ジビエ認証 運用始まる 品質“お墨付き” ロゴマーク品も(日本農業新聞)



 鹿やイノシシなど野生鳥獣の肉(ジビエ)の品質に国がお墨付きを与える「国産ジビエ認証」制度の運用が31日、始まった。日本ジビエ振興協会が「認証機関」となり、認証取得を目指す処理施設を公募した上で、衛生管理や流通規格を審査する。一定の基準を満たした認証事業者は、ロゴマークをジビエ商品に貼り付けての販売ができ、9月にも第1弾商品の出荷が始まる見通しだ。

 認証制度は、ジビエの安全性を国が保証することで、販路拡大や消費拡大を後押しする。衛生管理や流通規格で一定の基準を満たした食肉処理施設を、国が選んだ認証機関が認定する仕組み。7月に認証機関に選ばれた日本ジビエ振興協会が31日から食肉処理施設の募集を始めた。

 国産ジビエ認証は、(1)厚生労働省が定めるガイドラインに基づく衛生管理(2)カットチャートを基にした各部位の切り分け方(3)捕獲から販売までを追跡できるデータ管理やラベル表示──の三つの基準を満たすことが主な条件。手続きの詳細はホームページに掲載している。

 認証機関となった同協会が現地審査などを行って処理施設を認証する。同協会によると、農水省の「ジビエ倍増モデル整備事業」のモデル地区などから既に認証取得に向けた問い合わせがあるという。

 農水省は「処理施設は売り先の確保が大きな課題。認証マークの認知度を高め、販路拡大につなげる新たな仕組みを目指す」とする。同協会の鮎澤廉事務局長は「安全でおいしいジビエが出回ることで、消費拡大と処理施設の採算向上など、好循環につながってほしい」と期待する。

日本農業新聞



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