日産「R35GT-R」は現行型をいつまで続けるか(東洋経済オンライン)



10/14(日) 6:00配信

東洋経済オンライン

日産自動車「GT-R」。あの名車、「スカイラインGT-R」の流れをくむ、世界でもトップクラスのスーパースポーツカーだ。現行R35型GT-Rは2007年12月に日本で発売。標準車は800万円を切る車両本体価格なのに、1台数千万円の値をつける海外のスーパースポーツカーと互角以上の力を見せ付けるという鮮烈なデビューを果たした。
あれから10年。日産は毎年のように、GT-Rのイヤーモデルを出して改良を重ね、少しずつ性能を高めつつ熟成させてきた。一方で、「次期型GT-Rの発売が迫っている」という情報は自動車業界で聞こえてこない。

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GT-Rは、いったいどうなってしまうのか。塩見智、山本シンヤ、五味康隆という東洋経済オンライン「自動車最前線」の書き手3人が、GT-Rについて徹底的に語り合った。

■モデルチェンジが遅れている理由とは

 山本 シンヤ(以下、山本):R35GT-Rは毎年のように改良を重ねてきてパワーも上がっています。たとえばベース車でみるとデビュー当初480馬力だったのが、最新モデルは570馬力。高性能仕様の「GT-R NISMO」に至っては600馬力もある。GT-Rの開発責任者を水野和敏さんから引き継いだ田村宏志さんから「カタチが変わらなくても変える方法はたくさんある」という話を聞いたことがあります。

 ただ、クルマのカタチが変わらないことこそが、GT-Rファンにとって不安なんでしょうね。だけど過去を振り返ると、前身となるスカイラインGT-Rも「R32」「R33」「R34」(1989~2002年)とフルモデルチェンジしてカタチこそ変わったものの、エンジンパフォーマンスはほとんど変わらなかった。RB26DETTと呼ばれる型式のエンジンが積まれていましたが、3世代とも最高出力は280馬力でした。

 五味 康隆(以下、五味):当時、日本の自動車メーカーにはエンジンのパワーを上限280馬力に抑えるという自主規制もありましたからね。

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