道の駅「のと千里浜」 「自然栽培」農産物目玉に来店者数増 石川県羽咋市(日本農業新聞)



 農薬や肥料を使わない「自然栽培」の米や野菜、能登産イノシシ肉「のとしし」の販売・発信拠点として昨年オープンした石川県羽咋市の道の駅「のと千里浜」が人気を集めている。7月に1周年を迎え、来店者数は予想の倍近い約30万人を達成。地元のJAはくいと市が推進する自然栽培の米を使った6次産業化商品の開発が加速するなど、新たな展開も生まれている。

 施設内には、直売所やレストラン、JAはくいが運営する玄米粉パンの専門店などがそろう。国内で唯一、砂浜を車で走行できる「千里浜なぎさドライブウェイ」からすぐという好立地もあり、県内外からの客でにぎわう。

 JAはくいと市は2015年から、自然栽培を地方創生の柱に据え、新規就農者の確保や栽培面積拡大を進めている。道の駅は、自然栽培の農産物の販売と世界農業遺産に登録された能登半島の食の魅力などを発信する役割を担う。

 販売拠点ができたことで、自然栽培米を使った純米酒「唐戸山」や、せんべい、「のとししカレーパン」といった商品が生まれ、6次産業化商品を開発する機運も高まっている。自然栽培米を使った商品は現在20種類ほどに増えた。

 市6次産業創生室の崎田智之地域商社支援担当主幹は「道の駅で発信することで、市内の既存店への誘客につながるなどの成果も出ている。マーケティングの場としても活用したい」と展望する。

<ことば> 自然栽培

 農薬や肥料を使わずに作物を育てる農法。JAはくいと羽咋市は「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんが提唱する農法を実践する。

日本農業新聞



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