韓国化粧品メーカー「SKINFOOD」が回生手続、日本での影響は(東京商工リサーチ)



 黒糖で作った化粧品「ブラックシュガー」シリーズ等で知られる韓国の人気化粧品メーカーSKINFOOD(DUNS:69-032-4173、以下スキンフード)が8日、韓国・ソウルで回生手続(日本の民事再生に相当)を申請した。スキンフードは、日本国内で20店以上が展開されており、国内の取引業者からは商品調達をめぐる不安の声が広がっている。
 現地報道によると、韓国の生産拠点が一部稼働停止に追い込まれるなど、生産に影響が生じているもよう。これを受け、日本国内での流通も商品到着の遅延が発生している。
 日本国内でスキンフード製品は、(株)アイケイ(TSR企業コード:400747812、名古屋市中村区、東証2部)の連結子会社である(株)フードコスメ(TSR企業コード:297979370、東京都中央区)が輸入、販売している。
 アイケイのスキンフード担当者は11日、東京商工リサーチの取材に応じ、「(回生手続開始後の商品調達について)日本への入荷は遅れている状況。だが、喫緊で日本国内の店舗網の縮小に影響する規模ではない」と説明する。アイケイは、現地に社員を派遣し状況把握に努めている。今回の回生手続については、「一部把握はしていたものの、突然の回生手続の通知だったため急きょ対応に追われている状況」(アイケイの担当者)という。
 フードコスメは2009年設立。同年に東京・原宿で日本第一号店をオープンし、以降は商品価格の手頃さなどから若い世代を中心に支持を広げ、店舗網を拡大した。2018年10月現在で首都圏を中心に直営21店、フランチャイズ2店の計23店舗を展開している。一方、韓国でのスキンフードは他ブランドの台頭等を背景に、近年は販売が低調に推移し、過剰な債務が経営の重しとなっていた。
 日本国内で流通するスキンフード製品は、韓国工場で生産された輸入品でまかなっている。フードコスメの取引先は、国内での流通状況について「(11日現在)明確な説明をまだ何も受けていない」とした上で、「不安は拭えない。今後の契約にも関係するので一刻も早い状況把握と説明に努めてほしい」と話している。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年10月15日号に掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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