狙え“フラリーマンの胃袋” バーガー店が夜に傾注(産経新聞)



 昼のランチ利用が多いハンバーガーなどファストフード店で、夜の需要を取り込む動きが加速してきた。ボリューム感あるメニューで「夕食代わり」や、ビールとおつまみのセット販売で「ちょい飲み」をアピール。節約志向にマッチする価格帯を武器に、働き方改革で勤務が早めに終わった後もまっすぐ帰宅しない「フラリーマン」の集客を強める。

 日本マクドナルドは3月、午後5時以降に100円の追加料金でハンバーガーに挟むパティの量が2倍になる「夜マック」を始めた。晩ご飯として食べ応えのある増量感が好評で8月に第2弾を実施。Lサイズのポテトとチキンマックナゲット10ピースのセット「ポテナゲ大」を500円で提供し、通常価格から30%値引きする。

 狙いは夜の集客と客単価のアップだ。主力のランチ需要に依存するだけでは成長は見込めず、「朝、昼、夕の全方位で需要を獲得しにいく」(同社)という。

 同社は平成26年に発覚した期限切れ鶏肉の使用問題で客足が遠のいたが、信頼回復を成し遂げ、29年12月期連結決算は最終利益が前期の約4・5倍の240億円と過去最高を更新。30~32年に本業のもうけを示す営業利益を年平均10%以上成長させる目標を掲げ、夜マックを目標達成に向けた施策の一つに位置づけた。

 他のハンバーガーチェーン店でもビールなどの酒類の提供を進めて夜の需要取り込みに動く。

 「フレッシュネスバーガー」は昨年末、ハッピーアワー(午後4時から)を全国49店に導入し、ビールやハイボールなどを190円(税別)で提供している。

 「モスバーガー」も全店の13%に当たる約170店で「モスバル」を提供。午後3時以降、ハンバーガーにビールやサイドメニューを自由に組み合わせられるお得セットだ。

 価格はいずれも1千~2千円で済む。働き方改革による残業減で会社員の残業代が目減りする中、数千円かかる居酒屋などよりも節約できる利点をアピールしている。(柳原一哉)

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