米 小袋販売が増加 少人数世帯、お試し購入も 2キロが9%に 米穀機構調べ(日本農業新聞)



 米販売で2キロ袋の少量商品の販売が伸びていることが、米穀機構の調査で分かった。調査では、2キロ袋の販売割合(数量ベース)が9%に達し、過去5年で最も高くなった。持ち運びやすさや鮮度を維持する工夫で、都市部の少人数世帯に支持される。買いやすい価格帯で良食味ブランド米のお試し需要にも応える。(玉井理美)

 販売数量に占める2キロ袋の割合は年々拡大している。5年前は6、7%だったが、直近の12カ月では8、9%で推移している。

 米卸のむらせ(神奈川県横須賀市)は、2キロのジッパー付きスタンドパック商品の販売に力を入れる。販売は好調で、福島・会津「コシヒカリ」の6月の販売量は2キロが2000袋(4トン)と前年同月に比べ25%増えた。5キロ袋の伸び率(18%)よりも大きい。青森「青天の霹靂(へきれき)」も2キロが同1・5倍に拡大。同社はさらに小さい2合パック(1合150グラム)も販売しており、「ブランド米が相次いで登場する中、2合で試して2キロ、5キロに移る消費の流れができている」と言う。

 食品メーカーのはくばく(山梨県中央市)は、2合サイズの「cocome(ココメ)」の販売額が2017年度、前年度比で6%伸びた。都市部の単身や少人数世帯が日常遣いとして購入しているという。北海道「ゆめぴりか」、新潟・魚沼「コシヒカリ」など銘柄米を「いきなり5キロ袋ではなく、試験的に購入するニーズがある」と指摘する。1商品200~300円台。大袋に比べて割高になるものの、気軽に購入しやすい価格帯とあって販売が伸びている。

 アイリスオーヤマ(仙台市)も小袋販売に力を入れる。北海道「ゆめぴりか」、山形「つや姫」、新潟「コシヒカリ」などが2合(または3合)ずつ入った銘柄食べ比べセットを販売。小袋サイズの今年上半期の販売額は、前年同期に比べ2倍に伸びており、特にコンビニエンスストア向けの販売が好調だという。

 調査結果では2キロ袋の購入割合が高い地域は関東、京浜、近畿地区といった都市部に集中していた。都市部では単身世帯が増えているため、少量を買い求めるニーズが高まっているとみられる。

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