麺類の輸出好調 うどん、そうめん、そば 日本食ブーム5年で1.5倍(日本農業新聞)



 うどんやそうめん、そばといった麺類の輸出が好調だ。財務省の貿易統計によると、これら麺類3種の2017年の輸出額は、前年比3%増の42億円となった。この5年間で1・5倍に伸び、3年連続で過去最高を更新し、18年もその勢いを維持している。世界的な日本食ブームを追い風に輸出が拡大している。

 これらの麺類の輸出額は、データがある1988年以降、長らく十数億円台で推移。だが、少子高齢化による国内市場の伸び悩みを受け、業界を挙げて海外市場の開拓に取り組んだことで、2007年頃に30億円台に伸びた。一時期、減少に転じたものの、和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された13年以降、輸出額は右肩上がりで伸びている。

 17年で国別の輸出額が最大だったのは米国で11億円。1988年以降、輸出額は30年連続で首位となっている。現地在住の日本人向けの底堅い需要に加え、米国での日本食ブームが後押ししている。

 次いで、香港(8億円)、中国(6億円)が続いた。特に中国の伸びは著しく、ここ5年で15倍に増加。富裕層を中心に、そうめんなどが高級贈答品として人気を集めている。東南アジア諸国連合(ASEAN)は5億円で、安定して増加傾向にある。

 麺類は主に、日持ち性がある乾麺として輸出される。乾麺メーカーでつくる全国乾麺協同組合連合会は「特にうどんやそうめんは小麦の麺という点で、世界中でなじみがある。スパゲティのように、各国の調理法に染まりながら、世界の食文化に浸透していってほしい」と期待を寄せる。

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