猛暑に備えを、各社が省エネ商品投入 井戸水やミストで住宅環境に対策(SankeiBiz)



 今夏の記録的な猛暑や北海道地震などの自然災害を踏まえ、住宅会社や住宅設備機器メーカーなどは、省エネ型の暑さ対策機能を備えた商品を相次いで投入している。

 木造注文住宅を手掛けるアキュラホーム(東京都新宿区)は今月30日までの期間限定で、井戸掘り付き住宅「井戸のある家」を販売している。

 井戸水は外気の影響を受けにくいことから年間を通して15度程度を維持しており、夏は水道水に比べて冷たく感じ、冬は凍結することなく温かい水として使用できる点が売り物だ。

 とくに夏の暑い日は有効。打ち水でまかれた水は蒸発する際に地面の熱が奪われるため、周辺が約2度下がるといわれ、水道水の節約にもつながるからだ。

 アキュラは猛暑や大規模な自然災害が発生した年に「井戸のある家」を限定で販売しており、今回が3回目となる。今年は7月に発生した西日本豪雨と9月の北海道胆振東部地震で、断水の問題が深刻化した。災害時の避難生活で最もストレスを感じるのはトイレの断水といわれ、井戸水は災害時の非常用水としても活用できることから、こうした観点からの導入の提唱に力を入れている。

 井戸のある家は、同社のベース商品である「住みごこちのいい家」に井戸をセットにして販売。施工・設置までを組み入れたプランのほかに、顧客が自ら手掘りで施工できる2プランを用意している。延べ床面積が97.7平方メートルの場合、本体価格は1610万円から。

 一方、大和ハウス工業グループの大和リース(大阪市中央区)とLIXILは、暑さ対策の一環として真夏の野外イベントに適したミストシステム搭載型のトイレ「(仮称)新型ユニットWC」を共同で開発した。2019年4月から大和リースを通じて販売・リースを行う。

 システムではパナソニックの「シルキーファインミスト」技術を採用。圧縮空気と水を混合し噴出する2流体ノズル方式で平均粒径が10マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)という極微細ミストを生成する。発汗と同じ原理で速やかに身体を冷やし蒸発性も高く、少量の水で熱中症の予防効果を発揮するという。

 また、建設リースの大手である大和リースのノウハウと、LIXILのトイレに関する技術や知見などを融合。温水洗浄便座を標準装備したり、LED(発光ダイオード)ダウンライト照明を配置したユニット型としたり、「汚い、暗い、臭い」といった諸問題を抱えている野外短期イベント用仮設トイレの改善につなげていく。



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