雑談のヘタな人が誤解している質問の超基本(東洋経済オンライン)



9/15(土) 8:00配信

東洋経済オンライン

 ビジネスでもプライベートでも避けられない雑談。「話題が尽きてしまった」と焦る場面も少なくはないはずです。

 そのまま沈黙し続けては居心地が悪くなる一方。話題がないときはいったいどうやって乗り切ればいいのでしょうか。

■雑談下手な人はみな「情報」しか質問しない

 話題が尽きたら質問をしておけば大丈夫だろう、と考える人は多いと思います。この方法自体は間違ってはいません。

しかし「何を聞くべきか」を盛大に誤解している人が非常に多いのです。拙著『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか?  』でも述べていますが、雑談が苦手な人には、「情報」のことしか質問しない、という残念な共通点があります。

 ここで言う情報とは、5W1H(なぜやるのか、誰がやるのか、何をするのか、いつやるのか、どこでやるのか、どうやってやるのか)のこと。5W1Hを聞く質問は「情報質問」といい、会話序盤の糸口探しをはじめビジネスの問題解決に有効な手段です。

 しかし雑談はビジネスとはまったくの別物。雑談で価値を持つのは、両者が楽しいと思えたかどうか、に尽きます。そして楽しく雑談するには「感情」を話してもらうことが欠かせません。実は「感情」を話しているときこそ、人は楽しいと感じることができるのです。

 つまり、雑談で重視すべきなのは情報質問よりも、感情を聞く「感情質問」。「どこで買ったんですか?」「いくらしたのですか?」ではなく「どの辺が気に入っているんですか?」と聞いたほうが断然雑談が盛り上がります。

 話題が尽きるとは、ある程度情報交換が済んだということ。ひととおり情報のことを話したのにまた新たに情報の話題を探そうとするから、ネタがなくなって苦戦するのです。会話の中盤からは「感情質問」を使うほうがリターンも大きいので賢明と言えるでしょう。

 これまで3000人に雑談を指導し、街中で聞こえる談笑にも密かに耳を傾けてきました。話が途切れたときに情報質問を使う人は大勢目にしてきたけれど、3分も経てば必ずと言っていいほど、また沈黙に苦しめられています。

 「感情質問」といっても、何を聞けばいいのかわからないという人もいるでしょう。こんなときに効果を発揮するのが「ウィキペディア質問法」です。

 キーワードをクリックするとそのワードのページに飛ぶウィキペディアのように、相手の発言にどんどんリンクを張っていく質問法です。ウィキペディア質問法も、会話序盤では情報にリンクを張り、中盤からは感情にリンクを張っていくとスムーズに話を広げることができます。

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