石破茂氏、「ひょっとして」大旋風はあるのか(東洋経済オンライン)



8/11(土) 16:00配信

東洋経済オンライン

 石破茂元自民党幹事長は8月10日に国会内で記者会見し、9月20日に行われる自民党総裁選に立候補する意向を表明した。この日が出馬会見の日として選ばれたのは、同日発売の『文藝春秋』9月号に石破氏が寄稿した「安倍総理よ、命を懸けて私は闘う」が掲載されているからだろう。

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 もっとも当初予定された会見場は、想定以上に多数の取材陣が押し掛けたために、急いでより広いホールに変更されている。しかしこれは嬉しい誤算といえる。そのせいだろうか。開始予定10分前に会場に到着した石破氏は、いつもよりやや緊張して見えた。

■「正直、公正、石破茂」

 「正直で公正、謙虚で丁寧な政治を作りたい」。石破氏が発したこの第一声は、総裁選のキャッチコピーである「正直、公正、石破茂」そのものだった。配布されたビラにも会見のひな壇の背景にも、これらの文字が躍っていた。

 記者の間から「あの背景看板、野党に似てないか」との感想が漏れ聞こえた。確かに白と青の市松模様の中に文字が組み込まれており、立憲民主党の枝野幸男代表の会見の背景看板にそっくりだ。

 そればかりではない。会見で配布されたのは政策集ではなくビラ1枚だったが、それに書かれた文言も野党の主張に酷似していた。

 「国民本位の政治・行政改革で国民の信頼を回復します!」

 「対立よりも対話を! 政局よりも政策を!」

 あたかも政権選択の選挙公約のようなフレーズが並ぶ。もちろん石破氏にとって、これは政権を獲る選挙に他ならない。何よりも「設計図を書き換える」という石破氏の言葉に、その意欲は見てとれる。

 その念頭にはもちろん森友学園・加計学園問題があるに違いない。石破氏が会見で最も力を込めて話したのは、政治不信の問題だった。

■官僚が奉仕するのは政権ではなく国民

 「内閣人事局のあり方を見直していかなればならない。官僚が奉仕するのは政権ではなく国民だという観点から人事は評価されなければならない。そして政権に対して、きちんとした意見を言える人こそ、大事にしなければならない。私が大臣だった時はそのように心掛けた」

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