り、帰宅前に加湿をオンにする(人感センサーの搭載はフラッグシップモデル「KI-JP100」のみ)。夜は、焼肉や鉄板焼きなど煙の多い料理が作られることが多い(PM2.5も多く発生する)夕食の時間帯を学習することで、食後もしばらくの間、風量を強めにし、プラズマクラスターイオンも強化して念入りに空気を浄化する、といった具合だ。

(文/小口覺)

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