車から道具まで…レンタルで手軽に! これからのキャンプスタイル(SankeiBiz)



 夏から秋にかけては、絶好のキャンプシーズン。大自然を満喫する真夏のキャンプもいいけど、風情ある日本をめぐる秋のキャンプも、また格別なものだ。

 キャンプは、テントや寝袋、調理道具などの準備が大変というイメージを持つ方もいるだろう。そういった面倒をお任せできるのが、キャンピングカーである。ここ数年のキャンプブームも手伝って、キャンピングカーの売れ行きは好調である。キャンプ好きなら一度は乗ってみたい。そう思っている方も多いのではないだろうか。

 しかし購入するとなると、新車の場合、安いもので450万円、平均700万円が相場。中古車もあるが、キャンピングカーは輸入物が大半なので、不具合が出ると整備費用が、かなり高額になってしまう。

 そこでいま、キャンパーが注目しているのが、レンタルという方法。レンタルサービスのひとつ「CAMP IN CAR(キャンプ・イン・カー)」に取材をしてみた。同社は、北海道から九州まで、全国に18拠点を置く大手サービス会社である。

 ■「成田で借りて京都で返却」も可能

 「キャンピングカーの利点は、まず、テントを立てる必要がない点です。ベッドですぐに寝られますし、電気も使えます。ちなみにキャンピングカーという名前は海外では使いません。海外ではモーターホームともよばれており、“走る家”ですから便利なのです」(CAMP IN CARを運営する株式会社レヴォレーターの、堀田広CCO、以下同)

 レンタルするメリットはどこにあるのだろうか?

 「まずは維持費がかかりません。一般の家庭ですとキャンピングカーに乗るのは、多くて年に数回でしょう。そのために駐車場代や税金、保険代を支払うのはもったいない。レンタルなら、この費用を気にしなくても良いのが最大のメリットです。また、清掃や維持管理も大変です。久しぶりに乗ろうとすると電気が使えない、室内が劣化しているといったケースもあります」

 どんなキャンピングカーを借りることができるのか、目的別におすすめの車種を聞いてみた。

 「家族4人でキャンプに行く場合ですと、人気車の『アミティ』が最適です。定員は6名で、全員の就寝が可能。費用は、1日あたり2万7500円(ハイシーズン、税抜き)ですので、ロッジやホテルに宿泊するよりお得です」

 人数が多く、搭載する道具が多い場合は、10人乗りの大型車もある。3世代の家族や友人同士のグループに適している、ご夫婦2人でゆったり旅をする場合は、ちょっと贅沢な内装を施した小型車も揃っている。また軽車両を使った小型のキャンピングカー(定員2~4名)になると、1日7500円から借りることもできる。

 CAMP IN CARは、全国に18カ所に貸出し拠点があるため、現地で借りて、最終地で乗り捨てができるのも便利な特徴だ。例えば、北海道の場合、新千歳空港で借りて、道内でキャンプを楽しみながら移動。函館で返却して、そのまま飛行機で帰るという方法もある。また、成田空港で借りて道中観光名所をまわり、京都の旅館で返却する。こんなルートも可能だ。

 「東京から北海道までカーフェリーを使うと、20時間はかかります。でも飛行機ならば2時間前後。着いたらすぐにキャンピングカーで目的地に行けるので、時間もコストも大幅に削減できます。乗り捨ても可能なので、返却のために時間を割かずに済む。その分、のんびりと旅を楽しんでいただけると思います」

 ■関連分野のサービスも充実

 キャンプに関する便利なサービスも増えている。キャンプ道具をまとめて保管してくれるのが「hinata trunk(ヒナタトランク)」だ。専用ボックスを購入し、そこへキャンプ道具を梱包して、トランクルームで保管してもらう。必要になれば、アイテムごとに、キャンプ嬢などの指定場所へ配送してもらうことができる。また、保管だけでなく、クリーニングや乾燥サービスも行っているので、キャンプ後のメンテナンスも任せることができる。

 自然観察に欠かせない双眼鏡や天体望遠鏡をレンタルするサービスも登場している。大手光学機器メーカーの「Vixen(ビクセン)」では、お試しとして貸し出している。利用は1回のみに限定されているが、キャンプ場で星空や自然を観察したい方は、賢く使ってみてはどうだろうか。

 さらに、キャンプ道具をシェアするサービスも登場している。アウトドア用品のシェアリングサイト「TABISTORAGE(タビストレージ)」がそれだ。旅先で道具を持っている人に借りるサービスである。キャンプ用品を始め、マリンスポーツ、スキーやスノーボード、サイクリング、釣りなど、多彩なレジャー用品を現地で借りることができる。旅行の荷物をグッと減らすことができるので、快適に往復できる。逆に自分が所有するアウトドア用品を貸し出すことも可能だ。

 所有からシェア、レンタルの時代に変わりつつある時代。こういったサービスを上手に使って、快適なキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか。(吉田由紀子/5時から作家塾(R))

 《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。



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