雪のような白さ特徴 エノキタケ新品種 JA福岡大城(日本農業新聞)



 福岡県のJA福岡大城は4日、管内の主力農産物であるエノキタケの新品種を発表した。品種名は「大木白雪919」。黄色みがかかった従来品種と違い、雪のような白さを持つのが特徴だ。昨年から栽培を始め、現在は全生産者が新品種に転換。今月から黒い商品パッケージに切り替え、品種名も打ち出して販売する。JAは特徴の白さを武器に販促を進め、ブランド力を強化していく。

 エノキタケはここ数年、全国的な生産過剰で価格が低迷している。西日本有数のエノキタケ産地であるJA管内でも、経営難から生産を中止する農家が出てきていた。

 価格回復のためにJAが打ち出したのが、育成に携わった新品種の利用だ。収量や作りやすさよりも、他産地との違いを出しやすい外観の個性にこだわった。商品パッケージでも特徴を押し出す。食品では基本的に採用しない黒をあえて中心に使い、エノキタケの白さを際立たせた。

 青果物の中でも、エノキタケは産地ごとの違いを押し出しにくい品目。JAのエノキタケを取り扱う青果卸の熊本大同青果は、「特徴が前面に出ており、スーパーの売り場でも目立つため、バイヤーから好評だ」と手応えをつかむ。

 JAの添島喜久組合長は「エノキタケは価格が低迷して厳しい状況。新品種で産地に活力を与えたい」と力を込める。

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