マレーシア、仕事目的の外国人誘致加速 国内最大級MICE施設着工(SankeiBiz)



 マレーシアは、会議や研修旅行、イベント、見本市といったビジネス目的の外国人旅行者などを誘致するMICE産業の振興に注力する。同国は、新行政都市のプトラジャヤで国内最大級となるMICE施設「MyExpo」の建設を9月に開始した。2020年の完成に伴い、既存の施設と合わせて、東南アジアで最大規模のMICE施設の所有国になる見通しだ。現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

 MyExpoは、総床面積が14万平方メートルで、高級ホテルなどの開発が進むMyExpo Cityの一画に建設される。既存のMICE施設のプトラジャヤ国際コンベンションセンターに隣接する。6万人の収容が可能で、年間売上高は5億リンギット(約135億円)が見込まれる。

 着工式に出席した同国のナジブ首相は、MyExpoが同国を訪れる旅行者数の増加に寄与するだけでなく、MICE産業の拡大で雇用創出や経済成長の底上げを図ることができるとの見方を示した。

 同国は観光政策の一環としてMICE産業の振興を重要視する。観光・文化省にMICE産業推進機関のマレーシア・コンベンション・アンド・エキシビション・ビューローを設立するなど、ビジネス目的の外国人旅行者の誘致を加速させている。

 16年に同国で開催されたMICE関連のイベントは153件、参加者は11万1298人で、売上高は10億3500万リンギットだった。20年には売上高が39億リンギットに達すると予測されるなか、MyExpoの完成に伴い、さらなる売り上げ増が見込まれる。

 MICE産業の世界的な業界団体の国際会議協会によると、マレーシアは16年の国際会議開催件数が115件で、アジア・太平洋と中近東の国・地域別では8位だった。首位は日本と中国がともに410件で並んだ。(シンガポール支局)

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