漫画!引退ロマンスカーLSEがビール列車に(東洋経済オンライン)



 小田急の7000形ロマンスカー「LSE」がついに引退する日が来てしまった。

■LSEで行く「生ビール列車」ツアー

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 7月10日の定期運行終了後にイベントツアーがいくつか行われたが、引退記念ツアーの1つ、9月15日に催行された「特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行く ヱビス生ビール列車の旅」は私にとっていちばん魅力的だった。頑張ってみたところ、運よく2人分の予約が取れた。

 とはいえ、この段階では一緒に行く人を決めておらず、直前になってふと、今回のツアーの終着駅が小田原、ということで知り合いの漫画家の小田原ドラゴンさん(代表作:『おやすみなさい。』『チェリーナイツ』)を思い出した。

 「いいよ」と二つ返事で参加することになったドラゴンさん(以下、敬称略)だったが、彼は小田急沿線に住みながらも、一度もロマンスカーに乗ったことがない。というより、鉄道そのものに興味がない。

 はたしてどこまで鉄道の楽しさを理解してもらえるのか?  ロマンスカーという特別な列車なら、興味が湧くのではないか? ――不安と期待が交じりつつ、当日新宿駅で待ち合わせた。

■展望席が当たった! 

■不便な設備もいとおしい

■下車後の感想は? 

 下車後にドラゴンに「特急って初めて乗った」と言われて驚いた。聞くと普段はほとんど車で移動、関西の実家に帰るときも車か新幹線、それ以外で列車自体に乗ったことがほとんどないそう。

 「電車は速いのがいちばんえらい。だから新幹線は好き」というのが彼の持論だ。ある意味、鉄道に対しての考えがはっきりしていると言える。

 それはさておき、特急列車に乗車するのが初めてならば、特急列車内で駅弁を食べたのも初めてということ。ロマンスカー・LSEで駅弁を食べたという今日の出来事は、一生忘れないに違いない。

 日常とは違う体験に、多少は何か感じたのではないか? と思い、最後に聞いてみた。

 「短い旅だったけど、どうだった?」

 「えっ?  列車乗っただけじゃ、旅じゃないよね?」

 旅の定義は人それぞれ。鉄道が手段であるうちは、そこを楽しむことはなかなか難しい。私だけは今日のLSEラストツアーの旅を、一生忘れないでおこう……そう決心した。

YASCORN(やすこーん) :漫画家



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