若い女の子がチヤホヤされる「日本的な事情」(東洋経済オンライン)



8/20(月) 6:00配信

東洋経済オンライン

ベストセラー『女性の品格』から12年。坂東眞理子・昭和女子大学理事長がいま考える、人生100年時代を納得して生きるために必要な「女性の美学」とは? 大人の女性の3大場面、「職場」「家庭」「社会」それぞれの場で女性の直面する問題にどう対応するか、この連載では綴っていただきます。

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■大人の女性の3大場面「職場・家庭・社会」をどうするか

 日本人の平均寿命が過去最高を更新しました。男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.26歳。人生100年時代が現実のものとなり始めているのです。しかし私たちの人生観、人生設計は人生70年時代のまま。

 このところ「ライフシフト」がブームですが、より大きなショックを受けているのは男性かもしれません。長くなった人生に戸惑い、学校を卒業したら就職し、定年まで働き続け、あとは悠々自適の引退生活という人生設計が通用しなくなってきたからです。ところが女性は、初めからそうした男性型の人生設計が通用しない「マルチステージの人生」を先取りして生きています。

 一方で女性活躍が声高に叫ばれ、「働き方改革」「ワークライフバランス」などの職場改革が行われています。育児・介護休業法の強化もあって、女性も男性並みに定年まで働くことが可能になり始めています。

 さあ、そこでどうしましょう。

・女性も男性と肩を並べて「仕事いのち」と頑張って役員、いやトップを目指すか
・ワークライフバランスにこだわって仕事と家庭の両立を目指すのが一番幸せなのか
・いつ、どんな相手と結婚すればよいのか、いつ子どもを何人持つか
・転職はしてもいいのか、やっぱり不利なのか
・もっと勉強しなければならないのはわかっているがどんな勉強が必要なのか

 選択肢が拡大し、一世代前のように「女性だから仕方がないか」「どうせ努力しても先が見えているから」という言い訳は通用しなくなりつつあります。しかしまだ心の奥には昭和の女性の暮らしや生き方にもあこがれがあったりして、迷いは深くなるばかりです。

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